ホリプロ
[Wikipedia|▼Menu]

株式会社ホリプロ
Horipro Inc.
ホリプロ本社ビル(東京都目黒区)
種類株式会社
市場情報非上場(以下は過去のデータ)東証1部 9667
2012年5月1日上場廃止
本社所在地 日本
153-8660
東京都目黒区下目黒一丁目2番5号
.mw-parser-output .geo-default,.mw-parser-output .geo-dms,.mw-parser-output .geo-dec{display:inline}.mw-parser-output .geo-nondefault,.mw-parser-output .geo-multi-punct,.mw-parser-output .geo-inline-hidden{display:none}.mw-parser-output .longitude,.mw-parser-output .latitude{white-space:nowrap}北緯35度37分59.9829秒 東経139度42分49.6026秒 / 北緯35.633328583度 東経139.713778500度 / 35.633328583; 139.713778500座標: 北緯35度37分59.9829秒 東経139度42分49.6026秒 / 北緯35.633328583度 東経139.713778500度 / 35.633328583; 139.713778500
設立1960年5月
業種サービス業
法人番号9013201005452
事業内容芸能プロダクション、CM・テレビ番組制作他
代表者代表取締役社長 菅井敦
代表取締役専務 鈴木基之
資本金1億円
(2023年3月15日現在)
売上高159億2000万円
(2016年3月期)
営業利益23億8400万円
(2016年3月期)
経常利益30億100万円
(2016年3月期)
純利益29億5600万円
(2023年3月期)[1]
総資産380億6500万円
(2023年3月期)[1]
従業員数261名(2023年3月15日現在)
決算期毎年3月31日
主要株主有限会社青春社[注釈 1] 45.3%
(2023年3月15日現在)
主要子会社ホリ・エージェンシー
ホリプロコム
ホリプロ・エンタープライズ
ホリプロインターナショナル
大洋音楽(株)など
関係する人物堀威夫(元ファウンダー最高顧問、創業者)
堀義貴(ホリプログループ会長)
外部リンクhttps://www.horipro.co.jp/
テンプレートを表示

株式会社ホリプロ(Horipro Inc.)は、日本総合エンターテインメント企業
概説

1960年5月有限会社堀プロダクションとして設立され、1963年1月に株式会社へ改組し、社名をホリプロダクション(略称:ホリプロ)に社名変更。1990年10月に株式会社ホリプロへと2度目の社名を変更、それまでの略称名が正式社名となった。

「芸能プロを一企業として社会に認知させたい」との思いから経営の健全化を進め、1989年に業界初の株式公開を果たし、1997年には東証2部(現・スタンダード)上場、2002年9月には東証1部(現・プライム)上場を果たした[2]。しかし、2011年12月には、経営環境の変化から経営の自由度を確保するため、マネジメント・バイアウト(MBO)による上場廃止を発表した[3]

創業者の堀威夫は、一貴(ホリプロ・エンターテインメント・グループ・インク社長)・義貴(現・ホリプログループ会長)兄弟の父親で、元・ファウンダー最高顧問。
歴史

社名に個人名を付けたのは、東洋企画の分裂劇で追われたため、自らの会社である事をアピールするためであったという(
堀威夫の項目も参照)。現在でこそ女性タレントの活躍振りが目立つが、設立初期は「僕は泣いちっち」や「有難や節」等でヒットした守屋浩(現在は同社スカウト部長を兼任)を売り出していた。ホリプロダクションに社名変更後は舟木一夫ザ・スパイダースザ・ヴィレッジ・シンガーズオックス等が活躍する一方で、また映画監督・CMディレクターの大林宣彦を起用して、丹頂(今のマンダム)が社運を賭けて発売したチャールズ・ブロンソンが出演したことで知られる「マンダム」のCMを制作する[4]等小規模ながらも芸能事務所として知られるようになっていった。

1970年代前半には、井上陽水等のフォーク系のアーティスト等を扱う部門として「カレイドスコープ」を設け[5]浜田省吾等がいた愛奴等も所属していた[6]

1970年代中頃から後半は、主に山口百恵石川さゆり森昌子等の活躍によって、堀威夫が目標とし、かつ最大のライバル事務所であると語っていた渡辺プロダクション等に次ぐ勢力となった(堀の自伝によれば、ミュージシャン時代一時期ナベプロにマネージメントしてもらっていたが、やがて決裂したという因縁があったという)。特に東宝で公開された一連の山口主演映画はコンスタントに10億近くの配給収入を上げ続けたが、比較的低予算でありながらハイリターンをもたらしホリプロにとっても東宝にとっても金看板的スターとなった。また社名を冠した「ホリプロタレントスカウトキャラバン」からは榊原郁恵等が誕生し、事務所名が茶の間に知れ渡った[7]。その後も女性タレントを中心とした育成・養成に力を入れる一方、お笑いにも進出した。この当時は雲の上の存在的な所属者ばかりの渡辺プロダクション等とは対照的に、一貫した庶民派路線が時代の多様化に呼応し成功を収めたと言える。

音楽原盤権は自社制作の上で管理されており、各レコード会社に原盤供給契約の形式を採っている。

1994年ポニーキャニオンと提携したレコードレーベル「サウンデイジア」(Sound+Asiaの合成語)を設立し、千葉美加ファンキー末吉等が所属した。

1997年、中学生以下のタレント育成を目的とした「ホリプロ・インプルーブメント・アカデミー」を設立。

経営においては「会社の売上を1人のタレントに25%以上偏らせないようにする」というルールを自らに課しており、その経営方針の為芸能人のマネージメントの他にも、TV番組・音楽・映画・テレビCM・舞台公演・ネットコンテンツ等の自社制作やキャラクター版権管理も行っている。いずれの部門も、企画開発から制作・完成までを一貫して自社で行える体制となっている。2015年、完全自社製作のオリジナルミュージカル「デスノート THE MUSICAL」で日本・韓国公演を実施。「日本サイドが原著作権を保有するオリジナルミュージカル」で世界進出を図っている。

スポーツコメンテーターや元スポーツ選手のマネジメントも多く行っており、武田修宏岩本勉大林素子水内猛宮下純一等が在籍している。近年は現役スポーツ選手のマネジメントにも領域を広げ[8]、また「ホリプロ・キャスティング・ネットワーク」としてホリプロ所属に限らず各業界著名人の出演依頼も行っている[9]

2004年の『新選組!』のヒロインを優香2005年の『義経』と2009年の『坂の上の雲』のヒロインを石原さとみ、2009年の『天地人』の主演を妻夫木聡2012年の『平清盛』の主演を松山ケンイチ、同ヒロインを深田恭子2013年の『八重の桜』の主演を綾瀬はるか[10]2018年の『西郷どん』の主演を鈴木亮平等、近年は所属者が大河ドラマの主演・ヒロインを務める機会が多くなった[11]

所属歌手のMay'n等がアニメソングの歌唱をきっかけに海外でも人気が高まったことから、アニメやアニメソングを軸とした海外戦略を図っている[12]。2012年には「アニメビジョン開発室」を立ち上げて、2011年の「次世代声優アーティストオーディション」出身の田所あずさ等女性声優に加えて男性声優では岸尾だいすけ(2014年1月まで所属)等を所属させる[13][12]等声優マネージメント事業にも進出。


次ページ
記事の検索
おまかせリスト
▼オプションを表示
ブックマーク登録
mixiチェック!
Twitterに投稿
オプション/リンク一覧
話題のニュース
列車運行情報
暇つぶしWikipedia

Size:104 KB
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
担当:undef