ボーイズラブゲームとは、女性向け恋愛ゲームのうち、ボーイズラブを主として扱っている作品の総称である。略称は「BLゲーム」、「BLG」、「ボブゲ」など。 多くは18禁パソコンゲームであるが、コンシューマー機への移植も多い。初の移植はDC版『Fragrance Tale ?フレグランス テイル?
概要
同人ゲームの製作は比較的盛んであり、その中には、携帯版に移植された作品(『アカシア通り一番地』他)や、有名声優をフィーチャーした作品(Ritz Softの諸作品)が含まれることが特徴的と言える。 商業用ゲームソフトにおけるBL要素は、男性向け美少女ゲーム中の1シナリオ中で表現されたものを始まりとする。
歴史
1990年代に発表された美少女ゲームでは、ごく少数の作品にBL的描写が存在している。例えば1993年10月にアクティブが発売した『if2』収録の『やっぱり薔薇が好き』、1996年3月にジャニスが発売した『卒業旅行』などである。しかし、攻略対象キャラクターの中に男性が1?2人含まれているものであり、BLはあくまでもシナリオ分岐の1つに過ぎない。
石田美紀によればボーイズラブゲームのはじまりは『BOY×BOY ?私立光稜学院誠心寮?』であるという[1]。
2000年3月、Alice Softが設立した女性向けレーベルAlice Blueが、第1作『隠れ月
同年8月、ユニゾンシフトの妹ブランド・プラチナれーべるが、『好きなものは好きだからしょうがない!!』シリーズ第1部「FIRST LIMIT」(PC18禁)を発表。この作品は男女の性描写を含まない完全な女性向けゲームである。
2001年3月、Alice Blue第2作『王子さまLV1』(PC全年齢+18禁追加ディスク)発表。
上記のような黎明期の作品がユーザを着実に捉えた結果、2002年後半には『学園ヘヴン』『神無ノ鳥』他の話題作・大作を含むBLゲームの発売ラッシュを迎えた。
以降、新規ブランドの参入や作品の多様化、テレビアニメ化等のメディアミックス展開といった拡大傾向と、一部の作品の開発中止や2004年7月の有力ブランドAlice Blueの活動休止等の縮小傾向を混在させつつ、現在に至っている。
脚注^ 石田美紀 「響きと吐息 〈声のBL〉という申し開きのできない快楽について」『ユリイカ』 2007年12月臨時増刊号、195頁。
関連項目
ボーイズラブ
乙女ゲーム
恋愛ゲーム
ショタゲー
女向ゲー一般板
表
話
編
歴
コンピュータゲームのジャンル
ゲームシステム
アクション
ドットイート
プラットフォーム
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