ボーイング40A
[Wikipedia|▼Menu]
ボーイング40

ボーイング40A(Boeing Model 40)とは、アメリカ合衆国航空機メーカーであるボーイングが初めて開発した複葉機の旅客機である。
概要

1925年アメリカ合衆国郵政省航空郵便輸送機として開発が進められていた。この機体は水冷式エンジンのリバティであり、主な目的は郵便物を運ぶためではあったが、乗客2人を収容する客室も備えていた。1925年7月20日に初飛行した。しかし契約はライバルのダグラス・エアクラフトM-2[要曖昧さ回避]輸送機が採用された為、受注は叶わなかった。

そののち、1927年に民間航空路の旅客機に運用される機体として復活し、こちらがボーイング40Aとなった。エンジンは空冷式の Pratt & Whitneyのワプスとなっていたが、機体構造は当時としては標準的な鋼管を網状に組んだ上に羽布を貼り付けた構造であった。1927年7月1日にユナイテッド・エアクラフト・アンド・トランスポート(BATC:現在のユナイテッド航空)の手によってサンフランシスコシカゴ間の航空路に就航した。80機ほど量産された。
スペック (Model 40A)ボーイング40の設計図

乗員: 1

乗客: 2

全長: 10,12 m

全幅: 13,47 m

全高: 3,73 m

翼面積: 50.82 m2

空虚重量: 1.602 kg

最大離陸重量: 2.722 kg

巡航速度: 169 km/h

最大速度: 202 km/h

最大上昇限界高度: 4.420 m

航続距離: 1,046 km

エンジン: Pratt & Whitney Wasp 313 kW(420馬力)単発

バリエーション(派生型)

Model 40 - 最初に設計された水冷式エンジン搭載型

Model 40A - 1927年にBATCのために改設計された機体 (25機生産)

Model 40B - 搭載エンジンをPratt & Whitneyホーネットへ換装 (19機改造)

他にもマイナーチェンジタイプ多数











ボーイング旅客機
レシプロ

40A

80

221

247

307

314

377

ジェット

367-80

707/720

717

727

737

Classic

NG

MAX


747

-SP

-300

-400

-8


757

767

777

777X


787

797

水中翼船

929

構想

ボーイング・イエローストーン・プロジェクト

Y1

Y2

Y3


開発中止

2707

7J7

NLA

ソニック・クルーザー

典拠管理データベース: 国立図書館

ドイツ


記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:7347 Bytes
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef