ポンテフラクト
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この項目では、ヨークシャーの街について説明しています。潜水艦については「ポンフレット (潜水艦)」をご覧ください。

ポンテフラクト

英語: Pontefract


旧役場庁舎(1745年築)
ポンテフラクト
ウェスト・ヨークシャーにおけるポンテフラクトの位置
人口30,881人 (North+South Wards 2011)
英式座標SE455215
都市バラ

シティ・オブ・ウェイクフィールド

都市カウンティ

ウェスト・ヨークシャー

リージョン

ヨークシャー・アンド・ザ・ハンバー

構成国 イングランド
イギリス
郵便地域PONTEFRACT
郵便番号WF8
市外局番01977

警察ウェスト・ヨークシャー
消防ウェスト・ヨークシャー
救急医療ヨークシャー
欧州議会ヨークシャー・アンド・ザ・ハンバー
英国議会

Normanton, Pontefract and Castleford


場所一覧
イギリスイングランドヨークシャー北緯53度41分28秒 西経1度18分43秒? / ?北緯53.691度 西経1.312度? / 53.691; -1.312座標: 北緯53度41分28秒 西経1度18分43秒? / ?北緯53.691度 西経1.312度? / 53.691; -1.312

ポンテフラクト(Pontefract)はイギリスヨーク地方南西部にある古い町である。

古典的な行政区分(カウンティ)ではウェスト・ライディングに属していて、いまはシティ・オブ・ウェイクフィールドという「大都市バラ(en:metropolitan borough)」を構成する5つの「タウン」の1つである。2011年の人口は30,881人[1][2]


概要ああパンフリット、パンフリット!ああ血に染まった牢獄よ、王侯貴族の忌まわしき破滅の場!お前の罪深い城壁に囲まれて、リチャード二世は無残に斬り殺された。そしてそのおぞましい悪名をさらに高めるべく、われら、罪なき血を汝に吸わせるのだ[3][4]

??シェイクスピアリチャード三世』第三幕第三場、『リチャード三世』,木下順二訳,岩波文庫,p.105.

1400年に、当時のイングランド王リチャード2世はこの町のポンテフラクト城で暗殺された[3]。これによって薔薇戦争と呼ばれるランカスター家ヨーク家の争いが始まることになる。当時のポンテフラクトは「ポンフレット」と呼ばれており、シェイクスピアの史劇『リチャード二世』や『リチャード三世』にも登場する[3][5]

「ポンフレット」は、ポンテフラクトの名産菓子の名前にもなっている。これは特産品のスペインカンゾウ(甘草)からとった甘味料でつくるグミの一種で、近年はHARIBOなどの製菓会社も進出している[6]

Pontefractというのはラテン語で「pons(bridge/橋)」+「fractus(broken/壊された)」が語源だとされる。この辺りはロンドンとヨークを結ぶ街道が川を渡る場所にあたり、交通上の要地だった。1069年にウィリアム1世ヨーク地方の一揆を征伐中に、地元の反乱勢が王の行く手を阻むために橋を落とした、という故事に由来するとされている。[7][8][9]
地誌

リコリスの根
「ポンフレット」とも呼ばれるリコリス菓子
ハリボーの工場
フェリーブリッジの発電所

地理・小史

ポンテフラクトはウーズ川(River Ouse)の支流、エア川(River Aire)とローマ時代の古道が交わる辺りにできた市場町である。中世に干拓されるまで一帯は沼沢地で、ローマ人の古道がその辺縁を通っていた。
経済

ポンテフラクトは中世から続く市場町で、いまでも市が開かれている。


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