この項目では、弦楽器における奏法について説明しています。エレクトリックギターにおける奏法については「ボウイング奏法」を、アメリカの航空機メーカーについては「ボーイング」をご覧ください。
ボウイング(Bowing)は、運弓法(うんきゅうほう)ともいい、擦弦楽器にあって弓をどのように動かすかという方法をいう。
ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスのヴァイオリン属の楽器など、擦弦楽器では弓の毛の部分を楽器の弦(げん)の上を垂直に交わるように接触させて音を出す。弓や弦の位置、接触させる毛の量(弓を傾ける角度)、弓を動かす方向、弦に加える力の強さ、弓を動かす速さによって音の強さや音色が変わる。あまり使われないがエレクトリックギターを強く歪ませた音にして使われる事もある(ボウイング奏法を参照)。
目次
1 用語[1]
1.1 弓の各部の名称
1.1.1 さお
1.1.2 毛
1.1.3 毛箱(わく、フロッグ、ナット)
1.1.4 パールアイ
1.1.5 ネジ(スクリュー)
1.1.6 チップ
1.2 弓の毛の部位
1.2.1 弓先(ティップ)
1.2.2 弓元(ナット)
1.2.3 重心
1.3 弓の量[2]
1.3.1 全弓
1.3.2 先半弓(上半弓)
1.3.3 元半弓(下半弓)
1.3.4 先弓
1.3.5 中弓
1.3.6 元弓
1.4 弓の方向
1.4.1 ダウン・ボウ
1.4.2 アップ・ボウ
2 ボウイングの基本[3]
2.1 弓の持ち方
2.2 基本運動
2.3 弓の圧力
2.4 弾き始める弓の位置
2.5 弓を弾く弦の位置
2.6 弓の毛の量
2.7 弓の方向
2.8 各弦と弓との角度
2.9 接点・圧力・速度・音量・音色の関係
2.10 スラー
3 指弓[23]
3.1 定義
3.2 用途
3.3 その他
4 奏法としてのボウイング[27]
4.1 デタシェ
4.2 アクセント
4.3 マルトレ
4.4 コーレ
4.5 レガート