2000年初頭まで、ポルトガルは県(distrito)、都市(municipio、もしくはconcelho)、そして地区(freguesia)に区分されていた。このうち、市と地域が自治権を持っていた。
現在の憲法
では、ポルトガルは自治地域(ポルトガル語:regiao autonoma)、都市(ポルトガル語:municipio)、そして地区(ポルトガル語:freguesia)に区分されている。この区分は、経済、文化、そして人口の現状に鑑みて、幾度となく変更を試みられた。県は徐々に使われなくなっているが、新たな地域区分を形成する上での基準として使われている。ポルトガルはさらに、欧州連合による地域統計分類単位(NUTS)に基づいて区分されている。1998年11月8日には本土を8つの行政地域に分割する案に対する国民投票も行われたが、否決された。
2013年9月12日の法律(75/2013)[1]により、大都市圏(ポルトガル語:”Area metropolitana”)と、都市間共同体(ポルトガル語:Comunidade intermunicipal)に分けられている。 最も大きな区分として、3地域に分けられている。 NUTS Iよりも細かい区分として、7地方(regiao)と30準地域(subregiao)に分けられている。PT11 ノルテ地方PT111 ミーニョ・リマ NUTS IIIよりもさらに細かい区分として、LAUが採用されている。 LAU I - 都市 (308都市) LAU II - 地区 (4,261地区) 大都市圏(ポルトガル語:area metropolitana)は、2013年の地方政府改革に伴って、リスボン大都市圏
欧州連合による区分(NUTS)
NUTS I
ポルトガル本土
アゾレス自治地域
マデイラ自治地域
NUTS II - 地域区分NUTS III - 準地域区分
NUTS II 及び NUTS III
LAU
ポルトガルによる地域区分
大都市圏
リスボン大都市圏 - リスボンなど18市、人口2,821,876人。
ポルト大都市圏 - ポルトなど17市、人口1,762,524人。
(人口はいずれも2011年のもの) 2003年に通過した大都市圏の作成を促進する法律[2]により次の大都市圏が設定された(アルガルヴェ大都市圏、アヴェイロ大都市圏、コインブラ大都市圏、ミーニョ大都市圏そしてヴィゼウ大都市圏)。しかし、2008年に通過した法律[3]によりこれらは都市間共同体(ポルトガル語:comunidade intermunicipal)となり、2003年からの都市間共同体とあわせて2014年現在、21設定されている。[1]
都市間共同体
アレンテージョ・セントラル
アレンテージョ・リトラル(英語版) - グランドラ
アルガルヴェ(英語版) - ファロ
アルト・アレンテージョ(英語版) - ポルタレグレ
アルト・ミーニョ(ポルトガル語版) - ヴィアナ・ド・カステロ
アルト・タメガ(英語版) - シャーヴェス
アヴェ(英語版) - ギマランイス
バイショ・アレンテージョ(英語版) - ベージャ