ポップスター
Vox Lux
監督ブラディ・コーベット
脚本ブラディ・コーベット
原案ブラディ・コーベット
モナ・ファストヴォールド
『ポップスター』(Vox Lux)は2018年のアメリカ合衆国のドラマ映画。監督はブラディ・コーベット、出演はナタリー・ポートマンとジュード・ロウなど。若くして富と名声を手に入れたものの、その後は人生の浮き沈みを幾度も経験することになるポップスターを描いている[4]。 2000年、セレステとエレノアという2人の姉妹が通う学校で銃乱射事件が発生した。2人は辛うじて難を逃れることができたが、その凄惨な光景はセレステの心にトラウマを残すこととなった。犠牲者の追悼式典で2人が歌を披露したところ、その素晴らしさに聴衆は感動した。傷ついた人々の心に一時の平安をもたらしたのである。2人のパフォーマンスは全米の注目を集め、ショービジネスの世界から声がかかった。有能なマネージャーのサポートを受け、2人は順調にキャリアを積んでいった。 それから18年の時が流れた。31歳になったセレステはスターとして健在だったが、スキャンダルとゴシップの絶えない生活を送っており、彼女の精神状態はボロボロになっていた。娘のアルベルティーネとの関係も悪化の一途を辿っていた。しかし、セレステはスターであり続けることに固執しており、生まれ故郷でのスペシャルライブとニューアルバムの製作に力を注いでいた。そんな折、クロアチアで銃乱射事件が発生したとのニュースが飛び込んできた。犯人はセレステのヒット曲のMVで使用された覆面を着用していたのだという。そのニュースはセレステのトラウマを呼び覚ますには十分なものであった。 2016年8月、ブラディ・コーベット監督の新作映画にキラー・フィルムズとスリー・シックス・ゼロが出資することになったと報じられた[5]。9月、本作で使用される楽曲をシーアが手掛けることになり、主演にはルーニー・マーラが起用されたとの報道があった[6]。10月、ジュード・ロウの出演が決まった[7]。2017年1月、ステイシー・マーティンがインタビューの中で本作に出演すると述べた[8]。2018年1月、マーラの降板に伴い、ナタリー・ポートマンが代役として起用された[9]。2月、ラフィー・キャシディがキャスト入りした[10]。8月、スコット・ウォーカーも本作で使用される楽曲を提供することになったと報じられた[11]。12月14日、コロムビア・レコードが本作のサウンドトラックを発売した[12]。 なお、本作のダンスシーンの振り付けは、ポートマンの夫であるベンジャミン・ミルピエ 2018年9月4日、本作は第75回ヴェネツィア国際映画祭でプレミア上映された[15]。7日には第43回トロント国際映画祭
ストーリー
キャスト
セレステ・モンゴメリー: ナタリー・ポートマン
10代: ラフィー・キャシディ
アルベルティーネ(アルビー): ラフィー・キャシディ - セレステの娘。
セレステのマネージャー: ジュード・ロウ
エレノア(エリー)・モンゴメリー: ステイシー・マーティン - セレステの姉。
ジョジー: ジェニファー・イーリー - 広報担当。
ステファニー・ドワイアー: マリア・ディッツィア
記者: クリストファー・アボット
ミセス・モンゴメリー: メグ・ギブソン - セレステの母親。
クリフ神父: ダニエル・ロンドン(英語版)
ミュージシャン: マイケル・リチャードソン(英語版)
ミスター・モンゴメリー: マット・セルヴィット(英語版) - セレステの父親。
スタイリスト: レスリー・シルヴァ(英語版)
エイダン: フレッド・ヘッキンジャー
製作
撮影(英語版)で始まった[14]。なお、撮影には35ミリフィルムが使用された[13]。
公開
日本ではギャガ配給で2020年4月3日に公開予定だったが、新型コロナウイルスの流行が拡大していることを受けて同年6月5日に延期となった[21][22]。 ヴェネツィアでのプレミア上映後に出てきたレビューは本作に好意的なものが多く、特にポートマンの演技は高く評価された。インディワイアー
評価