ボージャック・ホースマン
BoJack Horseman
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コメディドラマ
ブラック・ユーモア
アニメーション
企画ラファエル・ボブ・ワクスバーグ
『ボージャック・ホースマン』(原題:BoJack Horseman)は2014年から2020年にかけて[1]配信されたアメリカ合衆国のアニメである。ラファエル・ボブ・ワクスバーグ(英語版)によって作成された[2]。主演はウィル・アーネットが務めた。2014年8月にNetflixオリジナル作品として配信が開始され[3]、日本ではサービス開始日の2015年9月2日から配信された[4]。
本作は、人間と擬人化された動物が共存する世界を舞台に、落ちぶれたウマの俳優ボージャック・ホースマンの日々を描いている[5][6]。 ウマの俳優ボージャック・ホースマンは、1990年代に『馬か騒ぎ』というコメディドラマで一世を風靡したものの、今では自堕落な生活を送っていた[5]。1年半前には俳優としてのキャリアの再起をかけて自伝を執筆する仕事を受けていたが遅々として筆が進まず、痺れを切らした担当編集者が送り込んだゴーストライターのダイアンと出会う[7]。ダイアンは落ちぶれたボージャックのありのままの姿を表現した原稿を書き上げ、彼の怒りを買うが、出版された自伝はたちまちヒット作となった。 自伝のヒットによりボージャックは晴れて表舞台に返り咲き、自堕落な生活をやめ性格を前向きに改めることを決心する。子供時代のヒーローだった競走馬セクレタリアトの半生と死を描いた映画の主演の座を射止めることに成功するが、その張り切りは空回りし、意欲を失ったボージャックを見限った製作側はCGを駆使して彼の演技抜きで映画を作り上げてしまう。過去に裏切った親友ハーブの死にも直面し、逃げ出したボージャックはニューメキシコへ向かい、俳優デビュー前に思いを寄せていたシャーロットの家庭に転がり込む。しかしある夜、高校生の娘と肉体関係を持とうとしていたところを彼女に見つかり、ロサンゼルスへ帰らざるを得なくなる。 映画『セクレタリアト』でアカデミー主演男優賞ノミネートを目指すボージャックは敏腕広報担当者のアナとタッグを組む。見事ノミネートの報を受けたボージャックは邸宅で祝賀パーティーを開き、見ず知らずの人間達からの賛美に酔いしれるが、虚報と判明した途端大勢いたはずのパーティー参加者は一斉に帰宅する。名誉欲に飲まれた彼からかつての友人達も離れていく中、ボージャックは『馬か騒ぎ』の元子役でポップスターのサラを誘って酒とドラッグを乱用しながら過去に傷つけた人々への謝罪行脚に出る。サラは自分の存在意義について考えるうちにパニックに陥り、ヘロインの過剰摂取によりボージャックの目の前で死亡してしまう。 サラの死後失踪したボージャック不在のロサンゼルスではピーナツバターがカリフォルニア州知事選に出馬し、ダイアンがウェブメディアのブログライターになるなど、それぞれが別の道を歩み始めていた。その後再びロサンゼルスに戻ってきたボージャックの目の前に現れたのは、彼の生物学上の娘を自称するホリーホックだった。ホリーホックの実の母を探す過程でボージャックは認知症が進行した母ビアトリスを老人ホームから引き取ることになり、虐待的だった両親の過去に触れる。一方、恋人と別れ芸能マネージャーとしてショービジネスの世界に復帰したキャロラインは本人の知らぬ間にボージャックを主演に迎えたテレビドラマの企画を進めていた。 刑事ドラマ『フィルバート』の撮影が始まり、セクハラやDV問題で業界から干されていた俳優の出演が決まると、誤解が誤解を生みボージャックは彼を批判するフェミニストとしてメディアに祭り上げられる。調子に乗ったボージャックが女性の味方として振る舞う一方で、ダイアンはアナからボージャックが未成年と性交渉を持とうとしていた事実を伝えられる。『フィルバート』は予想外のヒット作となるが、撮影中のスタントでの負傷をきっかけにボージャックは鎮痛剤依存に陥り、幻覚症状から演技中に共演者の首を本気で締めてしまい、またその様子を捉えた動画がインターネット上で拡散されてしまう。キャロラインの働きにより炎上騒ぎに発展することなく事態は収束したものの、罪悪感に苛まされたボージャックは自身の悪行を暴露する記事を発表するようダイアンに懇願する。彼女はこれを拒否するが、代わりにボージャックをアルコール・ドラッグ中毒者の為のリハビリ施設へと連れて行く。 リハビリ施設に入院したボージャックはサラの死と両親の虐待を受けていた子供時代に向き合う。一方ダイアンも回顧録の執筆を通じて自分の過去に向き合うが筆が進まず、絶望感と鬱の症状に苦しむ中で彼女を支えるカメラマンのガイとの関係を深める。リハビリ施設を退院したボージャックはアメリカ各地を訪れ、過去に傷付けた女性達への謝罪と会話を試みる。回顧録の執筆途中に書いた子供向け小説がヒットしたダイアンはやや不本意ながらも児童文学作家としてその名を知られるようになり、ボージャックはホリーホックが通うウェズリアン大学演劇科の教授として落ち着いた生活を手に入れたが、その裏では調査報道ジャーナリストがサラの死の真相に迫っていた。 ボージャックがサラの死への関与を隠すため警察と救急隊に虚偽報告をしていたこと、そして自らの立場を利用して高校生と肉体関係を持とうとしていたことが公になる。世間からのバッシングの末ボージャックは教授の職と持ち家を失い、放送会社の執行役に迫られ過去の栄光としてこれまで縋ってきた『馬か騒ぎ』に関する権利を全て放棄させられる。ホリーホックにも縁を切られ、絶望したボージャックはかつての自宅に侵入し、『馬か騒ぎ』のシーズンDVDを観ながら酒を飲み耽る。そのままテラスに出てプールに転落し、薄れゆく意識の中で亡くなった友人や家族の夢を見ていたが、住人の通報により一命を取り留める。 1年後、不法侵入罪により収監されたボージャックは週末の間だけの一時外出を認められる。ピーナツバターに出迎えられ、キャロラインの結婚式に参列したボージャックはそこで友人達との関係を修復する。パーティーを抜け出したボージャックは式場の屋根でダイアンとも再会し、彼女がガイと結婚しヒューストンに引っ越していたことを知る。その後、物語はボージャックとダイアンが人生と幸福について取り留めもない会話をする中で幕を閉じる。
あらすじ
シーズン1(2014年)
シーズン2(2015年[8])
シーズン3(2016年[9])
シーズン4(2017年[10])
シーズン5(2018年[11])
シーズン6 パート1(2019年[12])
シーズン6 パート2(2020年)
登場人物
メインキャラクター
ボージャック・ホースマン(BoJack Horseman)
声:ウィル・アーネット、日本語吹き替え:落合弘治[13]本作の主人公[5]。茶色の馬。物語開始時は50歳[14]。1990年代に『馬か騒ぎ』というシットコムで一世を風靡したが、[6]放送終了後はハリウッドサインを一望する邸宅で財産を食い潰しながら自堕落な生活を送っていた。