ボディガード -守るべきもの-
ジャンル
ドラマ
政治スリラー
原案ジェド・マーキュリオ
『ボディガード -守るべきもの-』(原題:Bodyguard)は、ジェド・マーキュリオ(英語版)によって創作されたイギリスBBCのテレビドラマシリーズである。主演はリチャード・マッデンとキーリー・ホーズが務める[1]。6話からなるシリーズは2018年8月26日からBBC Oneで放送され[2]、2008年以来BBCでは最も高い視聴率を記録したドラマとなった[3][4]。 BBCは2016年にWorld Productionsにシリーズを発注し、2017年にITV Studioが同プロダクションを買収した[5]。2018年、Netflixがイギリスおよびアイルランドを除く全世界での独占配信権を獲得した[6]。 シリーズは、PTSDに悩む帰還兵であり、要人警護の任務に就くロンドン警視庁のデイビッド・バッド巡査部長を中心に描く。 2020年9月より、スーパー!ドラマTVにおいても放送された。 別居中の妻子との関係とPTSDに悩む警察官のバッドは偶然乗り合わせた列車でイスラム教徒による自爆テロを防ぐ。この功績でバッドは、野心的な女性内務大臣モンタギューの警護に就く。モンタギューはテロ対策のために国民のプライバシーを一部侵害する法案を推進し、暗殺の危機に遭遇する。バッドはモンタギューの政治姿勢に反発しながらも彼女を守り、やがて男女の関係となる。モンタギューは首相のスキャンダルを握って脅し、後釜を狙うが爆弾で暗殺される。MI5は首相のスキャンダル情報を取り戻そうとし、警察内の対テロ組織は暗殺事件を捜査し、バッドはモンタギューがMI5により暗殺されたことを疑う。やがてバッドは犯人に仕立て上げられて命の危険にさらされるが、妻に救われる。やがて暗殺犯はテロリストではなくモンタギューの法案で危険にさらされる犯罪組織であることがわかり、警察内の内通者が協力してバッドを嵌めていたことがわかる。バッドの疑惑は晴れて事件は解決し、スキャンダルが漏れて首相は辞任を迫られる。バッドはPTSDと家族に向き合う。 通算
概要
あらすじ
登場人物
デイビッド・バッド
演 - リチャード・マッデン、日本語吹替 - 花輪英司[7]
PTSDに悩むアフガニスタン帰還兵にしてロンドン警視庁の巡査部長。モンタギューの警護に就く。妻ヴィッキーとの間に二人の子がいるが別居中である[8][9]。
ジュリア・モンタギュー
演 - キーリー・ホーズ、日本語吹替 - 安藤麻吹[7]
保守党内閣の内務大臣[8][10]。
アン・サンプソン
演 - ジーナ・マッキー、日本語吹替 - 新井笙子[7]
ロンドン警視庁の対テロリズム組織SO15の長。
ヴィッキー・バッド
演 - ソフィー・ランドル
デイビッドの別居中の妻[8][11]。
ロブ・マクドナルド
演 - ポール・レディ(英語版)、日本語吹替 - 佐々健太
内務大臣特別顧問。
マイク・トラヴィス
演 - ヴィンセント・フランクリン(英語版)、日本語吹替 - 佐久間元輝[7]
対テロリズム担当大臣。
スティーヴン・ハンター=ダン
演 - スチュアート・ボウマン(英語版)、日本語吹替 - 水越健
MI5長官。
アンディ・アプステッド
演 - トム・ブルック(英語版)
デイビッドの戦友[12]。
ロレイン・クラドック
演 - ピッパ・ヘイウッド(英語版)、日本語吹替 - 桜岡あつこ[7]
要人警護部の長にしてバッドの上司。
ロジャー・ペンハリゴン
演 - ニコラス・グリーヴス(英語版)、日本語吹替 - 山本祥太[7]
モンタギューの元夫にして保守党幹部。
リチャード・ロングクロス
演 - マイケル・シェーファー、日本語吹替 - 佐々健太
MI5の工作員。
レイバーン
演 - ニナ・トゥーサン・ホワイト、日本語吹替 - 岸本百恵
ロンドン警視庁対テロリズム組織SO15の一員。
シャルマ
演 - アシュ・タンダン、日本語吹替 - 丸山智行
ロンドン警視庁対テロリズム組織SO15の一員。
タヒール・マハムード
演 - シャブハム・サラフ、日本語吹替 - 藤井雄太
モンタギューの広報担当。
ナディア・アリ
演 - アンジー・モハインドラ、日本語吹替 - 島田愛野
列車自爆テロ未遂犯のイスラム教徒女性。
シャネル・ダイソン
演 - ステファニー・ハイアム、日本語吹替 - 八重畑由希音
モンタギューの広報担当。
ルーク・エイキンズ
演 - マット・ストーキー、日本語吹替 - 藤井雄太
ダイソンに繋がる犯罪組織の指導者。
エピソード
話数Episode監督脚本放送日UK視聴者数
(百万人) [13]
1"Episode 1"Thomas Vincentジェド・マーキュリオ2018年8月26日 (2018-08-26)14.42
ロンドン警視庁のデイビッド・バッドは子供たちと乗り合わせた列車で自爆テロリストのナディアを説得して阻止し、逮捕させることに成功する。バッドは昇進し、内務大臣のジュリア・モンタギューの警護に着く。イラク戦争およびアフガニスタン戦争を支持し、公共の安全のため市民のプライバシーを一部制限しようというモンタギューの立場はバッドの兵士としての経験と相反する。モンタギューの元夫にして保守党幹部のペンハリゴンは、元妻がテロの脅威を利用して首相を目指すのではないかと疑う。一方、バッドはPTSDおよび妻との悪化する関係に悩む。戦友で反戦運動家のアンディ・アプステッドに会い、新しい職務に対し嫌悪感を示される。