ポケットモンスター_(1997-2002年のアニメ)
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ポケットモンスター
アニメ
原案田尻智
総監督湯山邦彦
監督日高政光
シリーズ構成首藤剛志(第1話 - 第158話)
キャラクターデザイン一石小百合
音楽宮崎慎二
アニメーション制作OLM TEAM OTA
製作テレビ東京
SOFTX→テレビ東京メディアネット
小学館プロダクション
放送局テレビ東京系列
放送期間1997年4月1日 - 2002年11月14日
話数全275話[注 1]
(カントー編:全81話、オレンジ諸島編:全36話、ジョウト編:全158話)
その他放送休止期間あり
(1997年12月17日 - 1998年4月15日)
関連作品


ポケットモンスター

テンプレート - ノート
プロジェクトアニメ
ポータルアニメ

『ポケットモンスター』(POCKET MONSTERS)は、ゲームソフトポケットモンスターシリーズ」を原作とするOLM制作の日本テレビアニメ。1997年4月1日から2002年11月14日までテレビ東京系列放送された。アニメ版ポケットモンスター第1シリーズとなる。全275話。

後発シリーズと区別するため、本作は「PM」、「第1シリーズ」、「無印」[1]、「1997年版」、@media screen{.mw-parser-output .fix-domain{border-bottom:dashed 1px}}「平成版」[要出典]とも表記される(後述)。
概要「ポケットモンスター (アニメ)」も参照

原作の設定を踏襲しつつ、キャラクター間の関係や悪役の配役などには独自の設定が多数作られており、テンポのよい冒険活劇として表現されている。独特の言い回しやパロディを使用するなど、シリーズ構成を担当した首藤剛志によるただゲームをアニメにしただけにはとどまらない世界観を築き上げた。主人公サトシと共に、ジムリーダータケシカスミが旅をする仲間とした位置付けであったり、常連の敵役としてロケット団ムサシコジロウ、そして人間の言葉を話せるニャースといったキャラクターが創作された。また、首藤はロケット団の登場時の口上「なんだかんだと聞かれたら - 」というセリフも生み出している。

ストーリーは、原作のゲームの『赤・緑』のストーリーを基本とした「カントー編」(全81話)、オリジナルエピソードの「オレンジ諸島編」(全36話)、『金・銀』を基本とした「ジョウト編」(全158話)に大別される。なお、当シリーズの正式タイトルは『ポケットモンスター』だが、後発の『アドバンスジェネレーション』(AG)、『ダイヤモンド&パール』(DP)、『ベストウイッシュ』(BW)、『XY』、『サン&ムーン』(SM)と対比するために、このシリーズ全体を「無印」と呼ぶことがある[1][注 2]。また、2019年から2023年まで放送された同名のテレビシリーズ『ポケットモンスター』(PM2)については「新無印」等と呼称され本作とは区別されている[注 3]。「オレンジ諸島編」では、タケシはウチキド研究所に残り(後にタケシは、サトシ達よりも先に、マサラタウンのサトシの家に戻ることになる)、ポケモンウォッチャーのケンジが同行している。

サブタイトル表示では、第1話のみ「ポケモン!きみにきめた!」は緑だったが、第2話「たいけつ!ポケモンセンター!」からは青に変更された。なお、第16話「ポケモンひょうりゅうき」の冒頭辺りで、船が沈没したことによって少し暗い曲となった場面もある。ジョウト編の後期からは緑をベースにモンスターボールとジョウト地方のジムバッジの背景に変更された。開始当初から2001年3月までは、CM前後のアイキャッチにその回にちなんだポケモンシルエットクイズが出題されていた。CMの前には「だーれだ?」という掛け声と共に問題が出題され、CM終了後に答えを発表する形式であった。また、次回予告の最初にも次の回にちなんだポケモンのシルエットが表示されていた。シルエットは次回予告を見た時点ですぐに推測できるものがほとんどだったが、数回「引っかけ問題」が出題されたことがある(出題された時期は集中していた)。2001年4月5日放送の第194(金銀編第76)話からは、従来のシルエットのみに加えて図鑑ナンバーを使ったクイズに変更された。それまで暗いイメージだった背景は多色化によりモンスターボールを基調とした明るいポップ調のものに一新され、出題時の掛け声もそれまでの「だーれだ?」から、英語の「Who 's that POKEMON?」に変更され、当シリーズの最終回まで続いた。その後、「ジョウト編」の途中以降行なわれていなかったCM前後のアイキャッチで行われるシルエットクイズは『ベストウイッシュ』の第61話から復活した。

ミニコーナー「オーキド博士のポケモン講座」は第61話(9月3日)からスタートした。「さぁって、今回のポケモンは…、ピッピカチュウ!!」とスロットで回す場面が見られる。なお、「カントー編」および「ジョウト編」の終盤でポケモンリーグのエピソードを放送している間はその解説を、劇場版の封切りが近付くとその情報を伝える「特別編」として放送することもあった。

