ボウモア蒸溜所
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ボウモア蒸溜所
Bowmore Distillery

所在地アイラ島ボウモア[1]
座標.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯55度45分25.7秒 西経6度17分23.44秒 / 北緯55.757139度 西経6.2898444度 / 55.757139; -6.2898444座標: 北緯55度45分25.7秒 西経6度17分23.44秒 / 北緯55.757139度 西経6.2898444度 / 55.757139; -6.2898444
所有者サントリーグローバルスピリッツ[2]
創設1779年 (1779)[2]
創設者デイビッド・シンプソン[1]
現況稼働中
水源ラーガン川(英語版)[2]
蒸留器数.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul{line-height:inherit;list-style:none none;margin:0;padding-left:0}.mw-parser-output .plainlist--only-child>ol li,.mw-parser-output .plainlist--only-child>ul li{margin-bottom:0}

初留器 2基[2]

再留器 2基[2]

生産量年間200万リットル[注釈 1][2]
ウェブサイトボウモア|サントリーウイスキー
ボウモア蒸溜所はアイラ島のインダール湾を望む位置に建つ(図の中央部)

ボウモア蒸溜所(ボウモアじょうりゅうじょ、Bowmore Distillery)は、スコットランドアイラ島ボウモアにあるスコッチ・ウイスキーの蒸留所。
歴史

ボウモア蒸溜所は、アイラ島の商人、デイビッド・シンプソンによって1779年に設立された[1]。多くの蒸留所があるアイラ島の中でも最古の歴史を持ち[4]、現存するスコッチウイスキーの蒸留所としてもグレンタレット蒸留所(英語版)[注釈 2]に次ぐ2番目の古さである[1]。なお「ボウモア」はゲール語で「大きな岩礁」を意味する[6]

経営が悪化してからはオーナーが替わり続け[4]、1837年にジェームズ&ウィリアム・マッター社に、1892年にイングランドの起業家グループが設立したボウモアディスティラリー社に、1925年にJ・B・シェリフ社に、1949年にグリコール社に、1963年にスタンレー・P・モリソン社へと所有権が移った[7][8]。モリソン社は翌1964年に蒸留所を拡張して増産を始める。この1964年蒸溜の原酒は「奇跡のヴィンテージ」と呼ばれて高く評価されている[8]。それまでポットスチルの加熱は石炭直火式で行われていたが、この拡張によって蒸気式に変更された[9]。なお、第二次世界大戦中には英海軍の飛行艇の訓練基地として使われていた[10]

その後ふたたび経営が悪化したため、蒸留はあまりしておらず、熟成に用いる樽も古いものを再利用するような状況だったが[11]、1989年に日本の酒類メーカーサントリー(現:サントリーホールディングス)による30%の資本参入を経て[4]、1994年7月に完全子会社化される[6]。以降サントリーがボウモア蒸溜所のオーナーである。サントリーは資本参入後、経営の建て直しを実施した[11]。サントリーがオーナーであることから、日本から輸出される山崎ならびに白州のイギリス国内の発売元も担当している[12]。2014年にはサントリーがビーム社を買収したため、ボウモアを含むスピリッツ事業はビーム サントリー(現:サントリーグローバルスピリッツ)に移管された[13]
製造特徴的な双塔のキルン塔。


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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