「ボストン」のその他の用法については「ボストン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
市旗市章
愛称 : ビーンタウン[1]
世界のハブ(中心)[1]
自由の揺りかご[2]
現代アメリカの揺りかご[1]
アメリカのアテネ[1]
歩く街[1]
位置
ボストン市の位置(マサチューセッツ州)
座標 : .mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯42度21分28秒 西経71度03分42秒 / 北緯42.35778度 西経71.06167度 / 42.35778; -71.06167
ボストン(英語: Boston、英語: [?b?st?n] ( 音声ファイル))は、アメリカ合衆国のマサチューセッツ州北東部サフォーク郡にある世界都市。同州最大の都市かつ州都であり、同郡の郡庁所在地でもある。アメリカで最も歴史の古い街の1つであり、「ニューイングランドの首都」と言われることもある[7]。また、世界有数の大学都市としても有名である。 1630年9月7日にイングランドのボストン出身の清教徒が街造りを開始し、ボストンはアメリカ最初の公園であるボストンコモン(1634年)、アメリカ最初の公立学校であるボストン・ラテン・スクール(1635年)[8]、アメリカ最初の地下鉄(1897年)[9] など常にアメリカの先導的な役割を果たしてきた。アメリカ独立戦争ではボストン虐殺事件やボストン茶会事件などの歴史的な出来事がボストンで起こり、独立後ボストンは製造業の中心地となり、重要な貿易港に発展した。その長く豊かな歴史に引き付けられて、現在年間1630万人の観光客がこの地を訪れている[10][11]。 市内及び周辺地域には世界トップクラスの高等教育機関があり[12]、法学・経済学・医学・機械工学の分野は特に有名である[13]。ボストンは金融・ビジネスサービス・バイオテクノロジー・ITテクノロジー関連の企業が多く、面積当たりの雇用の数はニューヨーク・ワシントンD.C.に次いで多い[14]。 ボストンからは数々の有名な投資家が世に出て、アメリカ投資信託の清算制度をめぐりニューヨークの同業と競い、また一般投資家の世論を相手に戦った。結果として20世紀の後半にジェントリフィケーション(高級住宅地化と低所得者の排除)が進み[15]、家賃・地価は1990年代から急激に上昇している[16]。かつてのボストン金融街の名を冠するステート・ストリート、またミューチュアル・ファンド大手のフィデリティ・インベストメンツの本社が立地する。 世界の143主要都市を対象とした2008年の調査ではボストンは生活費の高さで99位にランクされている[17]。他方で、ボストンは「住みやすい都市」の評価で上位にランクされる[18]。世界の215主要都市を対象とした2009年の調査では、ボストンは住みやすさで35位にランクされている[19]。治安も良く、アメリカ国内でも最も安全な都市の一つとされている[20]。 2019年、世界都市ランキングにおいて世界第21位の都市と評価されており[21]、アメリカではニューヨーク・ロサンゼルス・シカゴ・ワシントンD.C.に次ぐ第5位であった。2021年、イギリスのシンクタンクの調査で世界12位の金融センターと位置付けられた[22]。
概要
歴史詳細は「ボストンの歴史(英語版
開拓・独立後の製造業植民地時代のボストン。昔のショーマット半島は、狭い地峡だけで本土へつながり、マサチューセッツ湾とチャールズ川河口のバックベイに囲まれていた。市内でネイティブ・アメリカンらの遺跡が発掘されており、それによれば紀元前5000年から人が居住していた[23]。
1630年9月7日にイングランドから来た清教徒たちの手によってショーマット半島に築かれた[11]。