ポケットモンスター_(穴久保幸作の漫画)
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ポケットモンスター
ジャンル
ギャグ漫画
漫画
作者穴久保幸作
出版社小学館
掲載誌月刊コロコロコミック
別冊コロコロコミック
コロコロアニキ
レーベルてんとう虫コミックス
発表期間別冊:1996年4月号 - 8月号、1997年2月号 -
月刊:1996年9月号 - 2019年11月号
アニキ:第7号 -
巻数既刊38巻(2018年9月現在)
テンプレート - ノート

『ポケットモンスター』は、ゲームソフトポケットモンスター』を原作とした穴久保幸作漫画作品。同ゲームでは初のコミカライズ作品でもある。『別冊コロコロコミック』1996年4月号から『ふしぎポケモン ピッピ』というタイトルで連載を開始し、同年8月号まで掲載。その後タイトルを『ポケットモンスター』に改題した上で『月刊コロコロコミック』に移籍する形で1996年9月号から2019年11月号まで連載。『別冊コロコロコミック』の方でも1997年2月号から改めて連載が再開され、現在に至っている。2002年の『ポケットモンスター ルビー・サファイア』発売以降は漫画の方も最新作に合わせて改題するという形になっている。現在は『ポケットモンスター サン・ムーン』発売に伴い『ポケットモンスター サン・ムーン編』を連載中。『コロコロアニキ』でも2016年の第7号および2018年冬号で読み切りとして掲載された後、2018年夏号より『ポケットモンスター アニキ編』が連載開始。

『ポケットモンスター』を題材とした漫画作品は複数存在するため、固有タイトルを持たない本作は作者の名を取って「穴久保版」や主人公であるピッピの悲鳴に因んで「ギエピー」などと呼んで区別することがある。
目次

1 概要

1.1 ゲームとの相違点


2 登場キャラクター

2.1 主要キャラクター

2.2 その他のレッドのポケモン

2.3 ライバル

2.4 その他の主要キャラクター

2.5 その他


3 単行本

4 脚注

概要

主人公のレッドがポケモン図鑑を完成させるために旅立ち、その道中で相棒のピッピが騒動を巻き起こしていくギャグ漫画である。ゲーム中では愛らしい外見でピカチュウやプリンと並ぶ人気があるという設定のピッピを「デブで大食いなギャグポケモン」と描いている他、コメディ下ネタも取り入れた独特のセンスは長く支持を集め、2018年現在『コロコロコミック』では『スーパーマリオくん』に次ぐ長寿漫画であり、ポケモンの漫画作品としては最も息が長い。初期から中期にかけてはゲームをある程度踏襲した内容だが、D・P編辺りからゲームとは独立した話が目立っている。

一度、アニメ『ポケットモンスター アドバンスジェネレーション』第86話「映画はバクーダに乗って!!」で、サトシの“昔見て面白かった映画”の回想で、この作品のレッド( - 大谷育江)、ピッピ(声 - 山口眞弓)、ピカチュウの3人(正確には1人と2匹)が登場している。
ゲームとの相違点

この作品は
ゲーム本編アニメ版などと大きく設定が違う描写が多い。例として、ほぼ全てのポケモンが人間の言葉を理解でき、文字を読んだり人と話したりすることができる。また、石を使うポケモン以外は自由に進化したり元に戻っており、半ば変身のような扱いと化している。作品初期においては、生息していないところに生息しているポケモン(例として、旅立ち当初のミュウツーらしきポケモンが登場している)や既存をモデルにしたオリジナルともいえるポケモンなどが存在していた。このように荒唐無稽で強引な展開は多いが、むしろそれが作品の特徴とも言える。

