ボヤージュ・オブ・タイム
Voyage of Time
監督テレンス・マリック
脚本テレンス・マリック
製作
デデ・ガードナー
ニコラス・ゴンダ
サラ・グリーン
『ボヤージュ・オブ・タイム』(Voyage of Time)は、テレンス・マリック監督・脚本による2016年のアメリカ合衆国のIMAXドキュメンタリー映画である。宇宙の誕生と死を探求する内容であり[1]、40年以上にわたって取り組んできた「私の最大の夢のひとつ」と説明している[2][3]。
映画はブラッド・ピットがナレーターを務めた40分のIMAX版とケイト・ブランシェットがナレーターを務めた35mmの全長版の2つが公開される[4]。全長版は第73回ヴェネツィア国際映画祭のコンペティション部門で上映され、金獅子賞を争った[5]。IMAX版は2016年10月7日より北米公開された[6][7]。 『ボヤージュ・オブ・タイム』の起源は地球の生命を探求する映画『Q』の企画をマリックがパラマウントで始めた1970年代まで遡る[10]。パラマウントで製作が始まった際の予算は100万ドルであった[10]。その後マリックはプロジェクトから離れ、『Q』の要素と映像は後に『ツリー・オブ・ライフ』(2011年)と『ボヤージュ・オブ・タイム』に流用されることとなった[10]。2009年にブラッド・ピットがナレーターを務めること明かされ、さらに2014年にはケイト・ブランシェットが加わった[11][12]。また2011年にはエマ・トンプソンが加わって録音したが、彼女のナレーションが完成品に使われているかは不明である[13]。 『ボヤージュ・オブ・タイム』の撮影は世界各所で行われた。2014年に行われたカンヌ国際映画祭でのマーケット・スクリーニングでマリックとプロデューサーたちはアメリカ合衆国南西部、ハワイ、アイスランド、モントレー、チリ、パラオ、ソロモン諸島、パプアニューギニアなどで撮影された映像を上映した[14]。 視覚効果スーパーバイザーはダン・グラス、コンサルタントはダグラス・トランブルが務める[15][16]。 2015年2月、ブロード・グリーン・ピクチャーズ 日本では2016年12月、2017年3月より90分の全長版がギャガの配給で公開されると発表された[21]。 IMAX版はRotten Tomatoesで25人の批評家から92%、Metacriticで11人の批評家から77/100を獲得している[22][23]。 全長版はRotten Tomatoesで20人の批評家から65%、Metacriticで10人の批評家から68/100の値を獲得している[24][25]。
キャスト
ナレーター(IMAX版) - ブラッド・ピット[8]
ナレーター(35mm全長版) - ケイト・ブランシェット[8]
ナレーター(日本語吹替版) - 中谷美紀[9]
製作
企画
撮影
ポストプロダクション
公開
評価
Size:30 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
担当:undef