ボタンネコノメソウ
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ボタンネコノメソウ
岐阜県美濃市 2018年4月
分類APG IV

:植物界 Plantae
階級なし:被子植物 Angiosperms
階級なし:真正双子葉類 Eudicots
階級なし:バラ上類 Superrosids
:ユキノシタ目 Saxifragales
:ユキノシタ科 Saxifragaceae
:ネコノメソウ属 Chrysosplenium
:ボタンネコノメソウ
C. kiotoense

学名
Chrysosplenium kiotoense Ohwi[1]
シノニム


Chrysosplenium fauriei Franch. var. kiotoense (Ohwi) Ohwi kiotense[2]

和名
ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草)[3]
.mw-parser-output .side-box{margin:4px 0;box-sizing:border-box;border:1px solid #aaa;font-size:88%;line-height:1.25em;background-color:#f9f9f9;display:flow-root}.mw-parser-output .side-box-abovebelow,.mw-parser-output .side-box-text{padding:0.25em 0.9em}.mw-parser-output .side-box-image{padding:2px 0 2px 0.9em;text-align:center}.mw-parser-output .side-box-imageright{padding:2px 0.9em 2px 0;text-align:center}@media(min-width:500px){.mw-parser-output .side-box-flex{display:flex;align-items:center}.mw-parser-output .side-box-text{flex:1}}@media(min-width:720px){.mw-parser-output .side-box{width:238px}.mw-parser-output .side-box-right{clear:right;float:right;margin-left:1em}.mw-parser-output .side-box-left{margin-right:1em}}ウィキメディア・コモンズには、ボタンネコノメソウに関連するメディアがあります。ウィキスピーシーズにボタンネコノメソウに関する情報があります。

ボタンネコノメソウ(牡丹猫の目草、学名:Chrysosplenium kiotoense)は、ユキノシタ科ネコノメソウ属多年草[3][4][5]。別名、ボタンネコノメ[6]

なお、本種の種小名(種形容語)または変種名については、kiotoense[1][2][3][4][5][6][7][8]または kiotense[9][10][11][12]がある。前者については、大井次三郎1933年に記載した種小名であるが、大井が1937年に本種をホクリクネコノメの変種に組み替えた際に、変種名を kiotense として記載した。そのため、その後の学名の扱いに混乱が生じているが、本種が最初に記載されたのは kiotoense であり、YList でも同様に扱っているため、本稿では原則として kiotoense を使用することとする。
特徴

植物体は、葉腋に生える褐色の毛を除いて無毛。花時に根出葉は生存する。根出葉は卵円形で、長さ1.5-4.5cn、幅1-3cm、基部はほとんど無柄か短い葉柄がある。花茎をつけない枝がよく発生し、伸長し、2-3対の大きな葉でロゼットを形成する。ロゼット葉は、円みがあり、広楕円形または扇状円形で、長さ1-3cm、幅1-2.5cm、基部に短い葉柄があるかまたは無柄、縁には5-10対の内曲した低鋸歯があり、表面は緑色、裏面は白みがかった緑色をしている。葉には常に葉脈に沿って白色がかったすじがある[3][4][5][9][12]

花期は4-5月。花茎は直立し、高さは5-20cmになり、ふつう1対の小さな茎葉がある。集散花序は小型。花序を取り囲む苞葉は卵形から楕円形で、縁は鈍鋸歯状、色は鮮黄色。は径2.4-3.2mmになる広鐘形。裂片は4個で花時に直立し、長さは1.0-1.3mmになり、円形または扁円形で先端は切形または凹形、色は赤褐色または暗紫色になる。花弁は無い。雄蕊は8個あり、萼裂片よりずっと短く、長さ0.9-1.0mm。花糸は花時の葯とほぼ同じ長さ。裂開直前の葯は暗紅紫色で、長さ0.5-0.6mm。花柱は2個あり、短くて萼片から突き出ることはなく、円柱形をしている。果実は朔果で斜開し、2個の心皮は大きさが異なり、宿存性の花糸は、萼裂片のほぼ半分の長さかそれより短い。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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