ホスホピルビン酸ヒドラターゼ
識別子
略号?
他のデータ
EC番号
(KEGG)4.2.1.11
ホスホピルビン酸ヒドラターゼ(Phosphopyruvate hydratase)またはエノラーゼ(Enolase)は、解糖系に関わる酵素である。
この酵素は、グルコースからピルビン酸に至るまでの最後から2番目のステップである、2-ホスホグリセリン酸がホスホエノールピルビン酸に変換される反応を触媒する。 ヒトには5種類のホスホピルビン酸ヒドラターゼのアイソザイムが存在する。 この酵素は、典型的なスーパーファミリーであるエノラーゼスーパーファミリーに属する。ここには似たような反応機構を持ち、進化的に関係のある酵素が分類されているが、作用する基質や生化学的な役割は様々である。他にマンデル酸ラセマーゼなどが含まれる。
アイソザイム
α-エノラーゼは細胞質に偏在している。
β-エノラーゼは筋肉細胞に存在する。
γ-エノラーゼはニューロンに存在する。
スーパーファミリー
阻害(英語)
関連項目
解糖系
表
話
編
歴
解糖系
グルコース - グルコース-6-リン酸 - フルクトース-6-リン酸 - フルクトース-1,6-ビスリン酸 - ジヒドロキシアセトンリン酸 - グリセルアルデヒド-3-リン酸 - 1,3-ビスホスホグリセリン酸 - 3-ホスホグリセリン酸 - 2-ホスホグリセリン酸 - ホスホエノールピルビン酸 - ピルビン酸 - アセチルCoA
クエン酸回路→
表
話
編
歴
炭水化物代謝: 解糖系/糖新生の酵素
解糖系
グルコキナーゼ/ヘキソキナーゼ/グルコース-6-ホスファターゼ
グルコース-6-リン酸イソメラーゼ
6-ホスホフルクトキナーゼ/フルクトースビスホスファターゼ
フルクトースビスリン酸アルドラーゼ
トリオースリン酸イソメラーゼ
グリセルアルデヒド-3-リン酸デヒドロゲナーゼ
ホスホグリセリン酸キナーゼ
ホスホグリセリン酸ムターゼ
ホスホピルビン酸ヒドラターゼ
ピルビン酸キナーゼ
糖新生のみの酵素
ピルビン酸カルボキシラーゼ
ホスホエノールピルビン酸カルボキシキナーゼ
乳酸(コリ回路)
L-乳酸デヒドロゲナーゼ
アラニン(グルコース-アラニン回路)
アラニントランスアミナーゼ
調節
6-ホスホフルクト-2-キナーゼ/フルクトース-2,6-ビスホスファターゼ
ビスホスホグリセリン酸ムターゼ