ホープフルステークス_(中央競馬)
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この項目では、日本のGI重賞について説明しています。

アメリカのG1競走については「ホープフルステークス (アメリカ合衆国)」をご覧ください。

かつて行われた同名の中央競馬のオープン特別(本記事の「同名の競走」でも併せて述べる)については「中央競馬のオープン特別競走#ホープフルステークス」をご覧ください。

それ以外については「ホープフルステークス」をご覧ください。

この項目では、2013年まで「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」(日経ラジオ社大阪支社寄贈賞)と銘打たれた重賞について説明しています。2014年度からの日経ラジオ社大阪支社寄贈賞である「ラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス」については「京都2歳ステークス」をご覧ください。

ホープフルステークス
Hopeful Stakes[1]
2018年ホープフルステークス
優勝馬 サートゥルナーリア
(鞍上 ミルコ・デムーロ
開催国 日本
主催者日本中央競馬会
競馬場中山競馬場
創設1984年12月9日
2023年の情報
距離芝2000m
格付けGI
賞金1着賞金7000万円

出走条件サラ系2歳牡馬・牝馬(国際)(指定)
負担重量馬齢(牡55kg、牝54kg)
出典[2][3]
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ホープフルステークスは、日本中央競馬会 (JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬重賞競走GI)である[4][3]

競走名の「ホープフル (Hopeful)」は、英語で「希望に満ちた」「望みを持つ」という意味[5]

正賞は日本馬主協会連合会会長賞[2][3]
概要

1984年に創設された「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス(ラジオたんぱはいさんさいひんばステークス)」を前身としている[6]。競走名はその後1991年より「ラジオたんぱ杯3歳ステークス(ラジオたんぱはいさんさいステークス)」、2001年より「ラジオたんぱ杯2歳ステークス(ラジオたんぱはいにさいステークス)」、2006年より「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス(ラジオにっけいはいにさいステークス)」と変遷を経てきた[6](後述)。

近年の日本競馬においては2歳馬競走の開始時期の早期化に加え競走距離が多様化しており、特に中距離競走の充実ぶりが顕著になっている[7]ことから、2013年まで阪神競馬場の芝2000mで施行していたGIIIのラジオNIKKEI杯2歳ステークスを2014年より中山競馬場の芝2000mに変更のうえ、2歳中距離路線の頂点となる競走に位置づけてGIIに昇格した[7]

2017年1月、前年より日本グレード格付け管理委員会、並びにアジアパターン委員会へ行っていた格付昇格の申請が承認され、同年度よりGIとして施行されることになった[4]。従前よりJRAにおける2歳馬限定のGI競走は12月に2レース施行されていたが、これによりJRAの2歳GI戦は芝コースでの競走が12月に3レース集中する格好となった[注 1]

発走時刻の関係[注 2]で、2022年までの本競走は15時25分発走と第三場(中京)開催のチャンピオンズカップ(15時30分)より早い時間に発走していた。中山競馬場の馬場照明設備の増設に伴い、2023年からは一般的な主場でのGI競走と同等の15時40分発走に繰り下げられる[注 3]
競走条件

以下の内容は、2023年現在[2][3]のもの。

出走資格:サラ系2歳牡馬・牝馬(出走可能頭数:最大18頭)

JRA所属馬

地方競馬所属馬(後述)

外国調教馬(優先出走)

負担重量:馬齢(牡55kg、牝54kg)
地方競馬所属馬の出走権

地方競馬所属馬は、同年に行われる下表の競走のいずれかで2着以内に入着すると、本競走の優先出走権が与えられる[8]

競走名格競馬場距離
東京スポーツ杯2歳ステークスGII東京競馬場芝1800m
京都2歳ステークスGIII京都競馬場芝2000m

上記以外の中央競馬で施行する芝の2歳重賞で1着となった地方競馬所属馬も出走申込ができ、2021年以前は他の中央競馬所属馬と同じ条件で選出、2022年以降は優先出走権が与えられる。[9][10]
賞金

2023年の1着賞金は7000万円で、以下2着2800万円、3着1800万円、4着1100万円、5着700万円[2]
歴史
東西の「3歳牝馬ステークス」

1984年に、「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」の名称で創設[6]桜花賞と同じく、阪神競馬場の芝1600mで行われていた[6]

当時は3歳(現2歳)馬の重賞で最高格のGI競走として、関東に「朝日杯3歳ステークス(現:朝日杯フューチュリティステークス)」、関西に「阪神3歳ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)」があり、3歳馬は概ねその所属に応じて関東・関西に分かれて頂点を争っていた。この両競走は牡馬・牝馬の区別なく出走できたが、牝馬がこれに勝つというのはそう多いことではなかった[注 4]

1984年にグレード制が導入されるのにあわせて、3歳牝馬限定の重賞が関東と関西に整備された。関東に創設されたのが「テレビ東京賞3歳牝馬ステークス(現・フェアリーステークス)」、関西に創設されたのが「ラジオたんぱ杯3歳牝馬ステークス」である[6][注 5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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