ポンティック語族
(議論中)
話される地域ユーラシア
言語系統提唱中の語族
下位言語
北西コーカサス語族
インド・ヨーロッパ語族
GlottologNone
ポンティック語族(ポンティックごぞく、Pontic)は提唱中の語族または大語族であり、インド・ヨーロッパ語族と北西コーカサス語族(NWC)で構成される。 エミール・バンヴェニストとウィンフレッド・P・レーマン
提唱史
1981年、ジョン・コラルッソは、インド・ヨーロッパ祖語(PIE)のいわゆる喉音に焦点を当てて、子音体系を含む類型的な類似点を調査し、1989年に、北西コーカサス祖語(PNWC)の再構を発表した。 8年後、PNWCとPIEに関する彼の比較研究の最初の結果は、記事Proto-Pontic:Phyletic Links Between Proto-Indo-European and Proto-Northwest Caucasianに掲載された。これが本仮説の実際の始まりとされる。 類似点の例: インド・ヨーロッパ祖語が、北西コーカサス語族を基層とし、ウラル語族のような北ユーラシアの言語が上層言語として覆いかぶさって成立した混合言語であるという説[1]もある。(インド・ウラル語族も参照)
根拠
否定接辞に鼻音を用いる
PIE *n-: ゲルマン語 un-, ロマンス語 in-, ロシア語 ne-.
NWC: ウビフ語 m-, アブハズ語 m-.
鼻音接尾辞でマークされ、対格、斜格または目的格などと名付けられた格を持つ
PIE 対格 *-m: e.g. ラテン語 luna 'moon' (主格) vs lunam (対格)、 あるいは 古代ギリシャ語 ?νθρωπο? (anthropos, 主格) vs. ?νθρωπον (anthropon, 対格).
NWC: ウビフ語 kway 'well (water source)' (絶対格) vs kwayn (斜格).
諸説
文献
Colarusso, John (1997). “Proto-Pontic: Phyletic links between Proto-Indo-European and Proto-Northwest Caucasian”. Journal of Indo-European Studies 25: 119–51.
脚注^ Allan Bomhard (2019) "The Origins of Proto-Indo-European: The Caucasian Substrate Hypothesis
歴
世界の語族
孤立した言語を含む。
※主要分布地域に掲載(他地域にも分布している場合あり)
アフリカ
コイサン諸語
ジュー・ホアン語族
ツウ語族
コエ・クワディ語族
サンダウェ語
ハヅァ語
ナイル・サハラ語族
ニジェール・コンゴ語族
バンギメ語
シャボ語
ジャラー語
ラール語
アフロ・アジア語族
(参考:アフリカの言語)
ユーラシア西部
インド・ヨーロッパ語族
コーカサス諸語
カルトヴェリ語族
北西コーカサス語族
北東コーカサス語族
バスク語
エトルリア語†
エラム語†
シュメール語†
フルリ・ウラルトゥ語族†
ユーラシア北部
ウラル語族
アルタイ諸語
チュルク語族
モンゴル語族
ツングース語族
古アジア諸語
エニセイ語族
ニヴフ語
ユカギール語族
チュクチ・カムチャツカ語族
ユーラシア東部
シナ・チベット語族
ミャオ・ヤオ語族
オーストロアジア語族
タイ・カダイ語族
朝鮮語族
日琉語族
アイヌ語
(参考:東アジアの言語)
ユーラシア南部
ドラヴィダ語族
アンダマン諸語
大アンダマン語族
オンガン語族
ブルシャスキー語
クスンダ語
ニハリ語
オセアニア
オーストロネシア語族
パプア諸語
トランス・ニューギニア語族
セピク語族
トリチェリ語族
アネム語
etc
オーストラリア諸語