ポンピドゥー・センター
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この項目では、総合文化施設について説明しています。ポンピドゥー・センター内「国立近代美術館」(ポンピドゥー・コレクション)については「国立近代美術館 (フランス)」をご覧ください。

ポンピドゥー・センター
Centre Pompidou
ポンピドゥー・センターポンピドゥー・センターの位置
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施設情報
正式名称ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター
来館者数約3,300,000人 (美術館・図書館のみ; 2016年)
館長セルジュ・ラヴィーニュ
建物設計レンゾ・ピアノ
リチャード・ロジャース
ジャンフランコ・フランキーニ
延床面積103,305 m2
開館1977年
所在地Place Georges Pompidou, 75004 Paris
パリ4区, イル=ド=フランス地域圏
フランス
アクセスパリメトロ11号線 ランビュトー駅
外部リンクwww.centrepompidou.fr
プロジェクト:GLAM
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ジョルジュ・ポンピドゥー国立芸術文化センター (ジョルジュ・ポンピドゥーこくりつげいじゅつぶんかセンター、Centre national d’art et de culture Georges Pompidou (CNAC-GP); 通称「ポンピドゥー・センター (Centre Pompidou)」) は、パリ4区のサン=メリ地区にある総合文化施設である。1969年に、近代芸術の愛好家でもあったジョルジュ・ポンピドゥー大統領 (1969-1974) が、首都パリの中心部に造形芸術のほか、デザイン音楽映画関連の施設および図書館を含む近現代芸術拠点を設ける構想を発表。1977年ヴァレリー・ジスカール・デスタン大統領により落成式が行われた。設計を手がけたのは建築家レンゾ・ピアノリチャード・ロジャースおよびチャンフランコ・フランキーニ(フランス語版)である[1]。当初は、デザインが斬新すぎて歴史ある建物が立ち並ぶパリの美観を損ねるなどの批判があったが、レンゾ・ピアノは「いかめしい文化施設のイメージを破壊したかった。これは芸術と人間のこの上なく自由な関係の夢であり、同時にまた、街の息吹が感じられる場である」と語った[2]

ポンピドゥー・センターは、主に公共情報図書館(仏式1階から3階)、国立近代美術館・産業創造センター(フランス語版)(4階から6階)、映画館多目的ホール会議室、アトリエ・ブランクーシ、カンディンスキー図書館および国立音響音楽研究所 (IRCAM) により構成される[3]

国立近代美術館は、ピカソカンディンスキーマティスシャガールレジェミロダリデュビュッフェウォーホルモンドリアンニキ・ド・サンファルなどの作品をはじめとする100,000点以上の作品を所蔵し[4]、近現代美術のコレクションとしては欧州最大、世界的にもニューヨーク近代美術館 (MoMA) に次いで第二の規模である[5]

2016年のポンピドゥー・センターの来館者数は、美術館と図書館だけでも330万人以上に達した。

2010年、ポンピドゥー・センターの分館としてポンピドゥー・センター・メス(フランス語版)が開館した。設計は、日本人建築家坂茂、フランス人建築家ジャン・ド・ガスティーヌ(フランス語版)、英国人建築家フィリップ・グムチジャン(フランス語版)が共同で手がけた。
概要(構造・組織)[ソースを編集]ポンピドゥー・センターの外観
構造[ソースを編集]

7階建て(+地下3階)のポンピドゥー・センター(延床面積103,305 m2)は、公共情報図書館(BPI; 10,400 m2; 1階から3階まで)、国立近代美術館(MNAM; 常設展12,210 m2, 企画展5,900 m2; 4階から6階まで)、レストラン、カフェを含む屋上、2つの映画館(それぞれ315席、144席)、多目的ホール(384席)、会議室(158席)により構成され、さらに附属施設として敷地内に国立音響音楽研究所 (IRCAM) がある。

階段・エスカレーターの踊り場は展望スペース「パリの眺め (VUE DE PARIS)」[6]に通じ、「子供のアトリエ」[7]などもある。

1992年に、インダストリアル・デザインに関するフランス文化機関「産業創造センター(フランス語版)(CCI)」が国立近代美術館に統合され、1997年には、彫刻家コンスタンティン・ブランクーシにより寄贈されたアトリエ (600 m2) がレンゾ・ピアノによりポンピドゥー・センター広場内に再建された(アトリエ・ブランクーシ)[8]

また、2002年には視覚芸術を中心とする20?21世紀の芸術専門の「カンディンスキー図書館 (2,600 m2)」が完成した[9]

なお、ポンピドゥー・センターとサン=メリ教会(フランス語版)に挟まれ、国立音響音楽研究所の入口があるストラヴィンスキー広場(フランス語版)の池には、「ストラヴィンスキーの噴水(フランス語版)」または「自動人形の噴水」と題するジャン・ティンゲリーニキ・ド・サンファルの作品がある[10]

0階には、チケット売り場、クロークのほか、フォーラム、書店「フラマリオン」、子供のアトリエなどがある。

公共情報図書館

建物1階の3分の1、中二階、2階、3階を占める。入口はセンター背面のボーブール通りにある。閲覧室、自習室、視聴覚室を備え、蔵書は36万冊。視聴覚材[11]も充実している[12][13]。現代美術研究者のためのカンディンスキー図書館を含む。

国立近代美術館・産業創造センター

1750年に設立されたリュクサンブール美術館の所蔵品の一部を受け継ぎ、1937年のパリ万国博覧会の際にパレ・ド・トーキョーパリ市立近代美術館と併設。1947年、正式に開館。1977年にポンピドゥー・センターに移動。所蔵作品10万点以上[14]。通常、常設展は4階および5階だが、企画展の規模・内容により変更される場合がある。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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