この項目では、田森庸介の漫画作品、及びそれを原作とするゲームソフトのシリーズについて説明しています。
上記を原作とするゲームの第1作目については「ポポロクロイス物語 (ゲーム)」をご覧ください。
上記を原作とするテレビアニメの第1作目については「ポポロクロイス物語 (アニメ)」をご覧ください。
同じくテレビアニメ第2作目については「ポポロクロイス (アニメ)」をご覧ください。
『ポポロクロイス物語』(ポポロクロイスものがたり)とは、朝日小学生新聞に連載された漫画のタイトル。作者は田森庸介。
以降、これを原作とするアニメやゲームが製作された。タイトルはイタリア語の「ポポロ(人々)」、フランス語の「クロワ(交差)」から創られた造語で、「様々な人々や種族が交差する」という意味である。姿かたちや種族を越えた思いやり・愛情、仲間の大切さなどがシリーズを通じて根底に流れている。
変遷
1978年 - 雑誌『だっくす』(清彗社
1981年に「朝日小学生新聞」に連載開始。1986年に制作がストップ、現在まで未完の状態。緻密なトーンワークと生きているような動きのアクション、壮大なファンタジー要素を取り入れた世界を描いている。ピエトロ王子やナルシアなど一部のキャラクターのデザインが後に製作されたゲームと異なり、またピエトロ王子が竜の力を持たないなど設定面での違いも見られる。
2003年にはポプラ社より全3巻の本にまとめられて刊行(物理書籍としては絶版だが、電子書籍版が発行中)。2017年にはこれを基に判型をB6判に変更、カラー原稿の復刻(ポ社版では白黒)や田森が描き下ろした「あとがき」を収録するなどした「ポポロクロイス物語 決定版」が復刊ドットコムより発売。(下記ISBNは「決定版」のもの) ゲーム作品としての「ポポロクロイス」はソニー・コンピュータエンタテインメント
第1巻「知恵の王冠の冒険」ISBN 9784835454962
第2巻「七匹の小竜の冒険」ISBN 9784835454979
第3巻「竜の夢の冒険」ISBN 9784835454986
ゲームシリーズ
ポポロクロイス物語(PlayStation)
ポポローグ(PlayStation)
ポポロクロイス物語II(PlayStation)
ポポロクロイス はじまりの冒険(PlayStation 2)
ポポロクロイス 月の掟の冒険(PlayStation 2)
ポポロクロイス物語 ピエトロ王子の冒険(PlayStation Portable) ※ポポロクロイス物語、ポポロクロイス物語IIのリメイクに新たなエピソード「闇の獅子王」を加えた作品。
ポポロクロイス物語 カードクエスト
ゲームシリーズの時系列は以下の順番となっている。 4つの光の意思を継いだ種族として、人間族・妖精族・竜族・神族が主体である。敵として登場するモンスターの多くはこれらの種族に属さないか、闇の意思を継いだもの、もしくは闇に心を魅入られたものである。なお、1作目のアニメでは風族というオリジナル設定の種族が登場する。
ポポロクロイス物語 - ピエトロ10歳
ポポローグ - ポポロクロイス物語の1年後。ピエトロ11歳
ポポロクロイス物語II - プロローグがポポローグの1年後。本編はその3年後。ピエトロ12歳?15歳
ポポロクロイス牧場物語 - IIのプロローグの1年後。II本編の2年前。ピエトロ13歳
ポポロクロイス物語 ?ナルシアの涙と妖精の笛 - II本編の3年後。ピエトロ18歳
ポポロクロイス はじまりの冒険 - ナルシアの涙と妖精の笛の12年後。ピノン8歳
ポポロクロイス 月の掟の冒険 - はじまりの冒険の半年後。ピノン8歳
テレビアニメ
ポポロクロイス物語 (アニメ) - アニメ第1作目。
ポポロクロイス (アニメ) - アニメ第2作目。
作品世界
種族
人間族
カオスの監視をさせるため、神が己の姿に似せて作りだした種族。98年のアニメで人族と呼ばれる人間のような姿だけでなく、犬や猫、ワニのような姿をしたものなど、実に多種多様。また、長い間修行を積むことで特別な魔力や神通力を得た森の魔女や仙人などと呼ばれている者もいる。なお、「闇の獅子王編」で闇に心を奪われたパウロ国王によってパカプカ王家が人間族の長たる血筋であることが明かされている。
おもな登場人物
ピエトロ、ピノン、エレナ(ピエトロ・ピノン・エレナには他の種族の血も流れているため、純粋な人間族ではない)、白騎士、マルコ、ジルバ、レオナ、モンバ