ポンジュース
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株式会社えひめ飲料
Ehime beverage Inc.
えひめ飲料本社(松山市安城寺町)
種類株式会社
本社所在地 日本
791-8603
愛媛県松山市安城寺町478番地
設立2003年4月
業種食料品
法人番号2500001005202
事業内容清涼飲料の製造および販売
代表者

代表取締役社長 道上久司代表取締役専務 芝亮介
資本金67億5,000万円
売上高166億1900万円
(2023年3月期)[1]
営業利益▲8400万円
(2023年3月期)[1]
経常利益▲5600万円
(2023年3月期)[1]
純利益▲1億9100万円
(2023年3月期)[1]
総資産240億1200万円
(2023年3月期)[1]
主要株主全国農業協同組合連合会(愛媛県本部)
外部リンクhttps://www.ehime-inryo.co.jp/
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株式会社えひめ飲料(えひめいんりょう)は、愛媛県松山市に本社を置く飲料メーカーである。清涼飲料製造販売を事業とする。

コーポレート・メッセージは「こだわりは、まじめです。」。
概要

ポンジュース」を主力商品とする企業。

もとは農協自体で製造から販売まで手掛けていたが、当該農協が全国組織と統合したのと前後して、組合・公益法人による営利事業に対する規制が強化され、営利事業は一般企業を作ってそこに移管させる必要が生じたことから設立されたものである。したがって、全国組織の全国農業協同組合連合会(JA全農)が株主となっている。

この会社と同じ位置付けにあるのが、“サンレイ”のブランドの「株式会社ジェイエイビバレッジ佐賀」であり、同社は佐賀県農業協同組合(JAさが)の子会社である。
沿革

1948年昭和23年) - 母体である愛媛県青果販売農業協同組合連合会が発足。

1952年(昭和27年) - 三津工場落成。ポンジュース発売開始。

1964年(昭和39年) - 事務所・研究所が愛媛県松山市中須賀町に落成。

1971年(昭和46年) - 松山工場落成。

1974年(昭和49年) - 東京工場落成。

1980年(昭和55年) - 三津工場を松山工場に統合。

1992年平成4年) - 管理センタービル(現:本社屋)落成。茨城工場落成。

1994年(平成6年) - 三津工場跡地にポンジュース発祥の地 記念碑建立。

1998年(平成10年) - 愛媛県農業協同組合連合会が発足。

2003年(平成15年) - ジュース事業を農協組織から分離し、「株式会社えひめ飲料」設立。

2007年(平成19年) - ポンジュースの出る蛇口デビュー。

2008年(平成20年) - 創立60周年。旧ポンパックを子会社として新たに株式会社えひめフーズ設立。

2009年(平成21年) - ポンジュース発売40周年記念キャンペーンセール。

2012年(平成24年) - ポンジュース蛇口モニュメント松山市へ寄贈。

2013年(平成25年) - 全農100%子会社となる。

2018年(平成30年) - 創立70周年。

2019年(平成31年) - ポンジュース発売50周年。東京工場に新アセプペットライン設置。

事業所松山工場

本社 - 愛媛県松山市安城寺町478

東京営業本部 - 東京都千代田区外神田4丁目13-2

大阪営業所 - 大阪市福島区海老江5丁目2-2大拓ビル5 2F

名古屋営業所 - 名古屋市熱田区川並町3-3グリーンビル5F

福岡営業所 - 福岡市博多区博多駅南1丁目7-22ブックローン福岡ビル4F

製造工場

松山工場 - 愛媛県松山市安城寺町240-1

東京工場 -
神奈川県厚木市緑ヶ丘5丁目18-2

茨城工場 - 茨城県常陸太田市岡田町2112

ポンジュース

ポンジュースとは1952年(昭和27年)に発売された果汁飲料である。「えひめのまじめなジュース」をキャッチコピーに販売されている。姉妹品としてポン(POM)の名を冠したグレープやりんごの果汁飲料も存在する。

発売当時の愛媛県青果農業協同組合連合会会長だった桐野忠兵衛が発売前年アメリカで柑橘類の加工工場を視察し、愛媛のみかん産業発展のためにみかんジュースの製造販売を発案、宝酒造に委託して「タカラポンジュース」の名称で商品化された。これは宝酒造の手がけた最初の非アルコール飲料である。発売当時は低果汁飲料であってもジュースという呼称が使用でき、発売当初は果汁100%ではなかった。果汁100%に変更されたのは1969年(昭和44年)で、現在はこの時をポンジュースの誕生としており、2009年(平成21年)に「40周年」を迎えたとして盛大にキャンペーンを打った。

名称の由来は当時の愛媛県の久松定武知事が日本一(ニッポンイチ)のジュースになるようにという意味をこめて名付けたことによる[2]。ただし、伊予弁(特に中予地方)の方言で「ポン」は「くだらないもの」、「糞」という意味もあり、発売当時は「糞のジュースか?」と揶揄されたこともある。オランダ語で柑橘果汁を指すponsや文旦を指すpomelo、果樹栽培法pomology(英語)などの言葉との関わりも考慮されている。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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