CB1300スーパーフォア(CB1300 SUPER FOUR/CB1300SF/シービーせんさんびゃくスーパーフォア)は本田技研工業が1998年から製造販売する、CBシリーズの排気量が1300ccクラスのオートバイである。
CB1000スーパーフォアから引き継がれたPROJECT BIG-1コンセプト[注 1]に基づいた同社のリッタークラスネイキッド主力車種ならびにCBシリーズのフラッグシップモデルである。
本項では派生車種のCB1300スーパーボルドール(CB1300 SUPER BOL D'OR/CB1300SB/シービーせんさんびゃくスーパーボルドール)・CB1300スーパーツーリング(CB1300 SUPER TOURING/CB1300ST/シービーせんさんびゃくスーパーツーリング)ならびに各都道府県警察向け白バイ仕様のCB1300Pについても解説を行う。欧州向け輸出仕様はCB1300の名称で販売される。 SC40(1998年モデル)[1] 詳細情報
初代(SC40)
基本情報
排気量クラス大型自動二輪車
車体型式SC40
エンジンSC38E型 1,284 cm3 4ストローク水冷DOHC4バルブ直列4気筒
内径×行程 / 圧縮比78.0 mm × 67.2 mm / 9.6:1
最高出力74kW(100PS)/7,500rpm
最大トルク100Nm(12.2kgf・m)/5,000rpm
乾燥重量249 kg
車両重量273 kg
製造国 日本
製造期間 1998年-2002年
タイプ ネイキッド
設計統括
デザイン
フレーム ダブルクレードル
全長×全幅×全高 2,200 mm × 780 mm × 1,165 mm
ホイールベース 1,545 mm
最低地上高 130 mm
シート高 790 mm
燃料供給装置 キャブレター (VEPB)
始動方式 セルフ式
潤滑方式 ウェットサンプ
駆動方式 チェーンドライブ
変速機 常時噛合式5段リターン
サスペンション 前 テレスコピック式
後 スイングアーム式
キャスター / トレール
ブレーキ 前油圧式ダブルディスク
後油圧式シングルディスク
タイヤサイズ 前130/70ZR17(62W)
後190/60ZR17(78W)
最高速度
乗車定員 2人
燃料タンク容量 21 L
燃費 21.6 km/L
カラーバリエーション キャンディブレイジングレッド キャンディブレイズオレンジ フォースシルバーメタリック
本体価格 940,000円(税別)
備考
先代 ホンダ・CB1000スーパーフォア
後継
姉妹車 / OEM ホンダ・X4
同クラスの車 ヤマハ・XJR1200スズキ・GSX1400カワサキ・ZRX1200
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型式名SC40。CB1000スーパーフォアの後継車種として1997年の第32回東京モーターショーに参考出品され、1998年3月に発売された。CB1000スーパーフォアからは以下の設計変更が行われた。 以下のカラーをラインナップ。 1999年2月25日発表、同月26日発売[2]。以下の仕様変更を実施。 また4月26日にはフォースシルバーメタリック単色で前後サスペンション調整機構やセンタースタンドを装着しない低価格仕様車が899,000円で発売された。 2000年1月31日発表、2月1日発売[3]。以下の仕様変更を実施。 2000年9月27日発表、同月28日発売[4]。以下の仕様変更を実施。 また上述の年式とは別にPRO'S 店専売の限定モデルが、CB1300 SUPER FOUR SPECIAL の車名で2回製造販売された。
X4からキャリーオーバーとなる排気量1,284ccのSC38E型水冷4ストローク直列4気筒4バルブDOHCエンジンを搭載。ただし、キャブレターをVEPCからVEPBへの変更や排気系ならびに点火時期などの専用チューニングが施された。
前後ホイールを18インチから17インチに小径化。
マフラーは左右2本出しの4into2into1into2タイプ。
リヤサスペンションに本田技研工業の市販オートバイとして初めてダブルプロリンク機構の採用。
モデルイヤー別詳細
1998年モデル
パールフェイドレスホワイトxキャンディブレイジングレッド
キャンディブレイズオレンジ
フォースシルバーメタリック
1999年モデル
前後サスペンションにプリロードならびにダンピングフォース[注 2]調整機構を追加。
センタースタンドを標準装備。
販売価格を10,000円アップの950,000円とする。
カラーラインナップを以下の3色へ変更。
パールフェイドレスホワイトxキャンディブレイジングレッド
フォースシルバーメタリック
キャンディフェニックスブルーxシルバーストライプ
2000年モデル
エンジンとラジエーターをシルバーに塗装変更。
前後ブレーキキャリパーをゴールドに塗装変更。
このモデルまでフロントブレーキキャリパーはNISSIN製対向6ピストンキャリパーを採用。
リヤブレーキロッドをブラックに塗装変更。
カラーラインナップはフォースシルバーメタリックを廃止し以下の新色を追加。
イタリアンレッドxブルーストライプ
2001年モデル
二次空気導入装置を採用し平成12年二輪車排出ガス規制に適合させ型式名をBC-SC40に変更。
燃料消費率を21.6km/L→23.5km/L(60km/h定地走行テスト値)となり燃費が8%向上。
全体で5kgの軽量化。
リヤホイールの肉薄化。
フロントブレーキキャリパーを従来の6ポットからVTR1000 SP-1/2などで採用されたNISSIN製対向式4ポットキャリパーへ変更。
フロントブレーキハブをスチールからアルミへ変更。
マフラーの肉薄化。
フロントフォークダンパーロッドをスチールからアルミとし減衰力特性見直しを同時に実施しフロントタイヤ接地感を向上。
ハンドル形状を上方に2mm、手前に27.8mm変更。
荷掛けフックを新たにマフラー取り付けステー先端部に追加することで積載時の取り扱いやすさを向上。
カラーラインナップはイタリアンレッドxブルーストライプを廃止し以下の新色を追加。
ブラックxオレンジストライプ
CB1300 SUPER FOUR SPECIAL
2001年モデル