ホットケーキ
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この項目では、料理について説明しています。

カーリー・サイモンのアルバムについては「ホットケーキ (アルバム)」をご覧ください。

日本のカントリーバンドについては「鳥塚しげき&ホットケーキ」をご覧ください。

ENDRECHERI (堂本剛) の楽曲「4 10 cake」については「NARALIEN」をご覧ください。

ホットケーキ
手作りホットケーキ
食物エネルギー
(100 gあたり)253 kcal (1059 kJ)
栄養素
(100 gあたり)

タンパク質7.7 g
脂肪5.4 g
炭水化物45.3 g

Cookbook ウィキメディア・コモンズ
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ホットケーキ(: hotcake)とは、小麦粉ベーキングパウダー砂糖牛乳などを混ぜ、フライパンで両面を焼いた料理。形状としては、円盤形ないし低い円柱形をなすことが多い。
概説

英語圏では広く「パンケーキ(pancake)」と呼び、イギリス風では膨張剤を入れない薄めの、クレープに近いものを指すが、アメリカ風ではメープルシロップなどをかけた厚めのものを指し、これを「ホットケーキ(hotcake)」などと呼ぶ[1][2][3]。パンケーキの名前はパンポルトガル語: pao)ではなく、平鍋(パン、フライパンなど)で簡単に焼いて作る製法に由来する。速成パン膨化食品の一種。

ホットケーキという名称の由来については諸説あり、ホットプレートで焼いていた事からパンケーキではなくホットケーキと言われるという説や、日本ホットケーキミックスを発売した社長[誰?]が「温かいケーキだからホットケーキ」と名づけたことが始まりという説などがある。

また、日本国外ではお好み焼きもパンケーキの一種として認識されることがある(英語版Okonomiyakiページ参照)。「パンケーキ」も参照
調理・食べ方焼き色で図柄を表したパンケーキアートの一例

小麦粉鶏卵砂糖牛乳またはベーキングパウダーを加えた生地を用いるのが基本で、日本では菓子のような甘めの配合が主流。バターなどの油脂を加える例もある。

ホットケーキ用に小麦粉、砂糖、膨張剤などが配合された商品ホットケーキミックス、パンケーキミックスが、菓子メーカーや製粉会社から各種販売されている。基本的には、卵と適量の水または牛乳を入れ、混ぜることで、生地がすぐに出来上がる。このホットケーキミックスは、添加する材料や分量、調理手順を変更することで、生地の配合が類似するドーナツクレープスポンジケーキなどの材料として流用することも可能である。

生地にココアチョコレート、果物や他の穀粉(小麦粉の全粒粉蕎麦粉はったい粉オートミールなど)を混ぜて味や食感に変化をつけることもできる。バニラオイルを数滴加えることで香りがよくなる。

ホットケーキを焼く際には、生地の表面が先に焼けると内部に火が通りにくくなるため、生地を流し込む前に、加熱したフライパンを濡れ布巾の上に置いて少し冷ますのがコツとされる。また、ホットプレートで焼く場合は、設定温度を180度にして焼けばきれいにふんわり焼ける。

液状にした生地を模様のようにホットプレート上に流して先に焼くなどして、焦げや焼き色の違いで絵を描く楽しみ方もある[4]

焼き上げられたホットケーキは、冷凍食品としても出回っている。

バターマーガリンメープルシロップキャラメルソース蜂蜜ホイップクリーム、チョコレートソースなどをかけて食べることが多い。多くの国や地域ではソーセージベーコン類やスープとともに朝食とすることが多い。日本ではおやつとして供されることが多く、甘味喫茶などではアイスクリームチョコレートクリームや果物を乗せたメニューも一般的である。ファーストフードファミリーレストランの朝食メニューとしても定着している。手軽に焼けるため、アウトドアでもおやつや主食として焼くことも多い。

フライパンやホットプレートで焼く代わりに炊飯器でホットケーキを「炊く」という方法もある。生地を入れて炊飯スイッチを入れるだけで簡単に出来上がる。ただし、量が多過ぎると火が通りきらず、中が生焼けになる。炊飯終了後に生地の中心に竹串などを刺し、串に生地が付着していれば生焼けになっている。もし、生焼けになった際にはもう一度炊くとよい。焼きあがったものはホットケーキよりはスポンジケーキに近い感じに仕上がるため、そのままケーキにすることも可能である。
歴史

粉と水、燃料、パンケーキを焼く金属製や石製の表面があれば簡単に作れるため、その歴史は古代エジプトまで遡るといわれる。古代エジプトでは人々の健康と幸福を祈り、神への捧げ物として作られていた。

英語圏では古くから脂の火曜日灰の水曜日の前日)にパンケーキを焼いて食べる習慣があるため、この日をパンケーキの火曜日と呼ぶ習慣がある(Shrove Tuesday参照)。フランスカナダ旧フランス領では主の迎接祭(2月2日)にクレープを焼き、ロシアでは灰の水曜日の前のマースレニツァ(バター週間)にブリヌイ(薄いクレープパンケーキに類似するロシア料理の1つ)を焼いて食べるなど、ヨーロッパでは早春の行事にパンケーキが関係していることが多い。

フィンランドではキリスト教断食の前日により、パンケーキとスープを木曜日に食べる習慣が一部にある。

アメリカ英語慣用句「Selling like hotcakes(ホットケーキのように売れる)」は、「飛ぶように売れる」の意味である。

日本におけるホットケーキの歴史は日本のホットケーキのセクションを参照の事。
記念日

1902年(明治35年) 1月25日に北海道の旭川気象台において日本の観測史上最低気温(?41.0℃)を記録したことから、寒い時期にこそホットケーキで温まってほしいとの願いを込めて、ホットケーキミックスのメーカーである森永製菓が記念日を申請し、日本記念日協会によって1月25日が『ホットケーキの日』として制定された[5]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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