1855年設立の「ペンシルベニア州立大学」とは異なります。
ペンシルベニア大学
ラテン語: Universitas Pennsylvaniensis
モットーLeges sine moribus vanae (Latin)
モットー (英語)Laws without morals are useless
種別私立
設立年1740年11月14日 (283年前) (1740-11-14)
創立者ベンジャミン・フランクリン
資金205億ドル (2021)
予算108億ドル
学長
ペンシルベニア大学(ペンシルベニアだいがく、ペンシルバニア大学、英: The University of Pennsylvania)とは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州、フィラデルフィアに所在する私立大学。1740年設立。略称はPenn、UPenn。
アイビー・リーグの1校で、学部課程の合格率 5.7% (2021年)と全米最難関大学の一つである[3]。米国の総合大学としては、比較的珍しく大都市に位置する都市型大学でもある。
全米で初めてUniversityと名付けられた教育機関[4]であり、学部と大学院を兼ね備えた全米初の大学でもあった。設置年度(1755年)としては全米で6番目に古いとされる[5]。また、北米で最初に医学部(1765年)、全米で最初にビジネス・スクール(1881年)を設置した大学である。
修士・博士課程を重視する研究拠点大学で36人ノーベル賞受賞者を出しているが(大学別では世界20位[6])、とりわけ「ウォートン・スクール」と呼ばれるビジネス・スクールは各種ランキングで長年にわたって第1位となっている[7]。
第45代アメリカ大統領となったドナルド・トランプなど、富裕な卒業生が多いことでも知られる[8]。世界で最も富裕な400人をリストアップしたフォーブス誌の「フォーブス400」ランキングには、ペンシルベニア大学の卒業生が2022年の時点で17人含まれ、米国内の大学としては第1位だった[8]。また保有資産が3000万ドル(約46億円)を超す富裕層となった卒業生数も、2022年の時点で7500人超と米国内の大学で第3位である[9]。
2024年時点の学部合格率は7.0%[10]、1年間の学費(教材費・生活費など含まず)は約6万6000ドル(約1千万円)と発表されている[11]。
モットーは 「良識のない法は無益である:(Leges Sine Moribus Vanae)」。 ベンジャミン・フランクリンが創設者の一人で、創立時の校名は「フィラデルフィア・アカデミー」だった。イギリス植民地の大学としてハーバード大学、ウィリアム・アンド・メアリー大学、セントジョンズ大学、イェール大学に次いで1740年に植民地議会によって設立され、アメリカ独立に先行する長い歴史を持っている。 独立宣言の9人の署名者と合衆国憲法の11人の署名者が大学創立と関連していた。 初代理事長のウィリアム・スミス
沿革
フランクリンは、イェールなどの他のコロニアル・カレッジと異なり、単に聖職者を養成する機関としてではなく、従来の古典教育と神学に加えて商業と公務のための実用教育にかなう革新的な高等教育機関の創設を提唱した。他の理事の反対で実現はしなかったが、彼の提唱した教育計画は全米初の近代的リベラルアーツ・カリキュラムであった。