ポリュムニアー
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フランチェスコ・デル・コッサによるポリュムニアー(1455-1460)

ポリュムニアー(古希: Πολυμν?α, Polymni?)あるいはポリュヒュムニアー(古希: Πολυυμν?α, Polyhymni?)は、ギリシア神話女神である。長母音を省略してポリュムニア、ポリュヒュムニアとも表記される。

ムーサの1人で、讃歌と雄弁を司る。名前は「多くの歌」を意味する。

ゼウスムネーモシュネーの娘で、カリオペークレイオーメルポメネーエウテルペーエラトーテルプシコラーウーラニアータレイアと姉妹[1][2][3]

トリプトレモスエロースオルペウスの母とされることがある[4]

たいへんに厳格な女性で、憂いに沈み、瞑想にふける。指を口にあて、長い外套とベールを身に付け、ひじを柱にもたれた姿で描かれる。この女神は、不朽の名声を得る作品を書いた作家に名声を運んでくる。しばしば、幾何学、修辞学、瞑想、農業を司る神とも見なされる。
ギャラリー

ジョヴァンニ・バリオーネ『ポリュムニアー、讃歌を司るムーサ』(1620年) アラス美術館所蔵

ジュゼッペ・ファニャーニ『ポリュムニアー』(1869年) メトロポリタン美術館所蔵

ヨハン・ハインリヒ・ティシュバイン『ポリュムニアー』(1781年) カッセル市立美術館(英語版)所蔵

シモン・ヴーエ『ポリュムニアー』(1625年と1650年の間) ルーヴル美術館所蔵

シャルル・メニエ『ポリュムニアー』(1800年) クリーブランド美術館所蔵

ポリュムニアーの像 ニイ・カールスベルグ・グリプトテク美術館所蔵

ポリュムニアーの像 バチカン美術館所蔵

脚注^ ヘーシオドス、76行-79行。
^ ヘーシオドス、915行-917行。
^ アポロドーロス、1巻3・1。
^ 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.266b。

参考文献

アポロドーロス『ギリシア神話』高津春繁訳、岩波文庫(1953年)

ヘシオドス神統記廣川洋一訳、岩波文庫(1984年)

高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』岩波書店(1960年)

関連項目.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ポリュムニアーに関連するカテゴリがあります。


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