この項目では、魚のホッケについて説明しています。
仏教の経典のホッケ(法華)については「法華」をご覧ください。
北家すなわちホッケについては「北家」をご覧ください。
スキージャンプ選手については「シュテファン・ホッケ」をご覧ください。
ジャーナリスト、文筆家、文化史家については「グスタフ・ルネ・ホッケ」をご覧ください。
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ホッケ(?、Pleurogrammus azonus)は、アイナメ科ホッケ亜科に属する冷水性の魚。成長にしたがって、アオボッケ、ロウソクボッケ、マボッケ、ネボッケと呼び名が変わる。地方名にはタラバホッケ、チュウホッケ、ドモシジュウ、ホッキ、ボッケアなどがある。 ホッケ亜科 Pleurogramminae 日本付近では茨城県、対馬海峡以北、黄海、ロシア沿海地方、オホーツク海、南樺太沿岸。東北地方から北海道周辺に分布する個体は分布域や産卵時期の違いから、4つの系群に分けられている。 成魚の生息水深は、100m前後の大陸棚で、産卵期の春秋では浅くなる。産卵期は9月から2月で、婚姻色が現れる。水深20m以浅の岩の間に卵を産み、孵化するまでオスが餌を食べずに保護をする。産卵は16℃程度で開始され、至適水温は13℃前後、8℃程度で終了するとされている。なお、緯度と産卵期のずれの関係は水温差が要因とされているが、十分な研究はされていない。 食性は肉食性で、主な餌は底生生物、他魚類の卵[2]、海底に沈降するプランクトン。北海道の日本海沿岸周辺(奥尻島など)においては初夏から春の間にかけて、海面近くで群れになって上向きで泳ぐことにより(「ホッケ柱」)渦巻きを発生させ、海面のプランクトンを引き込んで捕食する[3]。
分類と近縁種
キタノホッケ Pleurogrammus monopterygius (Pallas, 1810)
体長40cm程度。英名は Atka mackerel。
通称はシマホッケ[1]。マホッケよりも水深の深い海域を好む。
分布
沿海州系群
ユーラシア大陸東岸の沿海州沿岸に分布。
羅臼 - 太平洋系群
襟裳岬西岸から南部千島、羅臼沿岸にかけて分布。
道南 - 本州系群
道南日本海から道南太平洋および本州沿岸にかけて分布。
北部日本海 - オホーツク系群
オホーツク海から道北日本海にかけて分布。
生態