ボナパルト家
フランス語: Maison Bonaparte
フランス王室
皇帝・ナポレオン1世の紋章
国 フランス第一帝政・第二帝政
イタリア王国
スペイン王国
ホラント王国
ナポリ王国
ヴェストファーレン王国
エルバ公国
アンドラ公国
ベルク大公国
ルッカ・ピオンビーノ公国
創設1804年5月18日 (219年前) (1804-05-18)
家祖シャルル・マリ・ボナパルト
最後の当主ナポレオン3世
現当主係争中:
シャルル
ジャン=クリストフ
断絶フランス:
1814年(第一期)
1815年
ボナパルト朝(ボナパルトちょう、dynastie des Bonaparte)は、19世紀フランスに興った王朝。一時はフランス本国のみならず、一族が周辺諸国の君主にもなった。
歴史ボナパルト一族の胸像
ボナパルト家はコルシカ島の小さな貴族の家柄であったが、一族のナポレオン・ボナパルトが1799年にブリューメル18日のクーデターで第一統領に就任し、その後自らを「フランス人の皇帝」に推戴させる選挙を行い、圧倒的な賛成で1804年に皇帝ナポレオン1世として即位した(フランス第一帝政)。
ナポレオン1世はヨーロッパ各国に侵攻すると、自分の兄弟や親類を征服地の国王や大公に仕立て上げた。
父:シャルル・マリ・ボナパルト - コルシカ島貴族
兄:ジョゼフ・ボナパルト - 当初はナポリ王(ジュゼッペ1世)、後にスペイン王(ホセ1世)。
弟:リュシアン・ボナパルト - カニノ公
妹:エリザ・ボナパルト - トスカーナ大公
弟:ルイ・ボナパルト - ホラント王(ローデウェイク1世)・ベルク大公・クレーフェ大公・サン=ルー伯
甥:ナポレオン・ルイ・ボナパルト - ホラント王(ローデウェイク2世)
弟:ジェローム・ボナパルト - ヴェストファーレン王
養子:ウジェーヌ・ド・ボアルネ - イタリア副王(国王はナポレオンが兼ねた)
実子:ナポレオン2世 - ローマ王・ライヒシュタット公
妹婿:ジョアシャン・ミュラ - ナポリ王(ジョアッキーノ1世)、妻はカロリーヌ・ボナパルト。
彼らは必ずしも私欲に走ったりナポレオンに追随したわけではなく、ホラント王のルイやナポリ王のミュラなどのように、現地の利益にある程度配慮した政策を行って支持を得る一方、ナポレオンと不和になったり廃位させられた者もいる。いずれにしても、彼らはナポレオンの失脚とともに没落した。