ホシノインパル
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株式会社ホシノインパル
HOSHINO IMPUL Co.,Ltd.
本社 / 世田谷ショールーム
種類株式会社
市場情報非上場
本社所在地 日本
156-0054
東京都世田谷区桜丘五丁目32-3
設立1980年6月10日
業種輸送用機器
法人番号9010901011111
事業内容自動車用機能部品の開発及び販売
自社製品装着車両の販売
代表者代表取締役 星野一義
関係する人物星野一樹(取締役)
外部リンク ⇒http://www.impul.co.jp/
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株式会社ホシノインパル(: HOSHINO IMPUL Co., Ltd.)は、東京都世田谷区に本社を置く、元レーシングドライバー星野一義が代表を務める日本の企業。社名の由来は英単語の「インパルス(impulse)」から。
概要

1980年6月、静岡県静岡市にて星野一義とモトクロス時代のチームメイトで義弟(星野の妹の夫[1])でもある金子豊(2015年死去)と共に設立。金子はモトクロスを辞めたあと本田技研工業を経て埼玉ダイハツ販売に勤め、トップの販売実績を持つセールスマンとなっており、星野はかねてから事業を始める時は一緒に始めたいと思い声を掛けていた。星野は金子を口説き落とし、この「社員2名」でインパルは始まった。「インパル」とは、衝撃・衝動の意味を持つ英語「インパルス(IMPULSE)」をもとに、金子が辞書で調べて提案し、星野が「インパルスだとちょっと語呂が悪いから、言いやすいようインパルにしよう」と電話での会話で決定した[2]。役職は星野が代表取締役社長、金子が営業部長(のち副社長)となった。最初は当時静岡だった星野の自宅を本社、埼玉にあった金子の自宅を東京営業所と称して始める事で決まった[3]

設立の目的は、星野がレースで必要とするパーツの開発・製造を行うと同時に、それらをレースからフィードバックして一般に販売することでレース活動の資金を得ることと、星野は当時32歳であったが、レーサーをいつか辞める時が来る、その時のためにレーシングドライバーだけでは食べていけなくなるとの考えからであった[映像 1][注釈 1]

1980年埼玉県狭山市(当時の金子の自宅)に東京営業所設立。

活動初期はホイールの企画・販売(製造は業務提携したエンケイ)を事業の柱としており、星野と金子は営業車を一台買い、その車で多忙なレース活動の合間を縫ってホイールを持参しながら北海道から九州まで地道にホイールを扱う問屋やカー用品店・ディーラーを営業活動で回っていたが、2年近く経ってもなかなか製品はヒットしなかった。アルミホイール D-01シルエット

星野と金子がビジネスの厳しさを痛感していた頃に転機が訪れる。星野自身が参戦する富士スーパーシルエットレースでのレース車両「シルビア・スーパーシルエット」にIMPULのホイールを装着し活躍。それを市販化したホイール「D-01シルエット」は、ひと月で2万本売れる大ヒット作となった[4][注釈 2][5]

1982年、東京営業所を東京都武蔵野市吉祥寺に移設[6]。「D-01シルエット」の大ヒットにより事業は軌道に乗り、星野がインパルのビジネスが成功した場合は始めたいと構想していた[注釈 3]レーシングチームの運営に着手[5]1983年4月に星野が総監督とドライバーを務め、金子が現場監督となるレーシングチームでホシノインパル関連会社となる有限会社ホシノレーシングを設立。ホシノインパルが運営母体となった(詳細は下記「ホシノレーシング」の節を参照)。

1983年9月より本社を静岡から、東京営業所のある吉祥寺からほど近い東京都三鷹市下連雀に移転[2]。同所は星野と縁深い日産の「日産厚生園 (2002年に売却)」ほど近くに位置していた。同年12月には本社に「三鷹デポ」を設立。

1984年4月、三鷹の本社にショールームをオープンさせ、星野も静岡から転居し東京が活動拠点となった[7]。商品ラインナップも増加し、星野のレース実戦でのノウハウを注ぎ込んだ独自のステアリング、主に日産車向けのエアロパーツやチューニングパーツの開発・販売を行い、スポイラー、マフラーなどチューンナップパーツの他、Tシャツやトレーナー等アパレルやキーホルダーデジタルウォッチ、ステッカー類など多彩な商品展開となった。ホシノレーシング設立以後は同ショールームに星野の駆るF2GCに参戦するレーシングマシンが置かれていたこともあった。

1988年5月、東京都世田谷区桜丘環八通り沿い)に新本社と、併設の新ショールームが完成。三鷹から同所へ本社移転が完了、ショールームも移転。これより展示販売・購入受付は世田谷で受け、ユーザー車へのパーツ取付け作業は三鷹デポで行う体制となった[8]


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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)
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