ボーンシリーズ
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ボーンシリーズ
The Bourne Series
監督
ダグ・リーマン(1作目)
ポール・グリーングラス(2-3作目)
トニー・ギルロイ(4作目)
脚本トニー・ギルロイ(1-4作目)
ウィリアム・ブレイク・ヘロン(1作目)
ブライアン・ヘルゲランド(2作目)
スコット・Z・バーンズ(3作目)
ジョージ・ノルフィ(3作目)
ダン・ギルロイ(4作目)
原案トニー・ギルロイ(3-4作目)
原作ロバート・ラドラム(1-4作目)
製作パトリック・クロウリー(1-4作目)
フランク・マーシャル(2-4作目)
ポール・L・サンドバーグ(2-3作目)
製作総指揮ロバート・ラドラム(1作目)
フランク・マーシャル(1作目)
ダグ・リーマン(2-3作目)
出演者マット・デイモン
ジュリア・スタイルズ
ジョアン・アレン
クリス・クーパー
ブライアン・コックス
デヴィッド・ストラザーン
フランカ・ポテンテ
音楽ジョン・パウエル(1-3作目)
ジェームズ・ニュートン・ハワード(4作目)
主題歌モービーエクストリーム・ウェイズ
撮影オリヴァー・ウッド(1-3作目)
ロバート・エルスウィット(4作目)
編集サー・クライン(1作目)
リチャード・ピアソン(2作目)
クリストファー・ラウズ(2-3作目)
ジョン・ギルロイ(4作目)
製作会社ユニバーサル・ピクチャーズ
ザ・ケネディ/マーシャル・カンパニー
ラドラム・エンターテインメント
配給ユニバーサル・ピクチャーズ
公開2002年 - 継続中
製作国 アメリカ合衆国
言語英語
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『ボーン』シリーズは、作家のロバート・ラドラムが創造した、心因性健忘に苦しむ[1]架空の元CIA暗殺者ジェイソン・ボーンを主役としたスパイ映画である。脚本はそれぞれ、ラドラムの3冊の小説を原作としており、ジェイソン・ボーンを演じるのはマット・デイモンである。

第1作『ボーン・アイデンティティー』(2002年)はダグ・リーマン、第2作『ボーン・スプレマシー』(2004年)と第3作『ボーン・アルティメイタム』(2007年)はポール・グリーングラスが監督し、第4作『ボーン・レガシー』 (2012年)はトニー・ギルロイが監督し、4作品すべての脚本にギルロイが参加している。第5作目となる『ジェイソン・ボーン』の監督はポール・グリーングラス、ラドラムはキャラクター原案としてクレジットされた。

本シリーズはCGIを用いたものが多い近年のアクション映画とは対照的にリアリズムを重視していることで有名である[2]
製作

ダグ・リーマン監督は高校生のときに読んで以来、ロバート・ラドラムの『暗殺者(英語版)』のファンであったと述べており、リーマンが『スウィンガーズ(英語版)』を作り終えた頃に、小説の映画化を企画しようと決めた。ワーナー・ブラザースからの本への権利を手に入れて2年以上の後、脚本家のトニー・ギルロイと更に1年に渡って脚本を開発し、映画は2年間の製作活動に直面した[3]。リーマンは最終的にマット・デイモンをボーン役にキャスティングする以前、ラッセル・クロウシルヴェスター・スタローンを含む広範囲にわたる俳優と接触した[4]。撮影の合間にも脚本の書き直しが何度も行われ、リーマンは絶えずユニバーサルの幹部と言い争い、製作は難航した[5]

2003年6月、ユニバーサルはイギリスのポール・グリーングラスが続編の『ボーン・スプレマシー』を監督すると発表した[6]。グリーングラスは3作目『ボーン・アルティメイタム』も監督した。
作品
映画
ボーン・アイデンティティー詳細は「ボーン・アイデンティティー」を参照

地中海上に浮かぶ男性が漁船によって救助される。男は背中に2つの弾痕を負い、さらに記憶を失っており、唯一の手掛かりは皮膚の下に埋め込んであったマイクロカプセルが示すスイス銀行の口座番号であった。さっそく男は銀行へ向かい、番号が示す貸金庫を開けるとそこで自分の顔写真が貼られたパリ在住の「ジェイソン・ボーン」名義を始めとした、それぞれ名前の違う6冊の偽造パスポート、大量の札束、そして一丁の銃を見つけた。ボーンの正体は、亡国の政治家のウァムボージー暗殺任務に失敗したCIAの暗殺者・通称「トレッドストーン」の一人であり、その生存に気付いた当局は、証拠隠滅の為にボーンを葬ろうと暗殺者達を送り込む。が、それより早く、スイス到着後に警官を叩きのめした事で警官に追われていたボーンは、アメリカ領事館へ追ってきた警察官の訴えから、領事館で捕らえられそうになる。その場で、領事館の職員を倒した事から、駐在の海兵隊に追われて、何とか領事館からの脱出に成功する。そこへ偶然居合わせたマリー・クルーツに金を支払いパリまでの同行を頼み、追跡を振り切る。その道中でやがて2人は惹かれ合い、ともにボーンの記憶を取り戻そうとするが、今度はCIAから送りこまれたトレッドストーン達に追われる事となる。
ボーン・スプレマシー詳細は「ボーン・スプレマシー」を参照

あの逃亡劇から2年後。ボーンはインドゴアでマリーと静かに暮らしていたが、街を一人で歩いている時に、不審な男を見かけ、自分への刺客だと直感する。危険を感じたボーンは、マリーと合流するが、その直後に男の襲撃を受け、マリーを殺されてしまう。CIAの仕業と考えたボーンは復讐と真実の追求の為にベルリンへ。その過程で、様々な情報を得た事で、断片的に記憶を取り戻したボーンは過去の真実を告げるために、一人の少女を捜し求めてロシアへ赴く。
ボーン・アルティメイタム詳細は「ボーン・アルティメイタム」を参照

マリーを殺した男への復讐を果たしてから半年後、ロシアでの傷を癒したボーンはトレッドストーン計画の首謀者を捜し出し、決着をつけようと動き出す。その手始めとして新聞にトレッドストーン計画と、ジェイソン・ボーンについての記事を書いたイギリスの新聞記者、サイモン・ロスとの接触を試みたところすでにトレッドストーン計画は終了しており、新たにブラックブライアー作戦が進行していて、そうなったのはボーン自身がきっかけとなった事を聞かされる。ブラックブライアー作戦は最高機密であり、その存在を知っているサイモン・ロスをCIAのニューヨーク支局が危険人物と判断し、逮捕の指示を出していて、ボーンと接触したところへCIAの局員がサイモン・ロスを逮捕しようと現れる。それを悟ったボーンは彼を守りながら逃走しようとするが、パニックを起こしてしまったロスがボーンの指示に従わなかった為、ついにブラックブライアーによって生み出された暗殺者に殺害されてしまった。手がかりを失ったボーンはロスの遺留品から糸をたぐり始めて行くが、その先で思わぬ協力者を得る。
ボーン・レガシー詳細は「ボーン・レガシー (映画)」を参照


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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