ABボルボ
AB VolvoABボルボのロゴ
種類株式会社
市場情報Nasdaq Nordic ⇒VOLV A、Nasdaq Nordic ⇒VOLV B
本社所在地 スウェーデン
ヨーテボリ
設立1927年
業種製造業
法人番号8700150107731
ボルボ・グループ(スウェーデン語: Volvokoncernen; 正式名称: アクチエボラグ・ボルボ〈Aktiebolaget Volvo〉, 通称: ABボルボ 〈AB Volvo〉)は、スウェーデンのヨーテボリに本拠を置く多国籍企業。ボルボ・トラックス[7]、ルノー・トラックス[7]、マック・トラックス[7]、東風汽車集団[7]、アイシャー・モーターズ[7]、ボルボ・バス、ボルボ建設機械、ボルボ・ペンタ、ボルボ・フィナンシャル・サービスなどを所有する。 地元の名門チャルマース工科大学と共同研究を行っている。また、2014年より上智大学と産学教育連携しており[8]、2017年現在でも継続している[9]。 1999年に乗用車事業を「ボルボ・カーズ」としてフォード・モーターに売却した後、他国の商用車メーカーの買収によるトラックやバスといった商用車に特化した世界戦略をとっている。2016年時点で世界2位のトラックメーカーである[10]。また、建設機械、船舶の各事業部と併せ、大型ディーゼル機関を中心としたグループを展開している。なお、「ボルボ・カーズ」は2010年にフォードから中国の浙江吉利控股集団傘下に移動し、引き続き「ボルボ」ブランドを保持している。また、浙江吉利控股集団は2018年にABボルボの筆頭株主となっている[6][11][12]。 日本国内では、ABボルボの子会社として設立したエヌエー(のちのボルボグループジャパン・現:UDトラックス)が日産ディーゼル工業を買収し完全子会社とした。また、かつてはABボルボ100%出資子会社の日本ボルボがボルボ・トラックス、ボルボ建設機械、ボルボ・ペンタの各事業部を展開していたが、2010年1月1日をもって日産ディーゼル工業と合併した。そして翌月2月1日をもって日産ディーゼル工業はUDトラックス(初代)に社名を変更し、さらに2014年1月1日にUDトラックスジャパン、ボルボグループジャパンと合併。同時に存続会社のボルボグループジャパンが社名を変更し現在はUDトラックス(2代)となっている[13]。2020年10月30日、主要株主であるボルボ・グループといすゞ自動車間で戦略的提携が正式に締結されたことにより、いすゞ自動車がボルボからUDトラックスを2,430億円で買収したことでUDトラックスはいすゞグループ企業となり、ボルボ・グループから離脱した[14][15][16]。 なお、日本においてボルボを冠するABボルボ傘下の企業(グループ外であるボルボ・カーズ傘下を除く)は現存せず、現在の日本におけるABボルボの事業は基本的にUDトラックスが行っている。かつては前述のとおりエヌエー株式会社として設立され、現在はUDトラックスとなっているボルボ・グループ・ジャパンのほか、日本ボルボ、ボルボ・インフォメーション・テクノロジー・ジャパン、ボルボ・ロジスティクス・コーポレーション・ジャパン、ボルボテクノロジー・ジャパン[17][18]がグループ内の企業としてボルボを冠していたが、ボルボテクノロジー・ジャパン以外の全社は合併を経て現在はUDトラックスの一部門となっている。なお、ボルボテクノロジー・ジャパンはUDトラックスに合併することなく、2017年10月30日に清算結了している[19]。 UDトラックスのグループ会社[20]であるVFSジャパン株式会社(現・UDフィナンシャルサービス)は直接はボルボの名前を冠しないものの、Volvo Financial Services
概要
このほか、ABボルボはヤマハ発動機へマリン用ディーゼルエンジンを多数供給している[23]。 旧部門の沿革については当該記事を参照のこと。
沿革
1928年 - ボルボグループにおけるトラック製造を開始する。
1999年 - ボルボグループの乗用車事業をフォードに売却し、フォード傘下企業の「ボルボ・カーズ」(Volvo Cars)となる。
2001年 - ルノー・ビークル・インダストリー(ルノーの商用車事業子会社)を買収すると共に、「ルノー」の出資を受け入れ同社がボルボグループの筆頭株主となる。