ボーズマン行政
郡
ボーズマン (Bozeman) は、アメリカ合衆国モンタナ州南西部にある都市。人口は5万3293人(2020年国勢調査)で、州内で4番目の規模である。1864年からギャラティン郡に属し、郡庁所在地である。市名は、ボーズマン・トレイルをつくったジョン・ボーズマン(John Bozeman)にちなんで付けられた。
州内では人口増加率の高い都市の一つである。イエローストン空港が市の13Km北西にある。 数千年の間、ショショーニ、ネズ・パース、ブラックフット、フラットヘッドやスーといった先住民族が居住していた。しかし、ギャラティン渓谷 SFドラマシリーズ『新スタートレック』にU.S.S.ボーズマンという宇宙船が登場した。スタートレックシリーズのプロデューサーであるブラノン・ブラガがボーズマン出身であることによる。後に、スタートレックの世界では、2063年4月5日にボーズマンで地球人
歴史
先史時代
19世紀
1806年7月 ウィリアム・クラークがスーリーフォークスからギャラティン川に沿って東にやってきた際に、この地を訪れた。クラーク隊の日誌の報告には、地元の部族が「花の谷」と呼んでいたゆくゆくは都市となるこの土地について簡潔に記述されている。
1863年 ジョン・ボーズマンはパートナーのジョン・ジェイコブスとともに、ボーズマン・トレイルを開拓した。オレゴン・トレイルから分岐してヴァージニア・シティの鉱山町にたどり着くもので、ギャラティン渓谷と現在のボーズマン市街地を経由している。
1864年 ジョン・ボーズマンはダニエル・ラウズやウィリアム・ビールとともに町の区画を策定し、「どんなに開拓生活に不慣れな者であっても、その金色の髪を易々と手入れしながらでも東方よりこの地域にどんどん入植することが可能なように、用意ができている」と宣言した。
1868年頃 インディアン戦争がボーズマン・トレイルに及んでいたが、入植者達にとってボーズマンの肥沃な土地は魅力的であった。
1868年 ネルソン・ストーリーという者が3000頭ものテキサスロングホーン(家畜の牛)を、怒れる先住民族及びネルソンを安全上の理由で通すまいとするアメリカ陸軍の合間をかいくぐってボーズマンにやってきた。これがモンタナ州での家畜業の基礎となった。
フォート・エリス(エリス要塞)は1868年第2騎兵隊のR. S. ラモット大尉と2中隊によって設立された。イエローストーン付近でのジョン・ボーズマンの不思議な死と、この地の入植者や坑夫らがさらなる防御の必要性を感じたことによる政情不安に対処するためであった。要塞はゲティスバーグの戦いの戦死者であるオーガスタス・ヴァン・ホーン・エリスにちなんで名付けられた。
1886年 要塞はその役目を終え、現在ではほとんど跡が残っていないが、モンタナ州立大学のフォート・エリス実験施設となっている。フォート・エリスに加え、小規模で短期間使われたフォート・エリザベス・ミーガーが1867年に地元の国民軍によって設立され、町の東8マイルにあるロック・クリークにあった。
1883年 ノーザン・パシフィック鉄道がボーズマンに達した。1900年頃には人口が3,500人となった。
20世紀
1906年 中国人の入植者Lu-Singが無関係の中国人入植者Tom Singを殺害する事件が起きた。簡易裁判での弁護では、目撃者がLu-Singの正当防衛だと主張したものの有罪とされてボーズマン監獄の外側に吊し上げとなった。
フィクション