ボッカチオ'70
Boccaccio '70
監督マリオ・モニチェリ
フェデリコ・フェリーニ
ルキノ・ヴィスコンティ
ヴィットリオ・デ・シーカ
脚本ジョヴァンニ・アルピーノ
イタロ・カルヴィーノ
マリオ・モニチェリ
スーゾ・チェッキ・ダミーコ
フェデリコ・フェリーニ
エンニオ・フライアーノ
ゴッフレード・パリーゼ
トゥリオ・ピネリ
ブルネロ・ロンディ
『ボッカチオ'70[1]』(ボッカチオ ななじゅう、イタリア語: Boccaccio '70、フランス語: Boccace 70[2])は、1962年に製作・公開された、イタリア・フランス合作のオムニバス映画である。参加監督は、マリオ・モニチェリ、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティ、ヴィットリオ・デ・シーカの4人。デ・シーカ監督の『自転車泥棒』で知られるチェーザレ・ザヴァッティーニの発案による艶笑コメディ、いわゆる「イタリア式コメディ」である。 4篇からなるこのアンソロジーは、それぞれを1人の映画監督が演出し、どの作品もが現代のモラルと愛の異なる側面についてを扱い、『デカメロン』で知られる14世紀の詩人ボッカチオのスタイルをとった。 ただし、ほとんどの国では150分前後の「3篇構成」で公開され、モニチェリ監督による第1話は、イタリアの配給会社チネリッツ
概要
後に日本で発売されたビデオ版、1998年の劇場公開版では4篇そろった完全版であった。
ポストモダン作家として知られるイタロ・カルヴィーノが、問題の第1話の脚本の共同執筆に参加している。当時カルヴィーノはローマに在住しており、数年後パリに隠遁した。発案者のザヴァッティーニは、単独で第4話の脚本を執筆した。 オリジナルな4篇は以下の通り。
各話詳細
第1話 レンツォとルチアーナ
監督・脚本:マリオ・モニチェリ
共同脚本:ジョヴァンニ・アルピーノ、イタロ・カルヴィーノ、スーゾ・チェッキ・ダミーコ
撮影:アルマンド・ナンヌッツィ
音楽:ピエロ・ウミリアーニ
主演:マリサ・ソリナス、ジェルマーノ・ジリオーリ
第2話 アントニオ博士の誘惑 Le tentazioni del dottor Antonio
監督・脚本:フェデリコ・フェリーニ
共同脚本:エンニオ・フライアーノ、ゴッフレード・パリーゼ、トゥリオ・ピネリ、ブルネロ・ロンディ