この項目では、TVアニメ「ポケットモンスター (アニメ)」から派生する1998年から続くアニメ映画シリーズについて説明しています。ゲーム「名探偵ピカチュウ」を翻案した2019年5月のハリウッドの実写映画については「名探偵ピカチュウ (映画)」をご覧ください。
ポケットモンスター (劇場版)(ポケットモンスター げきじょうばん)では、『劇場版ポケットモンスター』などの、ゲームソフト『ポケットモンスターシリーズ』を原作とするテレビアニメ『ポケットモンスターシリーズ』の劇場版アニメ映画作品について解説する。 東宝による配給で、作品群の通称は、第1作(1998年)から第16作(2013年)までは「ピカチュウ・ザ・ムービー」(PIKACHU THE MOVIE)で、第17作(2014年)から第19作(2016年)までは『ポケモン・ザ・ムービー○○(シリーズタイトル名)』(Pokemon the movie ○○)である。2019年新型コロナウイルスの感染拡大により冬季公開に変更された第23作(2020年)を除き全作品が夏休み映画として公開されているが、2021年は映画が開始されて以来初めて公開されない年となり、2022年の夏は「25周年ポケモン映画祭」として投票で選ばれた過去の3作品[1]が上映された。 監督は、第20作(2017年)までと第22作(2019年)はTVアニメシリーズ総監督の湯山邦彦が、第21作(2018年)・第23作(2020年)は『ポケットモンスター ベストウイッシュ』より参加している矢嶋哲生が、第22作(2019年)は湯山と共同という形で榊原幹典が務めている。予告映像は本編からの流用ではなく、専用のものが制作されている。劇伴(音楽)は『黒き英雄 ゼクロム』『ココ』[注 1]を除き全作品宮崎慎二による。「ピカチュウ・ザ・ムービー」のロゴは4作目まで(アメリカでは3作目まで)は毎年異なったが、5作目から16作目まで(アメリカでは4作目から16作目まで)はほぼ統一されている。 一部の例外を除き、作品中メインとなるポケモンはそれまでのゲーム版で公開されていなかった初登場のポケモンとなることが多く[注 2]、制作初期はそのポケモン名を組み込まない仮タイトルを公開し、時機を見てそのポケモン名を入れた正式タイトルを発表する流れを基本としている。 毎年、様々な芸能人がゲスト声優として参加しており[注 3]、山寺宏一[注 4]はこれまでの全作品に参加している。その他には、7作目『裂空の訪問者 デオキシス』から9作目までは山寺と同じく『おはスタ』に出演していたベッキーが連続で出演した。10作目以降は、テレビ東京系放送のポケモン情報番組(『ポケモン☆サンデー』→『ポケモンスマッシュ!』→『ポケモンゲット☆TV』→『ポケモンの家あつまる?』)にレギュラー出演していた中川翔子が参加しており、出演決定の際は同番組内で役名が発表されるのが恒例であった[注 5]。 主題歌を手掛ける歌手は、小林幸子のような演歌歌手から、安室奈美恵、PUFFY、スキマスイッチ、Every Little Thing、いきものがかりなどのJ-POPアーティスト、サラ・ブライトマンのような海外アーティストなど、様々で幅広い。林明日香は異なる主題歌で2回主題歌を担当、小林幸子は1作目主題歌を22作目にて中川翔子(12作目の主題歌も担当)を加えセルフカバーしている。 2008年3月、シリーズ全体の功績を評価され、第17回日本映画批評家大賞特別功労賞(増淵健賞[2])が「ピカチュウプロジェクト」に贈られた。
概要
製作
エンディングテーマ
評価
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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