この項目では、「アメリカ国防総省の本部庁舎」について説明しています。その他の「ペンタゴン」については「ペンタゴン (曖昧さ回避)」をご覧ください。
ペンタゴン
(アメリカ国防総省本庁舎)
ポトマック川上空から俯瞰したペンタゴン(2018年)
情報
設計者ジョージ・バーグストローム
ペンタゴン(The Pentagon)は、アメリカ合衆国バージニア州にあるアメリカ国防総省の本庁舎である。ペンタゴンという言葉は英語で五角形を意味し、特徴的な建物形状に由来してそのように呼ばれている。第二次世界大戦初期に建設された。転じて、国防総省を表す換喩としてよく使われる。
2001年9月11日のアメリカ同時多発テロ事件で、ペンタゴンは標的の一つとなった。アルカーイダのハイジャック犯5人が乗るアメリカン航空77便がペンタゴンの西側に衝突し、犯人を含む乗員乗客64人全員と、ペンタゴンにいた125人の合計184人が死亡した[4]。 ペンタゴンの建築面積は約11万平方メートル、総床面積は延べ約60万平方メートルで、世界最大のオフィスビルである。そのうち34万平方メートルがオフィスとして使用されている[5][6]。中央にある面積約2万平方メートルの五角形の中庭は、核戦争の際に目標にされるだろうという想定から、冷戦時代には非公式に「グラウンド・ゼロ」(爆心地)と呼ばれていた[7]。 5つの面それぞれに入口があり、北側から時計回りに「モールテラス」(the Mall Terrace)、「リバーテラス」(the River Terrace)、「コンコース」(the Concourse)(または「メトロステーション」(Metro Station))、「サウスパーキング」(the South Parking)、「ヘリポート」(the Heliport)と呼ばれている[8]。モールエントランスのポルチコから伸びる全長180メートルのテラスは、各種セレモニーに使用される。ポトマック川を挟んでワシントンD.C.の方を向いているリバーエントランスは、高さ6メートルのポルチコが特徴的である。リバーエントランスはポトマック川の入り江に通じており、1960年代まではここからボーリング空軍基地
概要