ホーレス・ウェルズ

生誕1815年1月21日
アメリカ合衆国 バーモント州
死没1848年1月24日
職業歯科医師

ホーレス・ウェルズ（Horace Wells、1815年1月21日 - 1848年1月24日）はアメリカ合衆国の歯科医師。
経歴

1815年にバーモント州ハートフォードで出生。ボストンの学校で学位を取得してウィリアム・T・G・モートンと共に同地で歯科診療所を開業したがコネチカット州ハートフォードに移転した。1844年12月10日に歯学者で興行師のガドーナー・クインシー・コルトンが亜酸化窒素（笑気ガス）を使った麻酔を見せものにしているのを見ていたウェルズは無痛抜歯の可能性に胸躍らせながら、コルトンに協力を求めた。ウェルズはコルトンに笑気ガスで麻酔をかけてもらい友人の歯科医ジョン・リッグスに自身の親知らずを抜いてもらった。亜酸化窒素の麻酔作用と安全性をウェルズ自身の親知らずの抜歯で確かめた。しかしウェルズの行った笑気麻酔は、100％の笑気を吸入させると云うもので、現在の視点からすれば危険極まりないものでした。

1845年にマサチューセッツ病院でウィリアム・T・G・モートン、チャールズ・トーマス・ジャクソン、ジョン・C・ウォーレンらの前で笑気麻酔実験をしたが失敗に終わった。

地元のコネチカットに戻ってから笑気麻酔での抜歯は成功したが患者の1人が麻酔により死亡したため医者を引退した。そしてウェルズはヨーロッパでセールスマンを生業としたがそのころにクロロホルムを手に入れて病みつきになった。それからウェルズは売春婦に硫酸をかけるなど異常な行動をするようになりThe Tombsに収監された。

1848年に足を剃刀で切り自殺した。そのときウェルズはクロロホルムを吸入していた。

ウェルズの死後の1864年に米国歯科医師会、1870年に米国医師会がウェルズの功績を認めている[1]。
出典^ ⇒Horace Wells

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更新日時:2019年9月4日(水)06:29
取得日時:2022/01/31 05:46