ホリデイ・ホラー（List_of_holiday_horror_films）は、ホラー映画のサブジャンルのうち、祝休日の一般的なイメージやテーマなどを題材としたものを指す。

これらの映画においては、祝休日になぞらえた殺人が行われることがすことが多い[1][2]。
解説

映画研究家のChris Vander Kaayと Kathleen Fernandez-Vander Kaayは、このサブジャンルについて以下のように述べている[3]。

「『踏んだり蹴ったりの状況』の表現は、（殺人鬼をテーマやコスチュームで印象付けると、シリーズ化しやすくなるという話はさておき）祝祭日とホラーを結び付けたいという思いを内包したものである。祝祭日というのは家族で幸せに過ごすというものである。（中略）ホラー映画はこれらに対する皮肉同然のものが大好きであり、恐怖以上の皮肉はほとんどなく、祝祭の最中に起きる恐怖を描いたホラー映画は際立っている」

"The expression 'adding insult to injury' is an excellent encapsulation of the motivation behind the horror movie obsession with holidays (aside from the obvious desire to brand a killer with a theme and costume that can be revisited many times within a lucrative film franchise). The holiday is a place for happiness and family... The horror movie loves nothing more than irony (except perhaps a good death scene), and there is very little more ironic than the fear and isolation of a horror movie taking place right in the middle of the festivities."

主な作品

以下に列挙する映画は、祝休日と題材としたホラー映画、または祝休日期間中の出来事を題材としたホラー映画である。

凡例バレンタインデー
エイプリールフール
ハロウィン
感謝祭
父の日
母の日
クリスマス
年越し・元旦
聖パトリックの日
イースター
ヴァルプルギスの夜・メーデー
死者の日
夏至祭
ハヌカー
?レイバー・デー

1900年代

公開年邦題
原題製作国テーマ備考注
1901en:Scrooge, or, Marley's Ghostイギリス[4]

1910年代

公開年邦題
原題製作国テーマ備考注
1916クリスマス・カロル
The Right to Be Happyイギリス[4]

1920年代

公開年邦題
原題製作国テーマ備考注
1921霊魂の不滅
The Phantom Carriageスウェーデン原作はセルマ・ラーゲルレーヴの『幻の馬車（英語版）』
1922魔女
en:Haxanデンマーク
スウェーデン
1923A Midsummer Night's Scream

1930年代

公開年邦題
原題製作国テーマ備考注
1933肉の蝋人形