この項目では、競走馬について説明しています。クジラの硬組織については「鯨骨」をご覧ください。
ホエールボーン
品種サラブレッド
性別牡
毛色黒鹿毛
生誕1807年
死没1831年2月6日
父ワキシー
母ペネロピ
生国 イギリス
生産者第3代グラフトン公爵
馬主(1) 第3代グラフトン公爵
(2) 第4代グラフトン公爵
ホエールボーン(Whalebone、1807年 - 1831年)とは、エプソムダービー(第31回 1810年)勝ち馬である。1826, 27年英リーディングサイヤー。馬名のホエールボーンは、英語で 「ヒゲクジラのひげ」 の意味。15ハンド2分の1インチ(約154センチメートル)しかない小さな馬だったと伝えられている。
父ワキシーもエプソムダービー(第14回 1793年)勝ち馬で、1810年リーディングサイアー。ポープ、ホエールボーン、ブルーチャー、ウイスカーと4頭のダービー馬の父である。母ペネロピは18勝もした名牝・名繁殖牝馬であり、ホエールボーン、その全弟ウイスカーと2頭のダービー馬、1000ギニー馬ウィズギグWhizgigと3頭のクラシック馬を輩出した。
1831年、Ogressという牝馬と交配した際に血管を破裂させたのが元で死亡した。
本馬はメールライン(サイアーライン)上では現在に繋がるタッチストン、バードキャッチャー、現在では滅びているものの一時発展したウェイバリーやディフェンス系等の分岐点に当る。エクリプス系の内、セントサイモン系を除く全てのサラブレッドの父系祖先ということになる。本馬はY染色体に突然変異(YE3領域に1塩基の欠失)を持っていたと考えられており、子孫はY染色体ハプログループ3に属する。すなわちゲノム解析により本馬の子孫を鑑別可能である。 ホエールボーンの血統(エクリプス系/Herod3×4=18.75% Snap4×4.5=15.62% Cade5×5=6.25%)(血統表の出典)
主な産駒
サーハーキュリーズ(バードキャッチャーの父)
ディフェンス(史上2頭目のイギリスクラシック三冠馬グラディアトゥールの3代父)
ウェイバリー
ラップドッグ
スパニエル
キャロライン
キャメル(タッチストンの父)
血統表
父
Waxy
1790年 鹿毛父の父Potoooooooo
1773年 栗毛EclipseMarske
Spilletta
SportsmistressSportsman
Golden Locks
父の母Maria
1777年 鹿毛HerodTartar
Cypron
LisetteSnap
Miss Windsor
母
Penelope
1798年 黒鹿毛
(F-No.1-o)母の父Trumpator
1782年 青毛ConductorMatchem
Snap Mare
BrunetteSquirrel
Dove
母の母Prunella
1788年 鹿毛HighflyerHerod
Rachel
PromiseSnap
Julia F-No.1
外部リンク
競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ
表
話
編
歴
エプソムダービー勝ち馬
1780 ダイオメド
1781 ヤングエクリプス
1782 アサシン
1783 サルトラム
1784 サージェント