放送開始当初は1年間の放送予定だったとされる[2](シリーズ構成を担当した首藤剛志は、後に「最低でも1年半は続けるのが目標だった」と語っている[3][4])。しかし、初回視聴率は10.2%(関東地区)、平均視聴率は10.0%、最高視聴率は関東地区が1997年11月11日放送の18.6%、関西地区が1997年10月28日放送の11.2%(ビデオリサーチ調べ)と好調で推移し、最終的には2023年3月24日のPM2編終了まで26年間続く長寿シリーズ番組となった[注 4]。なお、1997年10月4日に19時台に跨って放送されたスペシャル回では最高視聴率17.4%(関東地区)、1998年11月26日に木曜日の放送枠では最高視聴率17.0%(関東地区)を記録し、同日に放送された19時台の番組で視聴率トップとなった。

1997年12月16日に放送された第38話「でんのうせんしポリゴン」にて一部視聴者が体調不良を訴える事件が発生(ポケモンショック)、これに伴い一時放送が休止となり、4ヶ月後の1998年4月16日に放送枠を移動して再開した。放送再開後はOPの一部シーンやタイトルロゴのアニメーションが変更されている。

本シリーズのみ第1話 - 第14話が小学館スーパークエスト文庫において『ポケットモンスター The Animation』のタイトルで小説化されている。著者は首藤剛志で、アニメ版では隠されているシビアな現実が書かれており、主人公達の住む世界の実情やシステムが明かされた。

放送初期、ピカチュウ役の大谷育江がピカチュウ語の練習をしている隣で松本梨香が他の事をしているとき、松本はふと呼ばれたような気がして「何?」と振り返ると、大谷は「わかったの?」とびっくりしていた。大谷はピカチュウ語としてサトシと呼んでいたところだった[5]。他のキャストもポケモン語での感情表現は四苦八苦していたという。

金銀編後半では『ルビー・サファイア』発売に先駆け、その舞台となるホウエン地方出身のトレーナーや新ポケモンがゲスト出演している。

本作の最終回のラストでサトシとピカチュウがホウエン地方に到着し、最終回の出来事がAG第1話での出来事に繋がる。そのため事実上金銀編最終回はAG第1話へのプロローグとも言える。シリーズ全放送後は、引き続き全てのネット局で『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』を放送している。

後に『週刊ポケモン放送局』で放送されたサイドストーリーでは、タケシとカスミがサトシと別れた後の話が放送されている。

CS放送キッズステーションでも放送中であるが、前述の第38話は省かれている。当初はセル画で制作されていたが、2002年8月15日放送の第263話「ナナコとエレキッド」より(OPとEDや一部コーナーはそれ以前から)デジタル制作に移行した。
あらすじ

不思議な生き物、ポケットモンスター(ポケモン)と人間が互いに助け合って生きている世界。この世界ではポケモン同士を戦わせる「ポケモンバトル」が盛んに行われており、多くの少年少女たちが最強のトレーナーを目指して旅をしていた。

マサラタウンに住む少年・サトシも「ポケモンマスター」に憧れる1人。彼は10歳の誕生日に、町に住むポケモン研究者のオーキド博士からポケモンを貰って旅立つことになっていた。しかしサトシはその旅立ちの朝に大寝坊、慌てて研究所に向かったもののヒトカゲフシギダネゼニガメの3匹は全てライバル達に持って行かれた後だった。そんなサトシに博士が差し出したのは、ねずみポケモン・ピカチュウ。可愛らしい容姿のピカチュウにサトシは一目ぼれ。こうしてサトシの旅は始まったが、相棒のピカチュウはサトシに対して心を開こうとしなかった。

対立しながらの旅を始める1人と1匹であったが、ふとしたことから起きたオニスズメの大群との戦いを通して打ち解け、唯一無二のパートナーとなる。そして多くの人やポケモンとの出会いと別れを繰り返しながら、サトシと仲間たちの冒険の日々は続いていく。
カントー編
10歳になったサトシはピカチュウをパートナーに旅立つ。カスミ、タケシが仲間になり、ポケモンリーグセキエイ大会出場に必要な8つのバッジを集める為カントー地方のポケモンジムを回る。
オレンジ諸島編
ポケモンリーグセキエイ大会終了後、サトシはオーキド博士からGSボールをウチキド博士からもらってきてほしいというお使いを頼まれる。ウチキド研究所に向かい、タケシと別れ帰ろうとするものの野生のプリンのせいで別の島に不時着してしまう。そこでサトシとカスミはケンジとラプラスと出会い、共にオレンジ諸島の島々を巡る。
ジョウト編
オレンジ諸島での旅を終えたサトシはシゲルがジョウト地方に旅立ったことに触発されジョウトリーグ出場を目指すため、ケンジと別れカスミ、タケシと共にジョウト地方へ旅立つ。
登場人物「アニメ版ポケットモンスターの登場人物」を参照

以下の人物・団体は個別項目を参照。
サトシと手持ちポケモン


サトシ - 松本梨香

ピカチュウ - 大谷育江

サトシのポケモン (カントー・オレンジ諸島編)

サトシのポケモン (ジョウト編)


メインキャラクター


カスミ - 飯塚雅弓

コダック - 愛河里花子

トゲピー - こおろぎさとみ


タケシ - 上田祐司

ロコン - 愛河里花子


ケンジ - 関智一

マリル - かないみか


ロケット団


ムサシ - 林原めぐみ

ソーナンス - 上田祐司


コジロウ - 三木眞一郎

ニャース - 犬山イヌコ

サカキ - 鈴置洋孝


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