ボブ・ジェームス
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この項目では、アメリカ合衆国の音楽家について説明しています。その他の用法については「ボブ・ジェームズ」をご覧ください。

ボブ・ジェームス
Bob James
ボブ・ジェームス(2015年)
基本情報
出生名Robert McElhiney James
生誕 (1939-12-25) 1939年12月25日(84歳)
出身地 アメリカ合衆国 ミズーリ州マーシャル
ジャンルジャズスムーズジャズフュージョンジャズ・ファンク
職業ミュージシャン、作曲家、編曲家、音楽プロデューサー
担当楽器ピアノ、キーボード
活動期間1962年 -
レーベルCTIタッパンジー、Koch、コロムビアワーナー
共同作業者グローヴァー・ワシントン・ジュニアアール・クルーデイヴィッド・サンボーン、アイドリス・ムハマッド、フォープレイネイザン・イースト
公式サイト ⇒bobjames.com
ボブ・ジェームス(2004年)

ボブ・ジェームス(Bob James、1939年12月25日 - )は、アメリカ合衆国ミズーリ州生まれのピアニスト音楽プロデューサー作曲家編曲家である。ジャズフュージョンおよびアダルト・コンテンポラリー界を代表するアーティストの一人。ドラマの音楽や劇伴、クラシックまで幅広く手掛ける。

1980年発表のアール・クルーとの合作『ワン・オン・ワン』、1986年発表のデイヴィッド・サンボーンとの合作『ダブル・ヴィジョン』でグラミー賞を受賞した[1]。他のアルバムでも十数回ノミネートされている。

日本ではミニ番組『世界あの店この店』のテーマ曲として「Take Me To The Mardi Gras.」が知られる(アルバム『TWO』に収録)。
来歴

1939年12月25日、ミズーリ州マーシャルに生まれる。4歳からピアノを弾き始めている。ミシガン大学で学士と修士号を取り、バークリー音楽大学に転入している。1962年、トリオで出演したノートルダム・ジャズ・フェスティバル(インター・カレッジ・ジャズ祭)で優勝し、クインシー・ジョーンズに見出される。同年にThe Bob James Trio名義で彼のリーダー作のファースト・アルバムとなる『Bold Conceptions』をリリース。このアルバムはモダン・ジャズの仕上がりとなっている。1964年にはフリージャズのレーベルであるESPレーベルからExplosionsをリリース。この作品は現代音楽的要素を伴うアヴァンギャルド音楽として今日でも評価が高い。その後ロバータ・フラックのツアーバンドに参加。フィル・ラモーン制作のフィービ・スノウのデビューアルバムの録音に参加。

ジョーンズは自身の再起アルバム『ウォーキング・イン・スペース(Walking In Space)』にジェームスを起用。このセッションでジェームスはCTIレコードの創始者、クリード・テイラーの知己を得る。1969年頃からミルト・ジャクソンポール・デスモンドジョージ・ベンソンなどの録音にプレイヤーとして参加。

1974年、セルフ・プロデュースによる初ソロ作『One』をリリース。グローヴァー・ワシントンJr.の『Inner City Blues』を皮切りに、ガボール・ザボ、ハンク・クロフォード、エリック・ゲイルらのアルバムでアレンジを担当。ドン・セベスキーに次ぐハウスアレンジャーとなる。この頃の彼の音楽性にはクラシック的な要素が強かったが、ピアノのタッチにはブラックなフィーリングもあり、白人ピアニストでは稀有な存在であった。作曲やオーケストレーションも務め、クロスオーバーシーンの一翼を東海岸で担う。

1973年、CTIに籍を置いたまま大手のCBSレコーズとプロデューサー契約、タッパンジー(Tappan Zee)オフィスを発足。この名称はニューヨーク州のウェストチェスター郡とロックランド郡を繋ぐ、ハドソン川に架かるに由来する。当初はもっぱらジェームスのプライベート事務所であった。アーティストとしてはCTI所属のまま、CBSではスティーヴ・カーンケニー・ロギンスらのプロデュース活動を開始。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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