『ポシビリティーズ』
ハービー・ハンコック の スタジオ・アルバム
リリース2005年8月29日[1]
2005年8月30日[1]
2005年9月28日[2]
ジャンルジャズ、ポップス
時間58分33秒
レーベルヴェクター/ヒア・ミュージック
プロデュースハービー・ハンコック、アラン・ミンツ
専門評論家によるレビュー
AllMusic link
ディレクションズ・イン・ミュージック?マイルス&コルトレーン・トリビュート(with マイケル・ブレッカー、ロイ・ハーグローヴ)
(2002年)ポシビリティーズ
(2005年)リヴァー?ジョニ・ミッチェルへのオマージュ
(2007年)
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『ポシビリティーズ』(Possibilities)は、アメリカ合衆国のジャズ・ミュージシャン、ハービー・ハンコックが2005年に発表したスタジオ・アルバム。
背景(英語版)、ジョス・ストーンを含む若手まで、幅広い世代のゲスト・ミュージシャンが起用された[9]。スティーヴィー・ワンダーのカヴァー「心の愛」では、ラウル・ミドンのゲスト参加に加えて、ワンダー本人もハーモニカ・ソロで参加している[9]。
2006年には、本作のレコーディング風景を含む約90分の映像作品『Possibilities』が発売された[10]。 本作はセールス的に成功を収め、アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では22位に達して、ハンコックにとって『サウンド・システム』(1984年)以来21年ぶりの全米トップ100アルバムとなった[3]。また、『ビルボード』のコンテンポラリー・ジャズ・アルバム・チャートでは1位を獲得した[3]。 オランダのアルバム・チャートでは合計11週トップ100入りし、最高33位を記録した[4]。 第48回グラミー賞では、収録曲「ソング・フォー・ユー」が最優秀ポップ・コラボレーション・ウィズ・ボーカル賞にノミネートされ、「ジェロ・ナ・モンタニア」が最優秀ポップ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされた[11]。Thom Jurekはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ジャズ・ファンは失望するかもしれないが、ポップ・ファンにとっては好ましい場面の多い、楽しめる作品である」と評している[9]。 フィーチャリング・ゲストに関しては上記「収録曲」参照。
反響
評価
収録曲
スティッチト・アップ - "Stitched Up" (Herbie Hancock, John Mayer) - 5:28
フィーチャリング:ジョン・メイヤー(ボーカル、ギター)
サフィアトゥ - "Safiatou" (Harold Alexander) - 5:25
フィーチャリング:サンタナ(カルロス・サンタナ/ギター、チェスター・トンプソン/オルガン、ベニー・リートヴェルド/ベース、デニス・チェンバース/ドラムス、ラウル・リコウ&カール・ペラッツォ/パーカッション)&アンジェリーク・キジョー(ボーカル)
ソング・フォー・ユー - "A Song for You" (Leon Russell) - 7:05
フィーチャリング:クリスティーナ・アギレラ(ボーカル)
きみの愛のために - "I Do It for Your Love" (Paul Simon) - 5:58
フィーチャリング:ポール・サイモン(ボーカル、ギター)
ハッシュ・ハッシュ - "Hush, Hush, Hush" (Paula Cole) - 4:46
フィーチャリング:アニー・レノックス(ボーカル)
シスター・ムーン - "Sister Moon" (Sting) - 6:54
フィーチャリング:スティング(ボーカル)
ラヴ・カムズ・トゥ・タウン - "When Love Comes to Town" (U2) - 8:41
フィーチャリング:ジョニー・ラング
ドント・エクスプレイン - "Don't Explain" (Arthur Herzog Jr., Billie Holiday) - 4:53
フィーチャリング:ダミアン・ライス(ボーカル)&リサ・ハニガン(英語版)(ボーカル)
心の愛 - "I Just Called to Say I Love You" (Stevie Wonder) - 5:27
フィーチャリング:ラウル・ミドン(ボーカル、ギター)
ジェロ・ナ・モンタニア - "Gelo na Montanha" (Cyro Baptista, Herbie Hancock, Trey Anastasio) - 3:50
フィーチャリング:トレイ・アナスタシオ(英語版)(ギター、ボーカル)
参加ミュージシャン
ハービー・ハンコック - ピアノ(all songs)、キーボード(on #5, #9, #10)、オルガン(#10)
マイケル・ベアデン - キーボード(on #1, #2, #3, #6)
グレッグ・フィリンゲインズ - キーボード(on #7, #9)