ボストン・ダイナミクス
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ボストン・ダイナミクス
Boston Dynamics
種類子会社
本社所在地 アメリカ合衆国
マサチューセッツ州ミドルセックス郡ウォルサム市
設立1992年
業種精密機器
事業内容ロボット研究開発
代表者マーク・レイバート(英語版)
所有者Google X (2013年?2017年)
ソフトバンクグループ(2017年-2020年)
現代自動車グループ(2020年-現在)
外部リンク ⇒www.bostondynamics.com
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ボストン・ダイナミクス(英語: Boston Dynamics)は、ロボットの研究開発を手がけるアメリカ合衆国企業国防高等研究計画局(DARPA)の支援の下開発した四足歩行ロボットビッグドッグ[1]や、人間のシミュレーションを行うCOTSソフトウェアDI-Guyといった製品を開発している。

2020年12月より韓国・現代自動車グループの傘下となっている(ただし同社の買収が完了したのは2021年6月)[2]
沿革

ボストン・ダイナミクスは1992年、マサチューセッツ工科大学(MIT)においてロボットと人工知能を研究していたマーク・レイバート(英語版)(当時教授)が、同大学をスピンアウトして設立された。[3][4]

設立当初は、American Systems Corporation社とともにNAWCTSD(英語版)との契約の下、DI-Guyというソフトウェアによる3Dシミュレーションを用いた米海軍用の航空機の発進トレーニングビデオを更新する業務に携わっていた。[5]

2013年12月13日、ボストン・ダイナミクスはインターネット関連サービス大手のGoogle社に買収され、同社の研究開発部門にあたるGoogle Xの傘下に置かれた。この買収はアンディ・ルービンが進める同社のロボティクスプロジェクトにおける8社目の買収であった。[6][7][8]

2016年3月にGoogle社が短期的には収益が期待できないとして売却を検討していると報道された[9][10][8]。2017年6月9日、ソフトバンクグループは子会社を通じてボストン・ダイナミクスを買収することを発表[11][12][13]

2017年4月に行われたTEDカンファレンスにおいて、マーク・レイバートにより、これまで開発してきたロボットについてのプレゼンテーションが行われた[14]

2019年4月3D画像認識技術のKinema Systemsを買収。同社のディープラーニングを用いた3D画像認識システム「Kinema Pick」はBoston Dynamics Pick Systemと改名された[15]。新しい活動拠点では主に応用や知覚、ソフトウェアの開発が行われ、ハードウェアエンジニアリングは引き続きボストンで続ける意向を示している[16]

2020年3月3日、OTTO Motorsと協業してHandleやPickを用いた倉庫自動化ビジネスに参入[17][18]

ソフトバンクは2020年12月、保有するボストン・ダイナミクスの株式のうち80%を約900億円で現代自動車グループに売却することで合意した。ソフトバンクは引き続き株式の20%を保有する[19][20]

2022年10月6日、ロボットを武器化しないと共同で宣誓する書簡を公表する6社に参加[21]
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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