ホットマン2
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この項目では、漫画について説明しています。その他の用法については「ホットマン (曖昧さ回避)」をご覧ください。

『ホットマン』は、「週刊ヤングジャンプ」で連載されていたきたがわ翔漫画

原作は、週刊ヤングジャンプの1997年6・7号から2000年30号まで連載されていた。単行本はヤングジャンプ・コミックスで全15巻。

連載終了後、テレビドラマ化された。
あらすじ

元不良で高校の美術教師をしている円造と、父親の違う4人の姉弟。そして、円造の娘・七海の6人を中心に家族の絆や成長を描いたストーリー。
登場人物
降矢家
降矢円造(ふりや えんぞう)
主人公。26歳。かつては不良であり、不規則な生活を繰り返していた。しかし、実娘の七海の存在を知り彼女がアトピーに罹患していたことから、自らの生活習慣を恥じ、猛勉強の末、美術教諭となるが、当初は持論を語り教科書を破るなど型破りだった。百合子が結婚・離婚を繰り返す奔放な女性だった為(円造が非行に走った原因でもある)、志麻・ひなた・灰二&龍之介達ともそれぞれの父親が違う。彼自身の父親は百合子と結婚していた時は彼女の収入に頼るヒモだったが、離婚後にアイアン家具職人として才能を開花させて大金持ちとなる。原作とドラマとでは容貌は異なり、原作ではがっちりした体形に
スポーツ刈り、丸眼鏡という設定であったが、ドラマ版で主演を務めた反町隆史は長髪で髭を伸ばしておらず眼鏡もかけていなかった(反町自身が他のドラマで役作りのため髭を伸ばすことはあるが、このドラマではそのようなことはしなかった)。原作では、ジャン・レノに似ていると自称し、周囲には「エンゾ」というあだ名で呼ばれるが、この名はもともとジャン・レノの出演作品のひとつである『グラン・ブルー』での役名である。
降矢七海(ふりや ななみ)
円造の娘(乳児期に降矢家の玄関前にゆりかごに入れられた状態で発見された事から母親が誰なのかは不明)、四つ葉のクローバーが好きな元気な女の子だが、アトピー性皮膚炎を患っている。
降矢志麻(ふりや しま)
円造の妹(降矢家長女)で会社員。23歳。会社でのあだ名は「サザエさん」。円造が家族を優先する体制を貫いているため、それに合わせて自身の感情を押さえて無理をしてしまう一面を持つ。
降矢ひなた(ふりや ひなた)
円造の妹(降矢家次女)で高校生。16歳。彼女だけ父親の連れ子であり、兄弟と血縁関係が無い。百合子にとって数少ない女友達の忘れ形見でもある。多感な性格で、大人の恋愛に憧れている。度々年上の男性にアプローチを掛けるが、その度に灰二から「男を見る目が無い」とからかわれている。また男勝りな面もあり、前述の理由から灰二とは度々口喧嘩をしている。ドラマ版では、兄弟たちと血縁がある。
降矢灰二(ふりや はいじ)
円造の弟で中学生。龍之介の双子の兄。14歳。やんちゃな性格で円造を困らせる事が度々ある。美鈴のことが好きでしょっちゅう保健室へサボりに行っている。そのため成績は悪く、勉学のことは龍之介にいつも頼っている。また、やんちゃな性格をしているため、ひなたを始めとする強気な人物とは衝突することが多い。ドラマ版では高校1年生。
降矢龍之介(ふりや りゅうのすけ)
円造の弟で中学生。14歳。灰二の双子の弟。真面目でおとなしい性格。成績優秀。部活には所属していないいわゆる帰宅部。授業をサボっている灰二とは対照的に学年主席になるほどの優等生。そのせいか友達がおらず、悩んでいる。栞集めや詩(特に石川啄木)を詠むのが趣味。ドラマ版では高校1年生。
円造の関係者
金子美鈴(かねこ みすず)
円造の同僚教師。美人で学校内でも人気がある。円造が披露した健康薀蓄や優しい一面を見て、彼に恋情を抱くようになる。灰二からは積極的に、山川からはそれとなくアプローチを掛けられているがあまり気にしてはいない様子。
山川 浩一(やまかわ こういち)
円造の同僚の体育教師。年齢は32歳。独身。円造同様美鈴に気があり、それとなくアプローチを掛けている。彼女を巡る恋敵にあたる円造や灰二には突っ掛かり嫌味を言うが、いつも軽くいなされる。
藤田(ふじた)
円造の不良時代の後輩で、彼同様元不良だったが、現在は真っ当に自然食品店「ナチュラルフード」で働いている。七海が重度のアトピー性皮膚炎であるため、食品に気を遣っている降矢家には欠かせない存在。また食品以外にも様々なことでサポートしてくれている。
浜口(はまぐち)
円造の不良時代の後輩。藤田と異なり不良のまま成人し、ぼったくりバーやホストクラブの経営で生計を立てている。円造を自身の経営するバーに誘ったり、生活費に困っている際にバイトを紹介してくる。
吉田(よしだ)
円造が担任を務めるクラスの生徒。クラスで飼っているハムスターの世話に傾倒している。ある日突然、大人とはどんな存在なのか、死ぬとはどういうことなのかと考え込み、登校拒否になってしまう。
雪水(ゆきみ)
円造が不良時代に肉体関係を持った女性の内の一人。円造が尾久間の家に行った際に再会し、頻繁に接触してくるようになる。由貝からは虚言癖があるとまで言われる等、捉え所の無い性格をしている。
尾久間家
尾久間 刀記(おくま とうき)
沖縄出身の浅黒い肌をした青年。年齢は25歳。1度離婚しており、現在は雪水と呼ばれる女性と付き合っている。息子の前で平然と女性と行為に及ぶ等かなり明け透けな性格をしている。地元では有名なビーチバレーの選手をしていたが、現在は東京でスポーツジムのインストラクターをしている。 円造に助けられて以来、降矢家と交流を持つようになる。
尾久間 由貝(おくま ゆかい)
尾久間の息子の沖縄出身の少年。年齢は11歳。父とは対照的にしっかりとした性格をしており、自炊の腕前もなかなかのもの。また、目の前で父と雪水が行為に及んでいても、平然と勉学に励む等、非常に冷静な面も持っている。
円造の弟妹達の関係者
佐伯 尚幸(さえき なおゆき)
志麻が海の家で出会った高校生。年齢は18歳。趣味はバイクと、仲間達で自主製作映画を撮ること。母子家庭で育つ。役者になる夢を持っていたが、自分のために一所懸命に働く母親の姿を見て、これ以上苦労を掛けさせまいと夢を諦めた。料理が得意で、高校卒業後は調理師の資格を取る予定。
塚本 義政(つかもと よしまさ)
龍之介の同級生。父子家庭で育つ。成績は毎回学年2位で、学年主席の龍之介にはお互い友達が居ない等の理由で、仲良くしようと持ち掛ける。非常に真面目で勉強熱心な性格をしており、いじめに対しても真っ向から立ち向かうため、自身もいじめを受けることがある。父親のために良い高校に入ろうと頑張っているが、自分自身の指針は特に無い。
風間 渡(かざま わたる)
ひなたの通う高校の2年生。長身でスタイルの良い、バスケ部のエース。女は女らしく、男は男らしくという親の教えが嫌いで、ひなたの持つ男勝りな気の強さに惹かれ告白してくる。
その他
川崎 四狼(かわさき しろう)
突如降矢家を訪れ、居候することを決めた、円造の父親を名乗る謎の老人。神出鬼没で性格はデリカシーに欠けており、七海を除く降矢家の住人からの印象は良くない。服装はシャツにズボンと普通の身なりだが、降矢家に高級な食事を奢る、車が必要な際にすぐ手配する、また常に「不破」と呼ばれる人物が周辺を警護している等、只ならぬ雰囲気をまとっている。
中谷 加世(なかたに かよ)
円造が路上で絵を描いていた際に出会った女性。実は円造の金を騙し取ろうと接触してきた犯罪者で、情報屋と共に汚い手口で外堀を埋め、徐々に円造に接触してくる。両親も存命だが、親子共々金にうるさい性格をしている。髭の生えた男性が好み。
井上 零二(いのうえ れいじ)
美鈴に好意を抱いて接触してきた男。人の物が自分の物より良く見えてしまうという思考の持ち主で、彼氏の居る女性を口説き落としては乗り換えるという行為を繰り返している。2歳の時に父親が再婚しており、家庭環境は良くない模様。
菅原(すがわら)
灰二と龍之介の父親。降矢家に気を遣ってくれている人物。息子達のためなら、資金援助も惜しまない心持ちで居るが、円造は百合子のことで父親達には頼らないで生活したいと考えているため、その度に断っている。
降矢百合子(ふりや ゆりこ)
円造達の共通の母親。職業は女優だった。無類の男好きで、結婚と離婚を繰り返す不安定な人生を送っていた。円造はあまり彼女のことをよく思っていない。作中ではすでに故人となっていて、回想にのみ登場する。
テレビドラマ

