この項目では、アメリカ合衆国に所在する航空宇宙機器開発製造会社について説明しています。擦弦楽器における弓の使い方(運弓法)については「ボウイング」をご覧ください。
ボーイング
The Boeing Company
種類株式会社
市場情報NYSE BA
Boeing Japan株式会社
Boeing Japan Co.LTD種類株式会社
本社所在地 日本
〒100-0005
東京都千代田区丸の内1-6-6
日本生命丸の内ビル
業種航空宇宙産業
軍需産業
法人番号2010001124596
代表者ブレット C. ゲリー(社長)
外部リンクboeing.jp
特記事項:国内主要協力会社 三菱重工業・川崎重工業・SUBARU
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ボーイング(英語: The Boeing Company)は、アメリカ合衆国に所在する世界最大の航空宇宙機器開発製造会社。1997年にマクドネル・ダグラス社を買収したため、現在アメリカで唯一の大型旅客機メーカーであり、ヨーロッパのエアバス社と世界市場を二分する巨大企業である。また旅客機だけでなく、軍用機、ミサイル、宇宙船や宇宙機器などの研究開発、設計製造を行う。機体の設計に関して、有限要素法の設計手法の導入に先んじていて、その技術は車輌構体設計など他分野にも技術供与されており、世界の航空宇宙機器業界をリードしている。 この会社は、ウィリアム・E・ボーイングとアメリカ合衆国海軍技師ジョージ・コンラッド・ウエスターバレットによって、1916年7月15日にシアトルにて設立され、彼らの頭文字から "B&W" と名付けられた。 第1号機は会社名と同じ"B&W" と命名された双フロートの水上機であった。この会社名はすぐに "Pacific Aero Products" に変更され、1917年に会社名はボーイング航空機株式会社 ("Boeing Airplane Company") と改名される。1917年当時第一次世界大戦を戦っていた海軍のパイロット養成用に双フロート複葉単発の練習機モデルCが採用され、約700機を生産し航空機メーカーとしての地位を築いた。 第一次世界大戦終了後、軍用機の需要は無くなった。当時民間輸送も未発達であったため、アメリカでの主要な航空機需要は郵便事業であった。ボーイング社はモデルCの最終生産機C-700を使って、アメリカのシアトルとカナダのバンクーバーの間で、世界最初の国際航空郵便の輸送を始めた。輸送部門はBOEING AIR TRANSPORT社として事業を拡大してゆくが、使用機も双発のモデル40Aなど近代化されていった。 1923年に陸軍に採用された戦闘機P-12は海軍にもF4Bとして採用され、シリーズ総計586機が納入された。郵便機から発展した民間機分野では、1933年に画期的な旅客機ボーイング247(乗客10名)を開発した。当時の飛行機は複葉帆布張り固定脚であったが、247は全金属製・低翼・単葉・引き込み脚を採用し巡航速度300km/h以上を発揮し、アメリカの航空会社は競って導入した。
目次
1 歴史
1.1 創業期
1.2 大戦間期
1.3 第二次世界大戦
1.4 第二次世界大戦後
1.5 大型ジェット機の開発
1.6 旅客機の雄
1.7 超音速旅客機の開発
1.8 国際協力体制
1.9 マクドネル・ダグラスの吸収
1.10 2000年代
1.11 2010年代
2 部門
3 製品
3.1 航空機
3.1.1 民間機
3.1.2 生産中の航空機
3.1.3 開発中の航空機
3.1.4 生産終了済みの航空機
3.1.5 計画のみだった航空機
3.2 軍用機
3.2.1 固定翼機
3.2.2 ティルトローター機
3.2.3 回転翼機(一部)
3.3 宇宙機
3.4 ミサイル・ロケット
3.5 船舶
3.6 その他
4 受注と納入
5 カスタマーコード
6 脚注
7 参考文献
8 関連項目
9 外部リンク
歴史
創業期
大戦間期 P-12