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ボスウォッシュ(英: Boswash、他にBoston-Washington corridor、Northeast Corridor、Bos-Wash Corridor、Northeast megalopolis)は、アメリカ合衆国北東部(ノースイースタン・ユナイテッド・ステーツ)の一つの帯となっている都市圏の総称である。マサチューセッツ州ボストン都市圏からワシントンD.C.の間で、
ロードアイランド州プロビデンス、
コネチカット州のハートフォード、ニューヘイブン、スタンフォード、
ニューヨーク州ニューヨーク、
ニュージャージー州ニューアーク、
ペンシルベニア州フィラデルフィア、
デラウェア州ウィルミントン、
および、メリーランド州ボルティモアの各都市圏が含まれている。
地理的な傾向はフランス人地理学者ジャン・ゴットマンの著作「メガロポリス:アメリカ合衆国の都市化された北東部海岸線」(1961年出版)で初めて特定された。ここに含まれる都市は経済的な結びつきが強く、また、交通でも通信でも連結されており、特に鉄道関連用語としては「北東回廊」と言われる。
ゴットマンによれば、ボスウォッシュは、地域社会がその中心街でかつて得られていたような大変多くの基本的サービスをアメリカ合衆国全土に提供しているので、アメリカのメインストリートと呼ぶに値するかもしれない、としている。
ゴットマンはアメリカで他に2つのメガロポリスを上げている。すなわち、シカゴからピッツバーグまでのチピッツ(ChiPitts)およびサンフランシスコからサンディエゴまでのサンサン(SanSan)であるが、前者は Great Lakes megalopolis
、後者は California megapolitan areas と呼ばれており、この言葉が広く使われている訳ではない。バージニア工科大学の都市圏研究所によるメガロポリスを超えては、ゴットマンの研究に最近の傾向を入れて更新した試みであるが、北東部大都市圏をボストンを越えてメイン州のポートランドまで、ワシントンを越えてバージニア州のリッチモンドまで拡張しており、 アメリカ合衆国のそのような10の地域の1つに数えている。 ボスウォッシュはメイン州南部とニューハンプシャー州から南部のバージニア州北部まで広がる。バージニア州北部にはワシントンD.C.の郊外にあたる大きな領域が含まれ、アレクサンドリアとアーリントンが入っている。ボスウォッシュ全体で6000万人に迫る人口があり、全米の約18%、世界の人口の約0.75%に相当する。 この地域には、ニューヨーク証券取引所、NASDAQ、ホワイトハウスおよびアメリカ合衆国議会議事堂があり、国際連合本部ビルや、ABC、NBC、CBS、FOXの本社があり、またニューヨーク・タイムズ会社やワシントン・ポストの本社、さらに8校のアイビー・リーグ大学のうち6校まで[注釈 1]が存在する。
範囲