ホットマン
ジャンル
テレビドラマ
原作きたがわ翔
脚本樫田正剛
大石哲也(パート2)
演出中島悟
位部将人
飯島真一(パート2)
楠田泰之(パート2)
出演者反町隆史
小西真奈美(パート1、スペシャル)
市川由衣
斉藤祥太
斉藤慶太
山内菜々
製作
制作TBS

放送
放送国・地域 日本

パート1
プロデューサー松井洋子(アベクカンパニー)
エンディングEXILETogether
放送期間2003年4月10日 - 6月19日
放送時間木曜日21:00 - 21:54
放送枠TBS木曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数11

04春スペシャル
プロデューサー松井洋子(アベクカンパニー)
放送期間2004年4月14日
放送時間水曜日21:00 - 22:54
放送枠水曜プレミア
放送分114分
回数1

パート2
プロデューサー江口正和(アベクカンパニー)
出演者伊東美咲
エンディングEXILE「HERO
放送期間2004年10月7日 - 12月23日
放送時間木曜日22:00 - 22:54
放送枠TBS木曜10時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数12
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2003年4月10日から6月19日まで毎週木曜日21:00 - 21:54[1]に、TBS系で放送された。主演は反町隆史

2004年4月14日には、「水曜プレミア」枠で『ホットマン'04春スペシャル』が放送された。

さらに、『ホットマン2』が、2004年10月7日から12月23日まで毎週木曜日22:00 - 22:54[2]に放送された。

ロケ地の多くが神奈川県横浜市(大半が神奈川区・西区・中区)や戸塚区泉区横須賀市で使われた。


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