ホワイトベース
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この項目では、アニメ機動戦士ガンダム』に登場する架空の宇宙戦艦宇宙空母または宇宙航空戦艦について説明しています。その他の用法については「ホワイトベース (曖昧さ回避)」をご覧ください。

ホワイトベース (WHITE BASE) は、「ガンダムシリーズ」に登場する架空の兵器。初出は、1979年に放送されたテレビアニメ機動戦士ガンダム』。

作中の軍事勢力である「地球連邦軍」の宇宙戦艦[1]、または宇宙空母[2]。人型ロボット兵器「モビルスーツ (MS)」の運用能力を持つ初の連邦軍艦であり、ガンダムなどのMSや戦闘機を複数搭載している。

劇中では「ジオン公国軍」の襲撃を逃れてきた主人公「アムロ・レイ」ら民間人が乗り込み、艦長の「ブライト・ノア」たち正規軍人とともに各地を転戦する。
デザイン

デザイン担当は大河原邦男[3]

本艦のデザインは元々『無敵鋼人ダイターン3』用のメカとして考案され、基本デザインまで描かれていたものの流用である[4]。そのためか、『ガンダム』の中で最も早くデザインに着手されたメカでもある(1978年7月[4])。準備稿段階では作品の仮タイトルが『フリーダム・ファイター』とされていたことから、本艦の名称は「フリーダム・フォートレス」であった[4]。当初はロボット的なメカを登場させるつもりはなく、宇宙空母である本艦が主役メカとなる予定であった[5]
スフィンクスがモチーフ
「木馬」という異名は、スポンサーとなるクローバーが「木馬のような形の宇宙空母だけではオモチャとして商売がしにくい」と要望したことにちなんでいるという[6]。ただし、大河原はスフィンクスをモチーフにデザインしたと発言している[3]。当初は主翼がなく、それが付けられた時点で「ペガサス」「コスモペガサス」「スペースペガサス」といった名称の候補が挙げられた[7]。クローバーから発売されたダイカスト製ホワイトベースは尾翼がT字型の1枚のみであるが、これはまだ準備稿段階のデザインを元にしたためである[8]
非現実的なデザイン
従来のロボットアニメと一線を画したリアルな科学考証が評判だった『ガンダム』において、本船が十分な揚力や垂直噴射もなしに空中を飛行していることの矛盾が指摘されており、後に書籍『ガンダムセンチュリー』においてこれを解決する設定としてミノフスキークラフトが考案され[9]、ひいてはミノフスキー粒子の諸設定に発展することとなった。ちなみに、1980年代に行われた高千穂遥との対談では、富野は「何で浮いているかは俺も知らん(笑)」と述べていた[10]。富野は「あんな戦艦、現実にはあるはずがないんです」とコメントしている。また、同様の経緯でトリコロールになったガンダムのカラーリングに対しても不快感を示している。さらに、富野は物語の中で動かしていくうちに「この形状の戦艦を飛行させたら、どう考えても戦闘機に簡単に撃墜されてしまう」ということに気付き、現実感のなさを痛感していたとされる。
ヤマト VS ホワイトベース
テレビ放送終了間際に発行された『月刊アニメージュ』1979年12月号で、「ヤマトとどっちが強いのですか?」という読者からの質問に対し、富野は「波動砲さえかわせれば、ホワイトベースが強いにきまっています」と答えた。また、「巨大ロボットになるんじゃないか?」という質問には、「テレビマンガの見過ぎです。『ガンダム』以外は観ないでください(笑)」と答えた[11][12]
艦体解説

諸元ホワイトベース(WHITE BASE)
艦籍番号SCV-70またはLMSD-71
分類強襲揚陸艦
(または宇宙戦艦、全領域型戦艦、
宇宙空母、宇宙攻撃空母、強襲用重巡洋艦 他 )
艦級ペガサス級
(またはホワイトベース級)
所属地球連邦軍
建造ジャブローAブロック1号ドック
全高93m[13]/97m[14](艦橋まで83m[15]
全長262m[13]/250m[14]
全幅202.5m[13]/110m[15]/180m(主翼含む)[16]
全備重量32,000t[13]/68,000t[14]
装甲材質ルナチタニウム合金
推進機関熱核ジェット/ロケット・エンジン×4×2[13]
ミノフスキー・クラフト・システム
出力550,000馬力[16]
推力16,000t×4×2または32,000t×2/550,000t[15]
最高速度マッハ12(大気圏外)[15]
武装880mm連装砲×2[13]/58cm連装主砲×1[15]
連装メガ粒子砲×2[15]
連装機関砲×18(計36門)
ミサイルランチャー×40(前部24門、後部16門[17]
有効射程72km(主砲・地上)
乗員人数最大収容人数:500名[16]
正規乗員数:128名または225名
艦長パオロ・カシアスブライト・ノア
搭載数MS×6または9, 12, 15ほか
航空航宙機×10
宇宙艇×不明
主な搭載機RX-78 ガンダム×1
RX-77 ガンキャノン×1→2(劇場版)
RX-75 ガンタンク×1→0(劇場版)
航空航宙機×7→8→9
ガンペリー×1
FF-X7 コア・ファイター×6
Gファイター×0→1→2(テレビ版)


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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