移動性野生動物種の保全に関する条約(いどうせいやせいどうぶつしゅのほぜんにかんするじょうやく、英:The Convention on the Conservation of Migratory Species of Wild Animals; CMS)は陸上、海洋、空中で渡りをする野生動物種の保護を目的とした政府間条約である。
1979年にドイツのボンで採択され、1983年11月1日[1]に施行された。本条約が採択された場所から通称ボン条約と呼ばれている。国連環境計画の後援のもとに締結された。
本条約では、絶滅の恐れのある移動性野生動物種を附属書I、好ましくない保護状態下にあり国際間での協力が必要な移動性野生動物種を附属書IIにリストアップしている[1]。
2016年8月1日現在の加盟国数は124[2]。中国含め先進国は殆どが加盟済みだが、2017年現在、日本は未加盟(クジラや海亀、サメ類も保護の対象になっているのが主な理由である)。
関連項目
渡り鳥条約
ラムサール条約
脚注^ a b IUCN日本委員会の日本語解説ページより
^ ⇒Parties and Range States(2017年4月6日閲覧)
外部リンク
⇒移動性野生動物種の保全に関する条約(公式サイト)
⇒IUCN日本委員会の日本語解説ページ
⇒ボン条約仮訳(環境省・生物多様性センター)
更新日時:2018年4月25日(水)17:02
取得日時:2020/05/14 15:59