ボルチオキセチン
IUPAC命名法による物質名
IUPAC名
1-[2-(2,4-Dimethyl-phenylsulfanyl)-phenyl]piperazine
臨床データ
発音[v??rti??ks?ti?n]
ボルチオキセチン(Vortioxetine)は、大うつ病性障害の治療に用いられる処方箋医薬品であり、ルンドベックと武田薬品工業から商品名トリンテリックス(Trintellix)で販売されている[2]。ボルチオキセチンには、他の抗うつ薬と似た有効性がみられる[2]。イギリスでは、ボルチオキセチンの処方は他の2つの抗うつ薬で十分に改善されない人にのみ推奨される[3]。投与法は経口である[2]。 日本で承認されている効能・効果は「うつ病・うつ状態」である。 下記の患者には禁忌とされている。[4] 一般的な副作用には、便秘と吐き気があげられる[2]。重度の副作用には25歳未満の自殺、セロトニン症候群、出血、躁病、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群(SIADH)があげられる[2]。投与量が急速に減少すると、離脱症候群が発生する場合がある[2]。妊娠中や授乳中の人への投与は一般的に推奨されない[3]。 セロトニン再取り込み阻害・セロトニン受容体調節薬 アメリカ合衆国では、2013年に医薬品としてアメリカ食品医薬品局に承認された[2]。日本では2019年9月に承認された[5]。
効能
禁忌
モノアミン酸化酵素(MAO)阻害剤を投与中、あるいは投与中止後2週間以内の患者
本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者
副作用
作用機序
歴史
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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