ポボス(古希: Φ?βο?, Phobos)は、ギリシア神話に登場する恐怖の神である。その名は「敗走」の意で、古くは敗走を表す神であったが、後に混乱、狼狽、恐怖を表す神となった。後代にはフォボス、またラテン語化してフォブス (Phobus) とも呼ばれる。ローマ神話におけるティモールと同一視される。 軍神アレースと美の女神アプロディーテーの息子であり、兄弟にデイモス(恐慌)とハルモニアー(調和)がいる。また、エロースとも兄弟ということになる。兄弟のデイモスや叔母のエニューオー(戦い)、時には叔母のエリス(争い、不和)と共に、常にアレースに従属して戦場を跋扈したという。 英語フォビア(Phobia, 恐怖、恐怖症と訳される)の語源ともなった。また、アサフ・ホールが火星の二つの衛星を発見した際、ポボス(フォボス)とデイモス(ダイモス)の兄弟から名前を付けたことで広く知られている。
概要
表
話
編
オリュンポス神
オリュンポス
十二神
ゼウス
ヘーラー
アテーナー
アポローン
アプロディーテー
アレース
アルテミス
デーメーテール
ヘーパイストス
ヘルメース
ポセイドーン
ヘスティアー
(ディオニューソス)
下位神
アスクレーピオス
エイレイテュイア
イーリス
ヘーベー
ヘーラクレース
ハルモニアー
ムーサ
カリオペー
クレイオー
エウテルペー
タレイア
メルポメネー
テルプシコラー
エラトー
ポリュムニアー
ウーラニアー
ホーラー
エウノミアー
ディケー
エイレーネー
タロー
アウクソー
カルポー
エウポリアー
オルトシアー
ペルーサー
モイラ
クロートー
ラケシス
アトロポス
カリス
アグライアー
エウプロシュネー
タレイア
パーシテアー
カレー
カリス
エリス
エニューオー
ニーケー
ビアー
クラトス
ゼーロス
ティーターン
ティーターン
十二神
オーケアノス
コイオス
クレイオス
ヒュペリーオーン
イーアペトス
クロノス
レアー
テイアー
テミス
ムネーモシュネー
ポイベー
テーテュース
後裔の神々
ヘーリオス
セレーネー
エーオース
アストライオス
レートー
アステリアー
ペルセース
アトラース
プロメーテウス
エピメーテウス
メノイティオス
パラース
ポースポロス
ヘスペロス
ヘカテー
原初の神々
カオス
ガイア
アナンケー
タルタロス
エロース
パネース
エレボス
ニュクス
アイテール
ヘーメラー
ウーラノス
ウーレアー
ポントス / タラッサ
アイオーン / クロノス
海洋の神々
ポセイドーン
アムピトリーテー
トリートーン