ポカホンタス_(映画)
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ポカホンタス
Pocahontas

監督マイク・ガブリエル
エリック・ゴールドバーグ
脚本カール・ビンダー
スザンナ・グラント
フィリップ・ラズブニク
製作ジェームズ・ペンテコスト
音楽アラン・メンケン
スティーブン・シュワルツ
製作会社ウォルト・ディズニー・ピクチャーズ
ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション
配給ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開 1995年6月23日
1995年7月22日
上映時間81分
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
興行収入$346,079,773[1]
配給収入 6億5000万円[2]
次作ポカホンタスII/イングランドへの旅立ち
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『ポカホンタス』(原題:Pocahontas)は、ディズニーのアニメーション映画の33番目の作品。1994年4月15日ウォルト・ディズニー・フィーチャー・アニメーション(Walt Disney Feature Animation)により製作、1995年6月23日より、ブエナ・ビスタ・ピクチャーズによってアメリカ合衆国の一部の映画館で『ウォレスとグルミット』の短編映画『A Close Shave』との2本立てという形で上映開始された。
概要

ディズニー映画で初めて実在の人物を扱った、この作品は、ポカホンタスの歴史的な逸話だけでなく、同時代の民話や伝承等を基にしている。また、ディズニー映画には珍しくハッピーエンドではない作品で、結婚までに至らない、異人種間の恋愛を扱った作品でもあり、1989年から始まったディズニー・ルネサンスの一つとされている。この作品の公開直後、様々なプラットフォームでのゲームソフトが販売され、1998年には続編のOVA『ポカホンタスII/イングランドへの旅立ち』が発売された。
あらすじ

舞台は17世紀初頭のアメリカ。ポカホンタスはインディアンのポウハタン族の娘。旺盛な好奇心と豊かな知性に恵まれ、自然を愛し森の木々とも会話のできる彼女は、イタズラ好きのアライグマのミーコとハチドリのフリットをお供に豊かな大自然の中を自由に駆け回って暮らしていた。

ある日、村の英雄であるココアムからのプロポーズを受け、父親からも結婚を勧められるが、ポカホンタスは、結婚自体が自分の人生をがんじがらめに縛り付けられることのように思えて気が進まず、結婚について悩んでいた。すると、遠くから見たこともない大きな船がやってくるのが見えた。その船にはポカホンタスたちの暮らす土地に金を探し求め、植民地化をしようとイギリス人がたくさん乗っていた。

イギリス人たちは上陸するとすぐ金を求めて土地を掘りかえし、木を切り倒し、砦を築き始めた。ポカホンタスは見たこともない異人種の人々に興味を持ち、その様子を影から窺っていた。そんな彼女の前に突然現れたのは、イギリスから新大陸開拓という名の「冒険」を求め、新大陸征服への野望を抱き、アメリカにやってきた恐れ知らずのキャプテン・ジョン・ラトクリフであった。ジョン・ラトクリフは、仲間のイギリス人からは英雄として慕われていた。

上陸したジョン・ラトクリフの跡をつける彼女の前に、銃を構えたジョン・スミスが現れる。通じるはずのない言葉を心で理解し、互いの名を告げ、運命の出逢いに一瞬にして恋に落ちた。二人は、「心の声」を聞き、「風の色」を知り、二人は惹かれあい、生まれ育った環境や言葉の壁を越え、人目を忍び、日が落ちてから逢瀬を重ねる互いの理解を深めていった。しかし、二人の逢瀬を計らずして目の当たりにしたココアムは、ジョン・スミスに飛びかかる。その現場を目撃したイギリス人の青年トーマスが危険を感じココアムを撃ってしまうが、それと同時に、その場には、ポカホンタスの仲間たちもイギリスから来た人々を草むらから監視しており、ポカホンタスの仲間たちによりジョン・スミスは捕えられてしまう。このことが原因で、ポカホンタスの仲間たちとイギリス人の対立が始まった。金を狙う探検隊とインディアンの対立は激しくなるばかりで、2人は双方の争いを止めさせるために立ち上がる。相互に敵対する関係の中、ついに戦いが始まってしまう。

戦いの中、ポカホンタスの父がジョン・スミスを殺そうとしたとき、ポカホンタスはジョン・スミスの前に立ちはだかり、父を遮る。するとポカホンタスの父は娘の行動とその意味するところの本質に理解を示し、ジョン・スミスは解放される。そこで、皆武器を下ろし、戦いはおさまったように思われたが、それを快く思わないイギリス人探検隊の長官ジョン・ラトクリフはポカホンタスの父を撃とうとする。これをジョン・スミスが身を以て遮って、深いケガを負った。ジョン・スミスの命は、この場所にとどまる限り助からないため、帰国を余儀なくされる。ジョン・スミスの帰国により愛する人と離れ離れで暮らさざるを得なくなるポカホンタスは、生まれ育った地に残るかジョン・スミスと共に生きる人生を選ぶかの選択を迫られ、彼女の父も娘の意思による選択に任せたが、ポカホンタスは生まれ育った地に残ることを選んだ。ジョン・スミスは、イギリスに連れ戻され、ポカホンタスは生まれ育った地に残り、二人は離れ離れとなり、映画は幕を閉じる。
キャスト

役名原語版声優日本語吹替
ポカホンタスアイリーン・ベダード土居裕子
歌: ジュディ・クーン
ジョン・スミスメル・ギブソン古澤徹
歌:立花敏弘
ジョン・ラトクリフ総督デヴィッド・オグデン・スティアーズ有川博
歌:佐山陽規
ウィギンズ安原義人
柳の木のおばあさんリンダ・ハント京田尚子
風の声勝山紀子
チーフ・パウアタン首長ラッセル・ミーンズ津嘉山正種
歌:ジム・カミングス福沢良一
ケカタゴードン・トゥートゥーシス納谷悟朗
歌:ジム・カミングス筒井修平
トーマスクリスチャン・ベール松澤重雄
ロンジョー・ベイカー西村知道
ベンビリー・コノリー安西正弘
ナコマミシェル・セント・ジョン高山みなみ
ココアムジェームス・アパウマット・ホール園岡新太郎
ミーコジョン・カーサー原語版流用
パーシーダニー・マン
フリットフランク・ウェルカー

ソングリスト
ヴァージニア・カンパニー

嵐の航海

ヴァージニア・カンパニー(リプライズ)

絶えまないリズムのように(インディアン・テーマ)

絶えまないリズムのように(リプライズ)

川の向こうで

グランドマザー・ウイロー

心の耳で聞いてごらん1

マイン,マイン,マイン

心の耳で聞いてごらん2

カラー・オブ・ザ・ウィンド

サベジス(パート1)

サベジス(パート2)

もうあなたには逢えない

ポカホンタス

部族会議

パーシーとミーコ

川辺

対立

あなたを知りたい

ラトクリフの野望

コーンの収穫

戦士

ジョン・スミスの秘密

決断の時

フェアウェル

興行

ディズニーの関係者の多くは『ポカホンタス』が看板作品になることを今でも望んでいる。当時のスタジオの主任だったジェフリー・カッツェンバーグは『ポカホンタス』が『ライオン・キング』よりも高い名声を誇り、1991年に公開された『美女と野獣』のようにアカデミー賞にノミネートされることを夢見た。しかし、『ポカホンタス』は初期のディズニー作品と違って、小さい子にはわかりにくいテーマを扱った作品であったため、商業的なヒットの度合いは『ライオン・キング』や『美女と野獣』などといった作品に勝るほどではなかった[3]


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