ピッピとピカチュウが従兄弟という設定が連載開始当初では説明がつかなかったが、金銀でポケモンの卵が登場してからは、同じタマゴグループのポケモンやメタモンが親の場合は別な種類のポケモンでも親戚にはなる(ただし、ゲーム中では「親子」であると明示はされない)ため、この作品の独自描写としては珍しく説明がつく。なお、ゲーム上ではピッピとピカチュウは同一のタマゴグループに属している。似たような例としてサカキ兄弟の所持するサワムラーとエビワラーの兄弟設定があるが、これもバルキーの存在によって辻褄が合うようになった。

このような作品となった理由として、2017年12月17日ニコニコ生放送で公開された「コロコロ生アニキ#6?ギエピー襲来?」にて、連載開始当時に資料が無い状態で始めた為であると穴久保自身に語られている。編集部から連載開始を告げられるまで穴久保もポケモンについて全く知らず、フシギダネヒトカゲゼニガメピッピピカチュウしか分からない、モンスターボールの設定すらないという状態で描き始めた結果、このような特徴的な作風になったという[1]

登場キャラクター
主要キャラクター
ピッピ
主人公。ようせいポケモン。元々はピッピ村というピッピだけの村に住んでいた。トキワの森でレッドと出会い、その後オーキド研究所に行った際にレッドに気に入られ、旅を共にする。怒ったときに飛ぶことができたが、後に太ったことが原因で飛べなくなってしまう。ボケるたびに、レッドに暴力的にツッコまれている。一人称は「ぼく」。語尾に「ッピ」を付けてしゃべる。笑い声は「ピハハハハハ」。一度だけ進化形態のピクシーになったが、ピッピの時とは比べ物にならない圧倒的な強さとなった(しかし、パワーアップ目的で大量に月の石を摂取した結果じいさんポケモンとなってしまった)。
レッド
本名「赤井 勇(あかい いさむ)」。マサラタウン出身。オーキド博士にポケモン図鑑完成を任され、幼馴染でライバルのグリーンと競いながら旅をする。しかしピッピのおかげで図鑑完成は程遠い。それでも151匹のカントー図鑑は完成に至っており、優秀なトレーナーであるともいえる。口調は悪く乱暴な性格だが、悪事は許さない熱血漢。女好きでもあり、美女が絡むとピッピ以上に暴走することもある。普段はピッピを邪魔者のように扱うが、一度ピッピが死亡したと思われた事件では本気で落ち込んでいた。一人称は基本的に「俺」。
ピカチュウ
ねずみポケモン。ピッピとは従兄弟の間柄。レッドとピッピに助けられ、以降、旅を共にする。初期は突然脱糞するなど単なるギャグメーカーといった印象が強かったが、次第に性格が変化していく。間抜けなピッピと違い、特にメカニックな才能は図抜けており、自動車をたったひとりで修理するほどで、度々「天才ピカチュウ」と呼ばれるほどに賢いが、たまにマヌケな言動もある。ほとんどのポケモンたちが人の言葉を話すのに対し、「ピカ」としか喋れない(連載開始当初の鳴き声は「ピチュ」だった)。通訳はピッピの担当。一度だけオーキド博士が開発した蝶ネクタイ型無線で人間の言葉を話したことがある。ただし初期の脱糞シーンでは「う???ん。」というセリフがある。ピッピ共々一度雷の石でライチュウに進化している。この他第1話に別個体と思われる野生のピカチュウが登場している。
リーリエ
サン・ムーン編で登場した新米トレーナー。旅を始めたばかりで不安だったところを彼女に一目惚れしたレッドに誘われ、旅を共にすることになる。礼儀正しく心優しい性格だが、頭に血が上りピッピを武器にして振り回したり、浮世離れした言動で周囲を振り回すような一面もある。一人称は「わたし」で、語尾に「ですです」を付ける。前述の通りレッドに惚れられているものの、彼のスケベじみた暴走にはかなり迷惑がっている。
その他のレッドのポケモン
現在のポケモン

モクローニャビーアシマリミミッキュ
レッドの新しい仲間。
別れたポケモン

ローブシン
レッドが新たに仲間にした、バルキーに代わるかくとうタイプのポケモン。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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