この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方)
出典検索?: "ボクサーブリーフ"
ボクサーブリーフ(英: boxer briefs)は、男性用下着の一種。トランクスの形でブリーフと同じ伸縮性のあるフィット素材で作られ、日本では「ボクサーブリーフ」、「ボクサー」、「ボクサーパンツ(前開き穴のないボクサーブリーフ)」、「ニットトランクス」など、メーカーによって呼称は異なる。ただし、英語圏では「boxers」といった場合、日本で呼ばれる「トランクス」を指し、逆に、「trunks」がフィット素材のボクサーブリーフを指している。米英を始めとして、カナダ、オーストラリアの製造業者の間では「boxerbriefs」の一語で綴る用語で統一している。
構造
生地は通常のブリーフと同様、綿や伸縮性のある化学繊維を使用しているものが一般的で、体に密着するような構造となっている。通常のブリーフを腿部分を覆う程度まで伸ばし、スパッツ状にしたような構造である。通常トランクスには排尿のための前開きがあるが、ボクサーブリーフにはデザイン重視のため前開きが無いものもある。
ローライズボクサーブリーフの中には股下が極端に短く、普通のブリーフとそれほど変わらないものも登場している。また、ローライズという名のとおり、ゴムバンド位置も通常よりかなり低めである。このため2000年代以降デザイン性に優れたブリーフや男性用ビキニが注目を浴び、若者のシェアを伸ばし始めている。普通のボクサーブリーフは、スポーツのときに着用するレギンスに似ている。ボクサーブリーフ状のステテコが存在する。
腹部を押さえヒップの垂れを補正するファウンデーションとしての機能をもったロングボクサーブリーフ、柔らかい肌触りとデザインを重視した女性用ボクサーブリーフなどもある。[1]
歴史に於いて、ユニオンスーツと呼ばれる1910年代に流行した下着の下半身部分を短く現代風にアレンジしたデザインで発表し、その巧みな広告宣伝と普及価格で提供したことから世界的な人気商品となった[2]。日本でかつて使用されていた猿股に近い形状だが、ブリーフとトランクスの機能を折衷し、当時よりも繊維の材質や裁断、縫製技術が格段に進歩したことによって、新規の下着と認識されたことから現在では男性用下着において高いシェアを占めるようになった。1980年代中頃より人気化したトランクスも時間の経過と共に各世代に普及したことから、ファッションに敏感な青年層が他の世代との差別化を求めだしたことで、ボクサーブリーフの人気が上昇した。
後に股上の浅いローライズボクサーブリーフも登場し、ローライズのジーンズとともに着用されるようになった。
ボクサーブリーフに似た丈長下着が半ズボン衰退の一因にもなった。これはボクサーブリーフなどの丈長下着だと半ズボンからはみだしてしまう(ハミパンになってしまう)からである[3]。 ラインナップは基本的にM(ウエスト76 - 84cm) - LL(ウエスト92 - 100cm)が多い。Sサイズ(ウエスト68 - 76cm)を展開しているメーカーもある。 ハーバード公衆衛生大学院が、不妊治療を受ける男性656人を対象に下着と精巣機能との関係を調査したところ、トランクスを着用する男性の方が、ボクサーブリーフを含めたトランクス以外の下着よりも精子濃度が25%高く、卵胞刺激ホルモンの働きが14%低いという報告が出ている[注釈 1]。詳しいメカニズムは不明であるが、密着性の高い下着を着用することにより、陰嚢が通常よりも高温になり、精子運動が低下するのではないかと考えられている。したがって、妊活や不妊治療をおこなっている場合は、ボクサーブリーフよりも、通気性の優れたトランクスを常時着用する方が望ましい[4][5]。
サイズ
身体への影響
日本で購入できる主なブランド
カルバン・クライン - ckアンダーウェアブランドで展開。日本ではボクサーブリーフ人気の火付け役ともなった。
HOM - トリンプ・インターナショナルの日本法人がビキニブリーフやTバックなどとともに取り扱っている。
KOBI-ONE
One Nova