ボビー・コールドウェル
Bobby Caldwell
ボビー・コールドウェル(2009年)
基本情報
出生名Robert Hunter Caldwell
生誕 (1951-08-15) 1951年8月15日
アメリカ合衆国・ニューヨーク州 ニューヨーク市 マンハッタン[1]
死没 (2023-03-14) 2023年3月14日(71歳没)
アメリカ合衆国・ニュージャージー州
ジャンルR&B、スムーズジャズ、トラディショナル・ポップ
職業シンガーソングライター、ミュージシャン
担当楽器歌、ギター、キーボード
活動期間1968年 - 2023年
レーベルTK、アトランティック、ポリドール、Sin-Drome
公式サイト ⇒www.bobbycaldwell.com
ボビー・コールドウェル(Bobby Caldwell、1951年8月15日 - 2023年3月14日)は、アメリカのミュージシャン。1970年代から1980年代にかけて流行したAORサウンドを代表するシンガーソングライターの一人。 ニューヨーク・マンハッタン生まれ。1978年のシングル「風のシルエット (What You Won't Do for Love)」がヒットし、当時流行していたAORの新星として脚光を浴びる。洗練された音の世界を持ちつつも、多くの初期AORシンガーのようにボーカルスタイルはR&B色が濃く、ブルー・アイド・ソウルの歌手として分類されることもある。また作曲家としてボズ・スキャッグスに「ハート・オブ・マイン (Heart of Mine)」、元シカゴ (バンド)のピーター・セテラに「ネクスト・タイム (Next Time I Fall)」、「ステイ・ウィズ・ミー (Stay with Me、初出邦題:ステイ・ウィズ・ミー song for KA・GU・YA・姫)」(映画『竹取物語』主題歌)などのヒット曲を提供(いずれも後にセルフカバー)している。 1980年に彼が所属していたTKレコードが倒産し、本国ではプロモーション活動がままならなかった影響か、1980年代以降はアメリカでは振るわずも、日本では非常に人気が高く、AOR界ではクリストファー・クロスやボズ・スキャッグスと並び立つ存在。1990年代にオンエアされたニューヨークの夜景をバックに「ステイ・ウィズ・ミー」「ハート・オブ・マイン」「カム・トゥ・ミー」が流れるパーラメント(たばこ)のCMは、彼のイメージを象徴付け、日本での人気の発端となった。2015年にはシカゴの「サタデイ・イン・ザ・パーク」をカバーしている。2004年、メアリーと再婚[2]。なお、元キャプテン・ビヨンドのドラマーに同姓同名のミュージシャンがいるが、別人である。 2017年にボビーが処方された抗生物質で悪い反応を示したことが明らかになり[3][4]、それが原因でアキレス腱断裂を引き起こし[3][4]、神経障害につながった。ボビーは亡くなるまでの5年間、歩けなかった[3][4]。 それでも近年はビルボードライブの協力で、同年の2017年[5]、2018年1月・8月[6]、2019年も1月・8月と来日公演を精力的に開催し[7]、コロナ禍で流れたが2020年も来日を予定していた[8]。 2023年3月14日、長い闘病生活の末死去。71歳没[9]。
経歴・人物
晩年
ディスコグラフィ
リーダー・アルバム
『イヴニング・スキャンダル』 - What You Won't Do for Love (1978年)
『ロマンティック・キャット』 - Cat in the Hat (1980年)
『シーサイド・センチメンタル』 - Carry On (1982年)
『オーガスト・ムーン』 - August Moon (1984年)
『ハート・オブ・マイン』 - Heart of Mine (1988年)
『ソリッド・グラウンド』 - Stuck on You (1991年) ※国内盤は『Solid Ground』のタイトルで発売
『ホエア・イズ・ラヴ』 - Where is Love (1993年)
『ソウル・サヴァイヴァー』 - Soul Survivor (1995年)
『ブルー・コンディション』 - Blue Condition (1996年)
『カム・レイン・オア・カム・シャイン』 - Come Rain or Come Shine (1999年)
『パーフェクト・アイランド・ナイツ』 - Perfect Island Nights (2005年)
Live at the Blue Note Tokyo(2007年)
The Consummate Caldwell(2010年)
『ハウス・オブ・カーズ』 - House of Cards(2012年)
『アフター・ダーク』 - After Dark(2014年)
Saturday In The Park(2015年) ※配信限定
『クール・アンクル』 - Cool Uncle(2015年) ※with ジャック・スプラッシュ
コンピレーション・アルバム
『ボビー・コールドウェル・グレイテスト・ヒッツ』 - Greatest Hits (1992年) ※日本限定
『グレイテスト・ヒッツVol.2』 - Timeline -Bobby Caldwell Anthology (1998年)
Timeline: The Anthology (1998年)
Time and Again: The Anthology Part 2 (2001年)
『ザ・ベスト』 - The Best (2004年) ※日本限定
『フリー・ソウル?ドライヴ・ウィズ・ボビー・コールドウェル』 - Free Soul Drive With Bobby Caldwell (2005年) ※日本限定
『スペシャル・トゥ・ミー?ジ・アザー・サイド・オブ・ボビー・コールドウェル』 - The Other Side of Bobby Caldwell (2006年) ※日本限定
『ボビー・コールドウェル』 - The Best of Bobby Caldwell (2009年) ※日本限定
『アルティメイト・ベスト・オブ・ボビー・コールドウェル』 - The Ultimate Best of Bobby Caldwell (2010年) ※日本限定
『ライト・メロウ・ボビー・コールドウェル』 - Light Mellow (2013年) ※日本限定
The Time Has Come - Ultimate Anthology (2020年)
シングル
"The House is Rockin'" (1976年)
「風のシルエット」 - "What You Won't Do for Love" (1978年)
「カム・トゥ・ミー」 - "Come To Me" (1978年) ※日本限定
「スペシャル・トゥ・ミー」 - "Special To Me" (1978年) ※日本限定
"My Flame" (1979年)
"Can't Say Goodbye" (1979年)
"Down for the Third Time" (1979年)
「センチメンタル・サンダウン」 - "Coming Down from Love" (1980年)
"Alfie" (1981年)
「ジャマイカ・センチメンタル」 - "Jamaica" (1982年)
「オール・オブ・マイ・ラヴ」 - "All of My Love" (1982年)
「シェリー」 - "Sherry" (1983年) ※日本限定
"Don't Quit" (1984年)
"Take Me, I'll Follow You" (1988年)
「ステイ・ウィズ・ミー」 - "Stay With Me" (1989年) ※日本限定。ピーター・セテラによる映画『竹取物語』主題歌で、セルフカバー。
"Real Thing" (1991年)
"Janet" (1991年)
「イン・ザ・ネーム・オブ・ラヴ」 - "In The Name of Love" (1991年) ※日本限定
「ウィズアウト・ユア・ラヴ」 - "Without Your Love" (1991年) ※日本限定